バングラデシュ【上柳昌彦ラジオの人】

ラジオリビングで「ひんやり敷きパッド」や「冷風扇」を紹介した際、「今年の夏は暑いですよぉ」「気温が上がると品薄になるので早めのご購入を」などと散々申し上げましたが、すいません!こんなに暑くなるとは思いませんでしたぁ。

さて、バングラデシュで悲惨なテロが発生してしまいました。襲撃されたレストランの映像を観ると非常におしゃれな場所であることがわかります。

私の世代でバングラデシュと聞くと、ジョージ・ハリスンが1971年の夏にマジソンスクエア―ガーデンで主催した「バングラデシュ難民救済コンサート」とその模様を収録したライブ・アルバムを思い出す方も多いでしょう。

当時、政治的にも経済的にも不安的な状態だった東パキスタンが独立戦争を経てバングラデシュという国になりました。しかし内戦やサイクロンなどの自然災害も重なり大量の難民が発生し、栄養失調で命を落とす幼子も多いことが日本でも報道されました。

私が難民と言う言葉を知ったもの、ジョージ・ハリスンが呼びかけエリック・クラプトンやボブ・ディラン、リンゴ・スターが参加したこのチャリティーコンサートの影響だったのかもしれません。

あれから45年、バングラデシュの人口は日本を超えて1億5900万人。首都ダッカは東京都より多い1464万人という超人口過密都市になっていますが、洪水などの自然災害や不安定な政治の影響もあって最貧国からが脱することができず、世界各国から経済的な援助を受け続けています。

そのような国の首都の交通渋滞の解消やインフラの整備、また水道網の確立のためにJICA関連のコンサルト会社の日本人が滞在しています。

そういったバングラデシュのために働く方々が今回テロの犠牲者になってしまいました。

「あさぼらけ」ではアルバムからジョージ・ハリスンの「バングラデシュ」をオンエアーしました。

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「バングラデシュの人々を救おう」と繰り返しジョージがシャウトする曲を聴きながら、この45年で私たちは多くの便利さを享受しながらも、進歩と言うものは全くしていないと思わざるをえませんでした。

(上柳昌彦アナウンサー「ラジオの人」/7月4日更新「バングラデシュ」より)