中国の旧正月、春節の話を何回か取り上げました。7連休を利用して多くの中国、台湾からのお客様が有楽町にほど近い銀座にもお越しです。

 

銀座中央通の家電量販店免税店は、近くにユニクロやH&Mなどもあるために大賑わいです。観光バスが次々に到着し店内に人が入っていきます。店の前には買い物を終えた人々であふれ一瞬ここはどこだと思うほどです。

 

そして買っています。高級炊飯器。2個3個4個と積み上げています。どうやって持って帰るのでしょう?

 

調べてみると中国は世界一の米の生産国でした。ジャポニカ米も相当量生産しています。しかし米の炊き方にはあまりこだわってこなかったそうです。中国の富裕層の方々が日本で食べた米がうまいということで、では日本の炊飯器を!ということになったのでしょうか。

 

それなら日本の米もお土産に持って帰って欲しいですねぇ。ニッポン放送でも「芽ぐみ米」というおいしくて栄養価が高いお米を扱っているので、炊飯器を抱えて観光バスを待っている方々に売り込みに行こうかと思いましたよ。ちなみに20キロまでは植物検疫なしに中国国内に持ち込めるそうです。

 

株価も上がり、銀座界隈はブランド物の紙バッグをもった日本人も多く見かける・・ような気もします。まぁ景気は気からという言葉もありますからね。

 

しかしその一方で東日本大震災で被災した地域の復興はまだまだという報道もあります。ツアーやボランティアらでにぎわった仮設店舗も最近では売り上げが落ちています。

 

住宅は高台に移し、商店街の再建は津波被災区域にという計画が多く、住居と商店街が離れてしまうという問題があるのです。

 

ただでさえ人口の流失が多い被災地域です。ここににぎわいを取り戻す最善の方法をなかなか見つけられないまま4年がたとうとしています。

 

物見遊山ではないかと思うところがあるのですが、また東北に伺って見たこと聞いたことをラジオでお伝えできればと考えています。