酒好きにはたまらない!「越乃Shu*Kuraの旅」①~直江津駅「するてん」(1,050円) 【ライター望月の駅弁膝栗毛】

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北陸新幹線「はくたか553号」からのお客さんが続々とやって来る、週末朝10時前のえちごトキめき鉄道・上越妙高駅。
お客さんが吸い込まれていくのは、「藍下黒(あいしたぐろ)」と呼ばれる深い青色をした3両編成のキハ40・48形気動車。
この列車は、JR東日本新潟支社が走らせている観光列車「越乃Shu*Kura(こしの・シュクラ)」です。
上越妙高を10:02に発って、直江津から信越本線に入り柏崎、長岡を経由、上越線~飯山線に乗り入れて十日町へ・・・。
今回は上越妙高から途中の長岡まで、およそ1時間半の旅を楽しみました。

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「越乃Shu*Kura」は2014年のゴールデンウィークから週末を中心に運行されている「酒」をテーマにした全車指定席の観光列車。
ネーミングも”越後の酒蔵”をイメージ、米どころ&酒どころ「新潟」らしい列車です。
車内では新潟の地酒や地元の食材にこだわったつまみに加え、ミュージシャンによる生演奏などが楽しめるのがウリ。
なお、この1号車では始発の上越妙高駅でNREのアテンダントさんが迎えてくれます。
1号車はJR東日本「びゅう」の旅行商品として販売されており、原則2名以上の利用となっています。

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そんな1号車をちょこっとのぞいてみますと、3タイプの座席が並んでいました。
手前右手、窓の方を向いた座席は「展望ペアシート」で、大きな窓に2人分の座席が並びます。
手前左手、1段高い位置に設置された座席はパーティションで2人ごとに区切られた「くつろぎペアシート」。
その奥には4人掛けの「らくらくボックスシート」、定員は全部で34名です。
1号車の旅行商品には「Shu*Kuraオリジナルメニュー(酒と食事)」などがセットで付いています。

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一方3号車はJR東日本の観光列車では標準的な1列に大きめの窓1つ、シートピッチの広いリクライニングシートが並びます。
左右2人掛け、全9列の計36席があり、先頭部分にはフリースペースも・・・。
「越乃Shu*Kura」は快速列車としての運行ですので、3号車は運賃に指定席券(520円)の追加で1人から乗車可能です。
指定席券などは、全国の「みどりの窓口」やJR東日本「えきねっと」などで気軽に予約、購入することが出来ます。
なお、日本海側となる座席は「D席」ですので、窓口で買う際は「指名買い」してみるのがいいかも。

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主に3号車のお客さんが、乗車すると真っ先に向かうのが「2号車」。
実はこの2号車に「酒」を販売するサービスカウンター(売店)「蔵守~Kuramori~」があります。
2号車には酒樽をイメージしたスタンディングテーブルがあり、海側の窓枠付近にも小さなテーブルがあります。
ちょっとしたスタンディングバーのような車両なのです。
入線時から営業を開始しているので、リピーターとみられる人の中には発車前から注文して、1杯始めている人も・・・。

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もちろん、車内でも駅弁などは購入できますが、実は「酒好き」のための駅弁も・・・。
上越妙高駅で駅弁を購入する場合は、新幹線改札前に見える「駅弁山崎屋(やまざきや)」へ直行しましょう!
コチラは直江津駅弁「ホテルハイマート」が北陸新幹線開業に合わせて、上越妙高駅に開いたお店です。
「山崎屋」の屋号はハイマートの前身「山崎屋旅館」に由来しています。
多少時間があれば、新潟県上越地方の土産物も揃っているので見て回りたいお店の1つですね。(営業時間7:00~19:30)

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今回アップするのは、直江津駅弁「ホテルハイマート」の「するてん」(1,050円)。
「するてん」とは、新潟・上越地方で食べられている「一夜干しするめの天ぷら」のこと。
この地域では「おふくろの味」として親しまれており、弁当のおかず、酒のつまみの定番なんだそう。
地元の料理店はもちろん、スーパーの惣菜コーナーでも見られるとか。
なお、駅弁の「するてん」は、原則として「予約制」、朝10時から受け取り可能。
「はくたか553号」9:54着~「越乃Shu*Kura」10:02発と乗換時間がやや短めですが、混雑が激しくなければ購入できる時間かと思います。

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右半分が上越名物の「するてん」、左半分が鮭と梅干の「おにぎり」のシンプルな構成。
真ん中のシールが貼られているのが「ゆで卵」で、わさび漬けとオレンジが付いています。
「するてん」が酒に合うのは勿論ですが、私は「鮭むすび」がかなりツボ!
コレはもう、流れが決まりました!
「するてん」&「わさび漬け」人によっては「ゆで卵」で一杯、「おにぎり」で〆て「オレンジ」でサッパリ!
なお車内でも、ハイマートの「するてん」が単品で販売されていますが、駅弁のラインナップの中には見られませんでした。
特に自分の席でゆっくり呑みたいという人は「越乃Shu*Kura」乗車前に、ぜひゲットしておくといいと思います。

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朝10:02、快速「越乃Shu*Kura」十日町行は、上越妙高駅の皆さんに見送られて出発!
さあ、真っ昼間から「呑み」ますゾ!

 

「駅弁」食べ歩き15年の放送作家が「1日1駅弁」ひたすら紹介!
「ライター望月の駅弁膝栗毛」
(取材・文:望月崇史)

【ごあいさつ】
はじめまして、放送作家の望月崇史(もちづき・たかふみ)と申します。
ニッポン放送には、昔の有楽町の社屋の頃から、かれこれ20年お世話になっています。
最近では、月~木・深夜24時からの「ミュ~コミ+プラス」で放送された、
ルートハンター」のコーナーに、5年ほど出演させていただきました。

そんな私がライフワークとしているのが「駅弁」の食べ歩き。
1年間に食べる「駅弁」の数は多い年でのべ500個。
通算でも4500個を超えているものと思います。
きっかけとなったのも、実はニッポン放送の番組。
2002年~05年に放送された「井筒和幸の土曜ニュースアドベンチャー」の
番組ウェブサイトで「ライター望月の駅弁膝栗毛」を連載することになり、
本格的に「全国の駅弁をひたすら食べまくる生活」に入りました。
以来、私自身のサイトや、近年は「ライター望月の駅弁いい気分」というブログで
「1日1駅弁」を基本に「駅弁」の紹介を続けています。
”駅弁生活15年目”、縁あってニッポン放送のサイトで連載させていただくことになりました。
3つの原則で「駅弁」の紹介をしていきたいと思います。

①1日1駅弁
②駅弁は現地購入
③駅弁のある「旅」も紹介

「1日1駅弁」ですので、日によって情報の濃淡はありますが、
出来るだけ旬の駅弁と鉄道旅の魅力をアップしていきますので、
ゆるりとお付き合い下さい。

【プロフィール】

望月崇史(もちづき・たかふみ)望月

1975年12月8日静岡県生まれ。
早稲田大学在学中から、ニッポン放送で放送作家に。
卒業後の2002年「井筒和幸の土曜ニュースアドベンチャー」の番組サイトで始めた
ライター望月の駅弁膝栗毛」をきっかけに、全国の駅弁食べ歩きをスタート。
以来およそ15年、ひたすら鉄道に乗り、駅弁を食して温泉に入る生活を送る。
1日1駅弁のウェブ紹介を日課とし、これまでに食べた駅弁は4500個以上。
ニッポン放送「ミュ~コミ・プラス」ルートハンター、鉄道特番などにも出演。
丸の内朝大学・温泉クラスの講師も務める。