昼から思いっきり呑める列車!「越乃Shu*Kuraの旅」②~「利き酒セット」(1,000円)&「鯛茶漬け」(500円) 【ライター望月の駅弁膝栗毛】

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新潟県内で週末を中心に運行されているJR東日本新潟支社の観光列車「越乃Shu*Kura(こしの・シュクラ)」。
「新潟の地酒」をメインテーマとした”大人の”観光列車です。
実はこの列車、走るルートが3つあります。

①北陸新幹線・上越妙高発着、長岡経由、飯山線・十日町までのルート(「越乃Shu*Kura」)。
②北陸新幹線・上越妙高発着、長岡経由、上越線・越後湯沢までのルート(「ゆざわShu*Kura」)。
③北陸新幹線・上越妙高発着、長岡経由、信越本線・新潟までのルート(「柳都(りゅうと)Shu*Kura」)。

このうち1つ目の「越乃Shu*Kura」が基本ルートです。

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そんな「越乃Shu*Kura」の2号車にあるのが、この列車の最重要スポット・サービスカウンター「蔵守~Kuramori~」です。
ココでは、列車おススメの「新潟の地酒」やつまみを販売しています。
特に指定席券のみで乗車している3号車の利用者は、ココでお酒を買わないことには「越乃Shu*Kura」に乗った意味がないというもの。
買ったお酒は2号車の酒樽をイメージしたスタンディングテーブルでいただいたり、自分の席に戻っていただいてもOK。
直江津の駅弁や列車オリジナルグッズの販売もあり、「Suica」をはじめとした鉄道系電子マネーでの決済が便利です。

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3号車の座席の前ポケットにも、この日の「地酒」のラインナップが・・・。
5種類の「地酒」をまとめて頼むと、ちょうど「1,000円」という価格設定です。
カウンターには飲み比べセット(2,000円・鮭の焼漬付)もありますが、様々な種類を飲みたい場合はコチラのほうがお得かも。

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今回は5銘柄の「利き酒セット」をまとめてお願いしました。
注文すると、目の前でお猪口にお酒を注いでくれます。
こういった所を見せていただけるだけでも、テンションは上がりますよね。

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さあ、5つの地酒が揃いましたよ!

①菊水 本醸造「菊水の辛口」(新発田市・菊水酒造、100円)
②吉乃川 吟醸「極上吉乃川」(長岡市・吉乃川、200円)
③長者盛 純米吟醸「越の寒中梅」(小千谷市・新潟銘醸、200円)
姫の井 雪中貯蔵 かめぐち酒(柏崎市・石塚酒造、200円)
越乃雪月花 純米大吟醸(上越市・妙高酒造、300円)

「越乃Shu*Kura」が走る沿線を中心に、新潟県上・中・下越のバランスもしっかり。
お盆にも銘柄が記されており、その上にお猪口を置いてくれるので、お酒の薀蓄を確認しながらいただくことが出来ます。

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窓側の席へ移って、さっそくいただきましょう。
つまみはやっぱり「ホテルハイマート」の「するてん」(単品・300円)をチョイス。
なんたって上越妙高駅から乗り込む訳ですから新潟・上越地方のソウルフード、味わいは駅弁バージョンと勿論同じです。
ちなみに車内を見回すと「野菜スティック(沿線の野菜使用、300円)」をチョイスしている人も。
他には「炙り〆鯖」「鮭三兄弟(切り身、ハラス、いくら)」「メギス一夜干し」などラインナップでした。

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越乃Shu*Kura」は上越妙高を出ると、高田、直江津と停車。
およそ15分にわたって高田平野の田園風景の中を走り抜けていきます。
今年も青々と育ってきた稲を眺めながら、夏の青空と白い雲が日本酒に映えます。
この夏の太陽が育んでくれた恵みをギュッと凝縮したものが「新潟の地酒」。
新潟の大地と職人さんの技に「感謝」です!

