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交通環境を整備しろ!最新信号機事情!

更新日:9月18日
今日は、信号機の最新事情について、
垣花アナウンサーがレポートしました。

青なら進め、赤なら停まれ。普段の生活の中で、当たり前のように
馴染んでいる信号ですが、実はこの信号機も、どんどん進化を
遂げていることをご存知でしょうか。

○信号機は道路交通の要。どこかへ遊びに行くのも、仕事をするのも、
今やクルマなしでは出来ませんし、歩行者の安全を守るためにも
信号機は重要な役目を果たしています。
○しかもこれから先、車社会がどんどん発展していって、さらに
交通量が増えることになれば、「どのように交通渋滞を緩和するか」、
また「交通事故をいかに減少させるか」は、大きな課題…。
○「信号機の進化」は、そんな車社会の未来にとって、必要不可欠です。
今日はそんな「信号機」の進化についてレポートしたいと思います。

★まず交通渋滞の緩和などを目指して導入されているのが、
「公共車両優先システム」(PTPS)。

○これは、バスなどの公共車両を優先的に通行できるように支援する
システムで、路線バスを時間通りに走らせることで、利便性を確保。
普段、マイカーで通勤している人がバスを利用しやすい状況を作り、
交通渋滞を緩和しようというシステムです。
○どのようなシステムかと言いますと、単純に言うと、バスが
なるべく信号で停止しないように、「バス優先信号」を設置し、
自動的に信号の制御を行うというもの。
○まず、バスには光ビーコンという双方向通信が可能な機械を設置。
そして「バス優先信号」には、信号機制御装置が設置されます。
○この2つが設置された状態になると、バスに搭載された機械から
「今から交差点に接近しますよ」という情報が信号機に向けて
発信されます。
○すると、この情報を受け取った信号機が、青信号である時間を
延長したり、赤信号である時間を短縮したりして、バスが円滑に
通行できるように信号機を制御してくれるんです。

○これにより、バスが定期的に時間通りに運行することが可能になり、
渋滞緩和に役立つというわけです。
○導入にあたっては、バス専用レーンの設置などと組み合わせて
導入される場合が多いんですが、現在、大阪府や岐阜県などで
利用が始まっていて、高い効果をあげているそうです。
※特にバス事業者の方々からは、導入を促進して欲しいとの声が
多く寄せられているそうです。

★次に紹介するのは、排気ガスによる大気汚染などを軽減し、
地球温暖化を防止しようという画期的な交通システム、
「交通公害低減システム」(EPMS)。

○これはクルマから出る排気ガス(二酸化炭素)を抑制することで、
道路交通が原因となる公害を少なくしようというシステム。
○信号機を制御して、自動車の走る速度を一定に保つことで、
無駄な排気ガスの放出を抑えたり、無駄な騒音を減らしたり…
環境にやさしい運転を実現させるものです。
○具体的なシステムとしては、信号機付近に、渋滞状況や
二酸化炭素の量を検知する機械を設置。
そこから「これは制御した方がいいんじゃないか…」という
情報が交通管制センターに送られて、信号の赤信号の時間を
短くするなど、スムーズに運転できるように信号の制御を行います。
○また信号の制御だけでなく、迂回誘導や流入制御などを行い、
道路が渋滞しないように、ドライバーに情報を発信します。
○現在、神奈川県や静岡県の幹線道路ではすでに導入されていて、
環境にやさしい道路交通の実現を目指しています。

★次はいろいろと問題になっている救急車両を円滑に走行させる為に
導入が図られているシステム、「現場急行支援システム」(FAST)。
○救急車や消防車などが、交通渋滞の為に、現場に到着するのが
遅れてしまう…というニュースが数多く報告されていますが、
このシステムは、その状況を打破する為に生まれたシステム。
○システムとしては、先程お話した「公共車両優先システム」と
似ています。このシステムでも、救急車などの緊急車両に通信機を
設置。道路に設置された光ビーコンという機械が「緊急車両が通る」
という情報を検知すると、交通管制センターが情報を受信。
信号を制御して、緊急車両を優先的に通行させます。

○このシステムは、特に緊急車両の出動回数が多い地区などに
導入されていて、緊急車両を現場に早く到着させることで、
早期対応を可能にします。
また緊急車両が急いで走っているときは、交差点などで接触事故が
起こる可能性もあるので、このシステムで信号を制御することで、
そのような事故の防止にも役立つとされています。
○対象となるのは、救急車、パトカー、血液輸送車などで、
現在、試験的な導入も含めて、大阪など各地で導入されています。

★次は、特に歩行者に対しての安全を確保するためのシステム、
「歩行者等支援情報通信システム」(PICS)。

○このシステムは、信号のある交差点に設置された光通信装置が、
歩行者の持っている携帯端末に、その交差点の状況や、
「信号が赤なのか青なのか」などの情報を音声や文字情報で
伝えるというシステム。
○例えば、「ここは○○交差点です」と位置情報を伝えたり、
「信号が青になりました」と教えてくれたり…という感じです。
○また、目的地まで段差は少ない歩行ルートを画像や文字情報で
案内してくれるので、高齢者や障害のある方にとっては、
安全な歩行が可能になるシステムでもあります。
○現在、福島県などではすでに導入をされていて、全国的にも
このシステムの導入が進められています。
○今後、高齢化社会を迎えるにあたって、交通事故の件数は
増加していく…とも言われていますので、このようなシステムが
導入されることで、安全が確保されるのは大切なことですね。

★そして最後にご紹介するのが…名前だけでもすごそうです…。
「プロファイル信号制御システム」。

○これがどういうシステムなのか、紹介しますと…
従来の信号というのは、交差点に設置された車両感知器が感知した
過去のデータをもとに、「もう少し青の時間を長くしよう」とか、
「赤信号を短くしよう」という信号の制御を行っていたので、
どうしてもタイムラグが生じていました。
○それが、この「プロファイル信号制御」では、周辺交差点の信号にも
データをとるための機械を設置。従来の情報に周辺交差点の情報も
加えることで、事前に「何台の車が次の交差点に流入するのか」、
何分後、何秒後に車がやってくるのか」をプロファイリング。
次の交差点の信号を制御して、通行を円滑にしてくれます。
○このシステムを使えば、事前に道路状況を信号で制御することが
可能になるので、時間帯によって交通量が大きく変動する地域など、
リアルタイムの情報が必要な道路では非常に重宝されます。
○まだ本格導入はされていませんが、警察庁では、今年度に
試験的に導入して、そのデータをもとに導入を検討していきたいと
しています。

私たちが普段、当たり前のように接している信号ですが、
そこにはいろいろな進化が図られています。
信号が進化することで、安全な交通環境が整うことに期待します。
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