知念侑李×中川大志、目が合うたびに胸キュン!『坂道のアポロン』

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【しゃベルシネマ by 八雲ふみね・第370回】

さぁ、開演のベルが鳴りました。
支配人の八雲ふみねです。
シネマアナリストの八雲ふみねが、観ると誰かにしゃベリたくなるような映画たちをご紹介する「しゃベルシネマ」。

今回は、3月10日から公開となる『坂道のアポロン』を掘り起こします。


ジャズがつなぐ友情と恋、10年の愛の物語

知念侑李×中川大志、目が合うたびに胸キュン!『坂道のアポロン』
第57回小学館漫画賞一般向け部門受賞、「このマンガがすごい!2009オンナ編」第1位に輝いた、「月刊flowers」(小学館)にて連載された伝説的コミック「坂道のアポロン」。60年代の長崎・佐世保を舞台にジャズでつながった高校生たちの青春をドラマティックに描いた青春ストーリーは、女子高生を中心にジャズ好きの大人まで虜にしています。

フジテレビ ノイタミナ枠で放送されたアニメも好評を博し、いよいよ満を持しての実写映画化となりました。

知念侑李×中川大志、目が合うたびに胸キュン!『坂道のアポロン』
医師として多忙な日々を送る西見薫のデスクに飾られている、一枚の写真。そこには笑顔の高校生3人が写っている。

10年前の夏、転校先の高校で、薫は“札付きの不良”と恐れられるクラスメイト・川渕千太郎と運命的な出会いを果たす。荒っぽい千太郎と優等生の薫はドラムとピアノでジャズセッションすることで友情を深めていく。

千太郎の幼なじみでレコード店の娘・迎律子と3人で過ごすうちに、薫はいつしか律子に恋心を抱くようになる。しかし律子が思いを寄せるのは、千太郎。切ない三角関係にありながらも、千太郎と奏でる音楽はいつも最高だった。

そんなある日、千太郎が突然、2人の前から姿を消してしまい…。

知念侑李×中川大志、目が合うたびに胸キュン!『坂道のアポロン』
主人公・薫を演じるのは、今作が映画単独初主演となる知念侑李。千太郎役の中川大志、千太郎の幼馴染・律子役に小松菜奈。この3人のトライアングルが瑞々しく、物語をエモーショナルに盛り上げます。

共演には、ディーン・フジオカ、真野恵里菜、中村梅雀、山下容莉枝、ジャニーズJr./SixTONESの松村北斗、野間口徹ら、豪華実力派キャストがしっかりと脇を固めます。

メガホンを取ったのは、青春映画の名手として知られる三木孝浩監督。オール九州ロケを敢行、温かくも切ない青春ストーリーとセッションシーンの躍動感を見事に融合させ、新たな青春音楽ムービーを作り上げました。

知念侑李×中川大志、目が合うたびに胸キュン!『坂道のアポロン』
本作の肝となるのは、セッションシーン。コミックでもアニメでも、キャラクターの演奏シーンはそれぞれのメディアが持つ特徴を最大限に活かした表現で迫力あるシーンを展開していますが、実写映画となれば、やはり役者の“頑張り”がモノを言うトコロ。

知念侑李と中川大志は本作の出演にあたり、約10か月におよぶ楽器の猛特訓を重ね、その努力の結果として奇跡に近いジャズセッションを披露しています。

タイミングを合わせるために二人の視線が絡み合うその瞬間、その言い表しようのない楽しそうな表情に思わず胸キュン。全身からスイングする喜びが溢れていて、観ているこちらも知らず知らずのうちにリズムを刻んでいるほど。

彼らが紡ぎ出すジャズの旋律と友情に酔いしれて。

知念侑李×中川大志、目が合うたびに胸キュン!『坂道のアポロン』
坂道のアポロン
2018年3月10日から全国ロードショー
監督:三木孝浩
原作:小玉ユキ「坂道のアポロン」(小学館「月刊flowers」FCα刊)
出演:知念侑李、中川大志、小松菜奈、真野恵里菜、山下容莉枝、松村北斗(SixTONES/ジャニーズJr.)、野間口徹、中村梅雀、ディーン・フジオカ ほか
©2018 映画「坂道のアポロン」製作委員会 ©2008 小玉ユキ/小学館
公式サイト http://www.apollon-movie.com/

連載情報

Tokyo cinema cloud X

シネマアナリストの八雲ふみねが、いま、観るべき映画を発信。

著者:八雲ふみね
映画コメンテーター・DJ・エッセイストとして、TV・ラジオ・雑誌など各種メディアで活躍中。機転の利いた分かりやすいトークで、アーティスト、俳優、タレントまでジャンルを問わず相手の魅力を最大限に引き出す話術が好評で、絶大な信頼を得ている。初日舞台挨拶・完成披露試写会・来日プレミア・トークショーなどの映画関連イベントの他にも、企業系イベントにて司会を務めることも多数。トークと執筆の両方をこなせる映画コメンテーター・パーソナリティ。
八雲ふみね 公式サイト http://yakumox.com/

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