スイカを叩いた時の振動音から生まれた新しい楽器「ポリゴノーラ」 【本仮屋ユイカ 笑顔のココロエ】

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こんにちは本仮屋ユイカです。毎日を楽しく過ごすための秘訣やヒントをお伝えしていく笑顔のココロエ。注目ワードや雑学を紹介するココロエ版「は・び・ふ・へ・ほ」です。

今日はある楽器のお話。
日本生まれの新しい打楽器、その名もポリゴノーラ。叩くのは、金属から成る薄い円盤の数々です。

音は円盤の大きさによって違って低い音は大きな円盤から、高い音は小さな円盤から出ることから大きさの違う円盤をずらりと並べて順に叩くと美しい音階が聴こえてくるというわけです。

ちなみに、このポリゴノーラによる音階は従来のドレミとは違うため、五線譜には書けない。
だからこそ新しい音の組み合わせが期待できるといいます。

そんな新しい楽器を生み出したのは、生物振動研究所の代表で広島大学にも籍を置く櫻井直樹教授。誕生のきっかけとなったのは、なんと、スイカの研究だそうです。

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スイカが熟すのを確かめるためにスイカを叩いた時の振動音を人間に聴こえる音にしたところ、インドネシアのガムラン音楽のようだと気づき楽器になると思いつたとのことです。


【動画】有限会社 生物振動研究所HPより

<本仮屋さんの感想>

まず、今日の感想を「は・ひ・ふ・へ・ほ」で言うと、「へえ~」。あのスイカを叩く「コンコン」が楽器になるなんて…。良く思いついたなあ~。

しかも、さっき聴いてみたのですが、不思議な感じです。あのインドネシアとかで激しくガムラン楽器を叩いているあの金属音なんだけど、でもやはり和風です。雅楽とかの後ろに鳴っていてもいいような感じです。音色というか音楽というか…何と言ったらいいのだろう。しかも五線譜に書けないということは、どうやって残しているのだろう。演奏の再現はどうするのでしょうか。

考えてみるとピアノのドレミファソレシドの間にも音はいっぱいあるじゃないですか、打楽器だとそれが表現できるらしい。

二次元音階というらしいのですが…。ちょっとわからない(笑)。とにかく不思議だけど安らぐような…そんな音楽です。
この演奏を聴けるチャンスが関西であります。7月22日~24日神戸にある海外移住と文化の交流センターでイベントを開催するそうです。

今日学んだのは、日本生まれの新しい楽器ポリゴノーラでした。

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ポリゴノーラ〜植物から生まれた音階を実現する楽器
展示(入場無料):2016年7月22日(金)12:00~19:00 、23日(土)10:00~19:00
レクチャー・パフォーマンス: 2016年7月24日(日)14:30〜17:00 ※14:00開場
講師:櫻井直樹(生物振動研究所)
出演:鈴木昭男(ポリゴノーラ)、志村哲(尺八)、桜井真樹子(歌舞)
料金:予約2,500円、当日3,000円、高・大学生・障害者1,500円、小中学生無料(未就学時の入場はご遠慮ください)
会場: KOBE STUDIO Y3 (〒650-0003 神戸市中央区山本通3-19-8 海外移住と文化の交流センター内 5階ホール)
*詳細は以下のホームページをご覧下さい。
有限会社 生物振動研究所 : http://oto-circle.jp/
KOBE STUDIO Y3 : http://www.cap-kobe.com/kobe_studio_y3/?p=1253

(2016/6/28 放送分より)

『太田胃散プレゼンツ 本仮屋ユイカ 笑顔のココロエ』
毎週月曜~金曜 ニッポン放送15:36~ ABCラジオ14:54~

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