小堺一機と渡辺美里のスーパーオフショット

2018.11.14

座ってお話しする落語!その理由は?

今月お迎えしているのは、落語家 立川志らくさん。

さて、最近では若い方にも人気の落語は、
座ってしゃべるというスタイルも独特ですよね。
これは落語というのが、「想像力をかきたてる芸能」だから!なんだそう。

例えば、舞台に立った状態で「走る」という状況を説明しようとすると
必然的に「走る真似」をしなければいけないところを
落語では「タタタタ・・・と走る」といえば成立します。
つまり、しゃべるほうが不自由(な状態)になって語ることで、それを見る、聴く人の
想像力をかきたてる・・・というわけなんですね。

そんな落語には昔から伝わる「古典落語」があります。
ですが、そんな古典落語もお客さんによっては、「志らくさんの○○が好き」というように
その好みはそれぞれ。
しかし志らくさんは、「古典落語は、もちろん大事、しっかり守らなければいけない、だけど
守るだけだと、いずれ落語が崩壊する。時代ごとにあたらしいテイストを盛り込んでアレンジしていくべき」そう。
しかしこのアレンジが実に難しい!
「古典落語」の守らなければならないところ、アレンジしてもいい所の見極めなど
「まさに落語家のセンスが問われるところで、アレンジしすぎない、その匙加減が難しいんだそう。

そして、最近若手の落語家が志らくさんたちの落語を見て、古典落語を変えている状況について
「自分たちの(志らくさんたち)の真似をするのではなく、ちゃんと昔の名人のもの、基本を学ばなければ、「形無し」になってしまう。」
という言葉がすごく印象的でした。

基本を学ぶ!どんな事にも言えることかもしれませんね!

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  • 小堺一機(こさかい かずき)
    小堺一機(こさかい かずき)
    小堺一機(こさかい かずき)

    小堺一機(こさかい かずき)

    1956年生まれ。千葉県出身。
    1977年、TBSテレビ「ぎんざNOW」の「素人コメディアン道場」チャンピオンをきっかけに芸能界入り。
    長年司会を務めたテレビ番組で“お昼の顔”として人気を博す。ドラマや舞台でも活躍中。

  • 渡辺 美里(わたなべ みさと)
    渡辺 美里(わたなべ みさと)
    渡辺 美里(わたなべ みさと)

    渡辺 美里(わたなべ みさと)

    1966年生まれ。京都府出身。
    シングル「My Revolution」がオリコン1位に輝き、女性ソロシンガー初のスタジアム公演を行うなど女性ロックシンガーブームを牽引。
    2006年からは毎年「美里祭り」と題して様々な都市でライブを開催している。