しゃベルシネマ

噂の日中合作プロジェクト映画は、壮大なファンタジーだった!『空海-KU-KAI- 美しき王妃の謎』

【しゃベルシネマ by 八雲ふみね・第362回】

さぁ、開演のベルが鳴りました。
支配人の八雲ふみねです。
シネマアナリストの八雲ふみねが、観ると誰かにしゃベリたくなるような映画たちをご紹介する「しゃベルシネマ」。

今回は、2月24日から公開となる『空海-KU-KAI- 美しき王妃の謎』を掘り起こします。


若き天才僧侶が挑む、史上空前の冒険絵巻


日中共同製作映画として史上最大の規模を誇る壮大なプロジェクト『-KU-KAI- 美しき王妃の謎』が、ついに日本でも公開。中国では、今年1月の段階で興行収入は90億円を突破。東京ドーム8個分とも言われている巨大なオープンセットは観光地として人気を呼んでいます。

ベストセラー作家・夢枕獏が足かけ17年にわたって書き継いだ大作「沙門空海唐の国にて鬼と宴す」を原作に、弘法大師としても知られる真言宗の開祖・空海が遣唐使として中国に渡った若き日の姿を描いた歴史スペクタクル。その全貌とは…。


7世紀、唐の時代の中国。遣唐使として日本から唐へとやって来た若き僧侶・空海は、密教のすべてを会得しようと決意に燃えていた。

そんな折に出会ったのが、詩人の白楽天。海を渡った若き天才僧侶と中国が生んだ稀代の詩人は、交流を深めていく。

その頃、唐の都・長安では権力者が次々と奇妙な死を遂げるという王朝を震撼させる怪事件が立て続け起こっていた。二人は事件の真相を探るうち、歴史に隠された哀しい運命と対峙することとなる…。


日中オールスター俳優の競演でも話題となっている本作。主人公の空海には、これが海外映画初出演となる染谷将太。

空海の相棒となる稀代の詩人・白楽天には、日本でも人気の実力派俳優ホアン・シュアン。物語の鍵を握る中国唐代の皇妃・楊貴妃にチャン・ロンロン、阿倍仲麻呂に阿部寛。さらに日本からは松坂慶子や火野正平も出演、豪華絢爛な作品世界を彩ります。

メガホンを取ったのは、カンヌ国際映画祭パルム・ドールやゴールデングローブ賞など多数の受賞歴を誇る、世界的巨匠チェン・カイコー監督。

唐代を色彩豊かに再現した映像美は圧巻の一言。原作のタイトルにもなっている宴のシーンは、とりわけ華やかでドラマチック。人間にとって普遍的なテーマである「愛」を、壮大なファンタジーとして描き切りました。


何千年と変わらない人間の本質的な美しさと切なさに迫った本作。チェン・カイコー監督の集大成とも呼べる壮麗な作品です。その耽美の世界を 劇場で堪能してみて。


空海-KU-KAI- 美しき王妃の謎
2018年2月24日から全国東宝系にてロードショー
監督:チェン・カイコー
原作:夢枕獏『沙門空海唐の国にて鬼と宴す』(角川文庫/徳間文庫)
出演:染谷将太、ホアン・シュアン、チャン・ロンロン、火野正平、松坂慶子、キティ・チャン、チン・ハオ、リウ・ハオラン、チャン・ルーイー、阿部寛 ほか
©2017 New Classics Media,Kadokawa Corporation,Emperor Motion Pictures,Shengkai Film
公式サイト http://ku-kai-movie.jp/

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