阿木耀子さんがプロデュースと作詞、宇崎竜童さんが音楽監修と作曲を担当する「フラメンコ曽根崎心中」を観に愛媛県の内子町の芝居小屋、内子座に行ってきました。

宇崎さんは70年代に映画「曽根崎心中」で映画初出演。阿木さんは膝が悪くなるほどフラメンコにのめり込んだ時期がありました。

だからという単純な理由ではないのでしょうが、このお二人でなければ無し得ないフラメンコと曽根崎心中の融合でした。

お初は鍵田真由美さん、徳兵衛は佐藤浩希さんという、フラメンコ界のトップが演じます。

内子座は大正時代から続く歴史的建造物。その舞台で和の衣装でフラメンコの情熱的な踊りが展開する。フラメンコをこんなに間近で観たことのない私は、舞台に激しく打ちつけられるダンサーの足元ばかりを見てしまいました。

今はロマと言うようになったジプシーの人々が、差別され迫害される事への怒りと憤りと哀しみから生まれたというフラメンコ。

思うがままにならなず悲劇的な最後をむかえる男女の中を表現するのに相応しいものだと痛感しました。

東京でも来年4月に新国立劇場での公演があるようです。

宇崎さん阿木さん鍵田さん佐藤さんには番組で改めて話を伺ってみたいですねぇ。