しゃベルシネマ

MCUに新たな風を吹き込むヒーロー誕生!『ブラックパンサー』

【しゃベルシネマ by 八雲ふみね・第366回】

さぁ、開演のベルが鳴りました。
支配人の八雲ふみねです。
シネマアナリストの八雲ふみねが、観ると誰かにしゃベリたくなるような映画たちをご紹介する「しゃベルシネマ」。

今回は、3月1日から公開となる『ブラックパンサー』を掘り起こします。


国王とヒーロー、ふたつの顔を持つ男。その名は、ブラックパンサー。


2016年公開の『シビル・ウォー/キャプテン・アメリカ』でマーベル・シネマティック・ユニバース(MCU)に初登場した、ブラックパンサー。漆黒のスーツに身を包んだ新たなヒーローの活躍を描いたアクション超大作『ブラックパンサー』が、いよいよ日本上陸。

2018年公開の映画『アベンジャーズ/インフィニティ・ウォー』へとつながる本作、国王とヒーローという2つの顔を持つ男ティ・チャラの戦いが壮大なスケールで描かれています。


アフリカの秘境に位置するワカンダは、世界の誰もがうらやむような最新テクノロジーを隠し持っている超文明国家。絶大なパワーを秘めた鉱石ヴィブラニウムが産出され、その恩恵にあずかり目覚しい発展を遂げてきたが、そのヴィブラニウムの悪用を防ぐため、代々、国王の下では世界各国にスパイを放ち、秘密を守り通してきた。

父を亡くし王位を継いだ若き国王ティ・チャラは、ワカンダの秘密を狙う元秘密工作員の男エリック・キルモンガーが、武器商人のユリシーズ・クロウと組んで暗躍していることを知る。

ティ・チャラは祖国を守るためにヴィブラニウム製のスーツを身にまとった戦士、ブラックパンサーとして戦いに挑む…。


MCUシリーズでは初の黒人ヒーローが主人公となる本作。主人公のブラックパンサー=ティ・チャラ役にチャドウィック・ボーズマン、国王の妹にして天才科学者のシュリ役にレティーシャ・ライト、王位を狙うエリック・キルモンガー役にマイケル・B・ジョーダンと、本作の主要キャストは大半が黒人俳優。

白人の俳優は、CIAエージェントのエヴェレット・ロスを演じるマーティン・フリーマンとユリシーズ・クロウ役のアンディ・サーキスだけということでも 新鮮味を覚えさせられます。


アフリカン・カルチャーを取り入れた造形や音楽も美しく、エンターテイメント性の高い冒険活劇として楽しめるのは言わずもがな。排外主義が蔓延する世界に対する風刺やアイデンティティの在り方といったテーマ性も盛り込まれ、他のスーパーヒーローものとは一線を画した作品となっています。

近年、ハリウッドでは“ダイバーシティ(多様性)”を目指す作品が多く発表され、そのことで注目を集める中でも、本作はアメリカ映画史上重要な位置付けの作品になることでしょう。


ブラックパンサー
2018年3月1日から全国ロードショー
監督:ライアン・クーグラー
出演:チャドウィック・ボーズマン、ルピタ・ニョンゴ、マイケル・B・ジョーダン、マーティン・フリーマン、アンディ・サーキス、フォレスト・ウィテカー ほか
©Marvel Studios 2018 All rights reserved.
公式サイト http://marvel.disney.co.jp/movie/blackpanther.html
http://disney-studio.jp/

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