映画界の“破壊王”が再び地球を破壊する!『インデペンデンス・デイ:リサージェンス』 しゃベルシネマ【第33回】

さぁ、開演のベルが鳴りました。
支配人の八雲ふみねです。
シネマアナリストの八雲ふみねが、観ると誰かにしゃベリたくなるような映画たちをご紹介する「しゃベルシネマ」。

突然ですが20年前、あなたは何をしていましたか?
この20年で私たちの生活を取り巻く環境、ことにデジタル技術は大きな発展を遂げています。
そんな革新的な変化を遂げた『インデペンデンス・デイ』の続編が、いよいよ明日、日本上陸。
そこで今回の「しゃベルシネマ」では、『インデペンデンス・デイ:リサージェンス』の全貌を掘り起こします。

エイリアンが再び地球襲来!そのとき人類は…。
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エイリアンによる地球侵略から20年後。
およそ30億人の命を失いながらも勝利をおさめた人類は、さらなる襲撃に備えようと、エイリアンが残した技術を利用して防衛システムを構築。
2016年7月、アメリカ全土を覆うような大きさの宇宙船が出現。
再び地球を目標に襲来したエイリアンの兵力は、想像を絶するものへと進化しており、ニューヨーク、ロンドン、パリと、次々と都市を破壊する。
人類は為す術もなく、再び絶滅の危機を迎える。

02
地球に攻めてきた侵略者と人類の激突を描いたSF大作『インデペンデンス・デイ』の続編。
前述のとおり、舞台となっているのは2016年7月。
そう、フィクションとは言え、私たちが生活している現在なんです!
それだけでも「遠い世界のSF映画」とアグラをかいてはいられない、リアリティを感じます。
監督は前作も手がけたディザスター映画の巨匠、ローランド・エメリッヒ。
主人公・戦闘パイロットのジェイクを演じるのは、『ハンガー・ゲーム』シリーズでおなじみのリアム・ヘムズワース。
ジェイクの恋人でホイットモア元大統領の娘・パトリシアを演じるのはマイカ・モンロー。
新加入したキャストだけでなく、ビル・プルマン、ジェフ・ゴールドブラムらが前作から続投しているのは嬉しいところ。
壮大な物語と圧倒的な映像技術に息をのむ、映画館の大スクリーンでこそ体感したい作品となっています。

観る前?観た後? どっちでもいいから、前作と見比べて!!!
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その映像技術については、これから映画を観る人を捕まえてでも語りたいトコロ。
これはですね、本作を観る前でも観た後でもいいので、是非、前作と見比べていただきたい!

当時の最先端のデジタル技術を駆使して制作された前作『インデペンデス・デイ』が公開されたのは、1996年。
ダイナミックな映像は世界中の観客の度肝を抜き、あのスティーブン・スピルバーグ監督に「お金を払って観たい映画」とまで言わしめ、第69回アカデミー視覚効果賞を受賞。
あれから20年、VFX技術の進化は目を見張るものがあります。
ローランド・エメリッヒ監督も「あの当時やれなかったことを今ならやれる」とVFX映像技術の進歩について語っており、その進化が『インデペンデンス・デイ』続編の製作を決意するきっかけになったとのこと。
エメリッヒ監督の頭の中にはあっても実現出来なかった構想が本作では形となっており、そのクオリティは特筆もの。
同時に、人類がもたらしたテクノロジーの進化に酔いしれずにはいられません。

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…とは言え、前作が決して劣っているというわけではありません。
CG技術とミニチュア模型を融合して撮影された数々のスペクタクル・シーンは、いま観ても圧巻の映像。
もちろん、当時も最新のデジタル・コンピューター技術が多く使われました。
しかし都市や飛行機、宇宙船の模型を作って撮影する…という伝統的な方法も多用され、ホワイトハウス、自由の女神像、エンパイア・ステートビル、F-18型戦闘機などなど、さまざまな模型を撮影用に制作。
その数は、通常のディザスター映画3本分に匹敵したとか。
このような模型を駆使した撮影シーンは、迫力と共にとても味わい深いものがあり、実際に炎を上げて模型を燃やしたり爆破させたりしているので、CGでは再現しがたい迫力があります。
むしろ「これが模型撮影?!」と驚愕するほどのクオリティで、クリエイターの知恵の結集に目を見張るものがありますよ。

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ところで、劇中に個人的にとても興味深いストーリー設定がありました。
今作の冒頭では、前回の攻撃の影響で、地球上の全人口の半分にあたる人々が亡くなった…ということになっています。
その後人類は、宗教や人種に関係なく、絆を育んで生活しています。
世界のどこかで紛争が頻発している現代、もしも地球外生物が地球を侵略してきたら…。
国や民族の違いに関係なく、協力し合って地球を守る!しか、選択肢はないですよね?。
映画界の“破壊王”ローランド・エメリッヒが、本当に”破壊”したいものは何なのか。
そんな風に考えると、この映画の捉え方も少し変わってくるかもしれません。

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2016年7月9日からTOHOシネマズ スカラ座ほか全国ロードショー
監督:ローランド・エメリッヒ
出演:リアム・ヘムズワース、ジェフ・ゴールドブラム、ビル・プルマン、マイカ・モンロー、ジェシー・アッシャー ほか
c2016 Twentieth Century Fox Film Corporation All Rights Reserved.
公式サイト http://www.foxmovies-jp.com/idr/

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