ニートをレンタルできる? 最新のレンタル事情

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ニートをレンタルできる? 最新のレンタル事情

「垣花正 あなたとハッピー!」(4月5日放送)にて、垣花アナウンサーがタレントの勝俣州和をゲストに、『あれもこれも!?レンタル最新事情~!』と題してお届けした。

最近、エコや節約意識の高まりと共に、極力「物は所有せずに、利用する」。そんな「レンタルの時代」になっている。今やスーツまでもレンタル出来る時代。スーツレンタルを行っている企業は、いくつかある。

例えば、あの「スーツのAOKI」でおなじみのAOKIも、今月30日から、ビジネスウェアの定額制レンタルサービスを開始する。AOKIのスタイリストチームが、ユーザーにあわせて選んだスーツ、シャツ、ネクタイのフルセットを毎月届けてくれるサービスで、月額7800円から利用できる。

また、モノではなく、自分のスキルを貸すユニークなサービスもある。「ココナラ」という個人のスキルを売り買いするサイトに登録すれば、「メイク術」「作詞・作曲」「占い」など様々なスキルを売ったり、買ったりすることができる。。

さらに変わったところでは、「遊ぶ友達がいない」「話し相手がいない」といった悩みを持つ方のための、「レンタルニート」というサービスがある。こちらは、ニートが有り余る時間を使って、利用者と一緒に遊んでくれるというサービス。料金は、1時間1000円!食事やお酒の相手に、はたまたゲームの対戦相手など、様々なことをして遊んでくれる。少し前に「レンタル彼氏・彼女」や「おっさんレンタル」などが話題になったが、ついにあの「ニート」までもレンタル出来る時代になったのだ。

さて、このようなレンタルサービスは、いつから始まったのか?その歴史について調べてみたところ、企業レベルでのレンタル業の始まりとされるのは、今から131年前の1887年。電話機を発明したグラハム・ベルが電話会社を設立し、ユーザーに有料で電話機を貸し出したのが、最初と言われている。

しかし、日本では、それより前の江戸時代において、すでに庶民レベルでは、様々な物をレンタルしていたという。多くの庶民がモノを所有することはせず、生活に必要な物は、レンタルで賄うのが普通だった。当時、損料屋と呼ばれるレンタル業者がおり、衣料品、布団、蚊帳、食器、冠婚葬祭具、雨具、道具、家具、畳、大八車などのほか、なんと下着の「ふんどし」までもレンタルするのが当たり前だったとか!

なぜ「ふんどし」までもレンタルしていたのかと言うと江戸時代、ふんどしは高価なものだったため。当時ごく一般的なふんどしの値段は250文で、現代の貨幣価値になおすと5000円ほど。パンツに1枚5000円と考えるとかなりの値段であり、レンタルするのが一般的だったという。

歴史を紐解くと、レンタルの時代になったのではなく、現代の生活スタイルが江戸時代のスタイルに戻りつつあるだけなのかもしれない。

垣花正 あなたとハッピー!
FM93AM1242 ニッポン放送 月~金 8:00~11:30

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ふつーの男・沖縄県宮古島出身の垣花正がお届けする、ニッポン放送が自信と不安をもってお送りする朝のワイド番組!レギュラー・ゲストとのコンビネーションもバッチリ!今の話題をハッピーにお届けしていきます!

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