西武の新4番打者・山川「去年の成績は、当たり前のように超えていきたい」

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山川穂高 西武 トス 打撃

【プロ野球西武練習】トス打撃を行う西武の山川穂高=2018年3月29日札幌市豊平区の札幌ドーム 写真提供:産経新聞社

昨日もオリックスを3タテ。チーム27年ぶりとなる、怒濤の開幕8連勝で首位をばく進するライオンズ。「おかわり君」こと中村をはじめ、元ホームラン王のメヒア、浅村、森友など、ホームランバッターがズラリと並ぶ強力打線の中で、開幕戦から8試合、ずっと4番を務めているのが、プロ5年目の山川穂高選手です。

昨日もリードされている場面で、反撃の口火を切るヒットを打つなど2安打。8試合で、打率3割7分9厘、ホームラン3本、9打点と、主砲として申し分ない活躍を見せ、バットでチームを牽引しています。

山川は2013年、富士大学からドラフト2位で西武に入団。このときすでに体重が100キロ以上あり、中村と体型が似ていることから「おかわり2世」と呼ばれました。入団1年目・2年目はなかなか出場機会に恵まれませんでしたが、3年目の2016年は、後半戦に出場のチャンスをもらうと、49試合でなんと14本のホームランを固め打ちして、注目を浴びました。

「じゃあ、開幕からずっと出たら、いったい何本打つんだ?」

と期待された4年目の去年は、開幕から出遅れましたが、メヒアが不振に陥ると、7月下旬からスタメンに座って活躍。チームの13連勝に貢献します。

さらに夏場、中村が腰の張りで離脱すると、代わって4番に座り、8月は9本、9月・10月は合わせて10本とホームランを量産。2ヵ月連続で月間MVPに輝き、西武が2位に躍進する原動力となりました。

78試合の出場で、23本。「山川がフルで出ていれば優勝していたかも」と思うのがファン心理ですが、それは本人がいちばん感じています。

「去年の成績は、当たり前のように超えていきたい。優勝を第一目標に置いて、開幕から、去年の夏以降の状態でいけるようにしたい」

と、キャンプインから気合を入れて臨んだ今シーズン。

「最初に4番を打った時は、中村さんが2軍にいましたが、今はフルメンバーが揃っている中で4番。光栄だし、中村さんのことはめちゃくちゃ意識します。『毎試合、4番を勝ち取る』というイメージで試合に臨んでいます」

……こういう競争意識が、チームの快進撃につながっているのではないでしょうか。今年は何本打つか、期待しましょう!

4月9日 飯田浩司のOK! Cozy up!「スポーツアナザーストーリー」

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