平昌オリンピック~大会6日目で日本が4つのメダルを獲得!

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2/15(木)FM93AM1242ニッポン放送『高嶋ひでたけのあさラジ!』今日の聴きどころ!③

スピードスケート女子1,000メートル・ノルディックスキー複合個人ノーマルヒル・スノーボード男子ハーフパイプで銅・銀メダル獲得 金獲得ならず
7:10~やじうまニュースネットワーク

平野歩夢 ショーン・ホワイト スノーボード 男子 ハーフパイプ 平昌 五輪

平昌冬季五輪のスノーボード男子ハーフパイプで銀メダルに輝いた平野歩夢(左)。中央は金メダルを獲得した米国のショーン・ホワイト=2018年2月14日、韓国・平昌(共同) 写真提供:共同通信社

平昌五輪6日目 メダル4つを獲得も金獲得ならず

平昌(ピョンチャン)オリンピックは大会6日目の昨日、日本が合わせて4つのメダルを獲得した。スピードスケートの女子1,000メートルで小平奈緒選手が銀メダル、高木美帆選手が銅メダルに輝いた他、ノルディックスキー複合個人ノーマルヒルで渡部暁斗選手が、スノーボード男子ハーフパイプでは平野歩夢選手がいずれも2大会連続の銀メダルを獲得した。

平昌オリンピック6日目を終えて日本のメダルは銀メダル4個、銅メダル3個の合わせて7個となりました。JOC(日本オリンピック委員会)は複数の金メダルを含む9個以上のメダル獲得を掲げておりまして、総数では達成する勢いです。ただ金メダル候補がなかなか勝てません。

昨日もスピードスケート女子1,000メートルで世界記録を持っている小平奈緒選手が1分13秒82のタイムで銀メダル、優勝したオランダのテルモルス選手に0秒26届きませんでした。出だしの直線で加速しにくいアウトコースのスタートだったことが惜しまれます。

一方高木美帆選手は今大会3レース目で一番の滑り、1分13秒98で銅メダルを獲得しました。1,500メートルの銀に続いて今大会2個目のメダルです。
その小平選手と高木選手のインタビューです。

小平選手)最後はちょっと落ちてしまったのですけれども、しっかりと諦めずにゴールラインの先まで実力を出し切れたかなと思います。もう一段高いところで(高木選手と)2人で並べたら最高だったのですけれども。

高木選手)この体の状況で自分が想定していた以上のレースをすることができたので、そこは1,500以上に自分を褒めてあげたいなという風に思っています。

小平選手はこの後18日の500メートル、高木選手は21日の団体追い抜きで金メダルを目指します。

一方ノルディックスキー複合個人ノーマルヒルでは渡部暁斗選手が前半のジャンプで3位に着け、トップと28秒差でスタートした後半のクロスカントリーではゴール手間の登りで引き離され、2大会連続の銀メダルでした。ドイツのエリック・フレンツェル選手が前半の5位から逆転してオリンピック2連覇を達成しています。
渡部暁斗選手です。

渡部選手)まあメダルを獲れてかなりホッとしているというのが半分と、金メダルが獲れそうだったというのもあるし自分で獲ると宣言していたのもありますし、悔しいのも半分という感じですかね。次のラージヒルに気持ちが向かっている方が強いかなというのが今あるので、その辺が4年前との違いかなと思います。

渡部暁斗選手も20日のラージヒル、それから22日の団体でメダルを目指します。

スノーボード男子ハーフパイプで銀メダルを獲得した平野歩夢選手は、決勝2回目に大技を決めてトップに立ちましたが、3回目の最後に登場したアメリカのショーン・ホワイト選手に逆転を許しました。夕べの式典で銀メダルを受け取りますと、ようやく少しだけ笑みを見せていました。
表彰式後のインタビューとニッポン放送林ディレクターのインタビューです。

平野選手)ここで改めてまたオリンピックを実感できたのかなという、そんな思いをしました。

林ディレクター)日本に帰ったら休みたいのか、それともまだまだ練習したいのか、今の気持ちはどちらですか?

平野選手)自分で期間を決めた中で休んで、期間を決めた範囲でまた動ければ、という切り替えを早めにできればなと思っています。

高木美帆 小平奈緒 銀メダル 銅メダル

女子1,000mで銀メダルに輝き、銅メダルの高木美帆(左)と抱き合う小平奈緒=2018年2月14日江陵(共同) 写真提供:共同通信社

スピードスケート女子1,000メートル~小平、高木選手のレース後の気持ち

森田)昨日のスピードスケートも取材しましたニッポン放送平昌オリンピックレポーター、スポーツ部林佑介ディレクターに伝えてもらいます。林さん、昨日のスピードスケートですが、小平選手はなかなか金メダルに届かないということでしたけれども、レース後は悔しそうな表情も少しありましたよね。

林ディレクター)そうですね。この距離の世界記録を持っていますので、優勝したテルモルス選手のタイムが1分13秒56ということで、本人的にもタイムは出ると思って自分ではこれくらいのタイムは滑れるかもしれないという風に思っていたらしいので、そのタイムに届かなかったというとこに若干悔しさはあったのかなという風には思います。

森田)高木選手の方はやはり1,500メートルの疲れが残っていたのですね。

林ディレクター)そうですね。やはり1,500メートルという得意の距離で金メダルを獲れなかったというところもあって、そこにかなり集中した部分もあると思うのですが、何とか自分の中では良い滑りができて銅メダルという形だったようです。

高嶋)林さん、直接空気を感じながらそこで見ていると独特の怖さを感じませんでしたか? カーブを曲がるときにこけるんじゃないかとか、それから少し身体が揺れたときがあったでしょう。そういう点はどうですか?

林ディレクター)見ていて小平選手の表情とかは本当にいつも通り冷静さを保っていたと思うのですが、やはりまだそれほどこのリンクで滑っていないというのもありまして、本人も確かめながらというところがあったようです。「好きなように味わおうと思って滑った」という風に話していますので、500メートルがこの後控えているのでそこに向けての滑りという意味もあったのかもしれません。

高嶋)オランダの選手がオリンピック新記録を出して、その後というのはもしかするとちょっと逸り過ぎて失敗するんじゃないかみたいな、私はテレビを観ていてそんな気持ちがよぎったのですけど、どうでしたか?

林ディレクター)本人は本当に100%力が出し切れたということを言っていまして、本当に1位の選手がただ強かったというところで、自分の中では納得している部分もあるようです。

高嶋)それと今森田さんも訊いていましたが、すごいですよね、高木選手は「自分を褒めたい」と言っていましたけど、ひとつレースをやるとよっぽど消耗するのですね。

林ディレクター)そうですね。他の競技だとメダルを獲ってそのまま帰国という競技も多いのですけど、スケートの場合どんどん続きますので。

高嶋)「自分の身体がよく持った」と言っていましたよね。

林ディレクター)そうですね。この後21日に高木選手は女子団体追い抜きもありまして、これは金メダルを獲ると金・銀・銅それぞれを獲るということになるので、その姿も少し見てみたいなと思いますね。

高嶋ひでたけのあさラジ!
FM93AM1242ニッポン放送 月~金 6:00~8:00

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