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直江津からは、えちごトキめき鉄道からJR信越本線に入って日本海沿いを柏崎へ・・・。
それまでの山の風景とうって変わって、真っ青な日本海を眺めながらの一杯が楽しめます。
今回、乗車したのは「金曜日」。
越乃Shu*Kura」は金曜日にも運行されることが多く、比較的空いているので一番ねらい目なのです!
平日の昼間から優雅に美味い酒を呑める列車なんて・・・たまりませんね!!

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日本海に別れを告げて、内陸部に入ってくると「柏崎」。
さっきからカウンターに見える「鯛茶漬け」の案内が気になっているんですよね・・・。
しかも「柏崎名物」とありますし・・・。

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我慢できず、〆の茶漬けとして「鯛茶漬け」(500円)を頼んじゃいました!
実は新潟・柏崎は、鯛の漁獲高が日本海沿岸ではトップクラスのなんだそうです。
特に海水浴場のある笠島沖には鯛の産卵場があって、近くのお店などでは古くから鯛料理が出されていたといいます。
そこで数年前から鯛料理を名物にしようと取り組みが行われていて「鯛茶漬け」は全国のどんぶり選手権などにも出場。
「鯛茶漬け」は知る人ぞ知る柏崎の名物料理なのです。

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ほろ酔い気分になった体に、だしが効いた「鯛茶漬け」は沁みますね~。
前回ご紹介の「おにぎり」〆もいいけど、茶漬けの〆も捨てがたい。
金曜日に有休を取って一杯やるか、金曜夕方出勤の方なら一杯やって、東京までに酔いをさましてから出勤なんてのもアリかも!?
東京7:52発「はくたか553号」~上越妙高10:02発「越乃Shu*Kura」~長岡11:42発「とき318号」と乗り継げば東京13:28着。
2つの新幹線をサクサク使って、5時間半のプチトリップなんてのも面白いかもしれません。

 

「駅弁」食べ歩き15年の放送作家が「1日1駅弁」ひたすら紹介!
「ライター望月の駅弁膝栗毛」
(取材・文:望月崇史)

【ごあいさつ】
はじめまして、放送作家の望月崇史(もちづき・たかふみ)と申します。
ニッポン放送には、昔の有楽町の社屋の頃から、かれこれ20年お世話になっています。
最近では、月~木・深夜24時からの「ミュ~コミ+プラス」で放送された、
ルートハンター」のコーナーに、5年ほど出演させていただきました。

そんな私がライフワークとしているのが「駅弁」の食べ歩き。
1年間に食べる「駅弁」の数は多い年でのべ500個。
通算でも4500個を超えているものと思います。
きっかけとなったのも、実はニッポン放送の番組。
2002年~05年に放送された「井筒和幸の土曜ニュースアドベンチャー」の
番組ウェブサイトで「ライター望月の駅弁膝栗毛」を連載することになり、
本格的に「全国の駅弁をひたすら食べまくる生活」に入りました。
以来、私自身のサイトや、近年は「ライター望月の駅弁いい気分」というブログで
「1日1駅弁」を基本に「駅弁」の紹介を続けています。
”駅弁生活15年目”、縁あってニッポン放送のサイトで連載させていただくことになりました。
3つの原則で「駅弁」の紹介をしていきたいと思います。

①1日1駅弁
②駅弁は現地購入
③駅弁のある「旅」も紹介

「1日1駅弁」ですので、日によって情報の濃淡はありますが、
出来るだけ旬の駅弁と鉄道旅の魅力をアップしていきますので、
ゆるりとお付き合い下さい。

【プロフィール】

望月崇史(もちづき・たかふみ)望月

1975年12月8日静岡県生まれ。
早稲田大学在学中から、ニッポン放送で放送作家に。
卒業後の2002年「井筒和幸の土曜ニュースアドベンチャー」の番組サイトで始めた
ライター望月の駅弁膝栗毛」をきっかけに、全国の駅弁食べ歩きをスタート。
以来およそ15年、ひたすら鉄道に乗り、駅弁を食して温泉に入る生活を送る。
1日1駅弁のウェブ紹介を日課とし、これまでに食べた駅弁は4500個以上。
ニッポン放送「ミュ~コミ・プラス」ルートハンター、鉄道特番などにも出演。
丸の内朝大学・温泉クラスの講師も務める。