中国警察が導入開始~顔認識システム搭載のサングラスとは?

2/13(火)FM93AM1242ニッポン放送『高嶋ひでたけのあさラジ!』今日の聴きどころ!①

監視カメラも世界一の中国
6:30~ニュースやじうま総研!ズバリ言わせて!:コメンテーター富坂聰(ジャーナリスト・拓殖大学教授)

顔認証 警官 スマートグラス メガネ型情報端末 人工知能 AI 中国 鄭州市

人工知能(AI)による顔認証システムと連動したメガネ型情報端末を使用する中国の警官(中国・鄭州市)2018年2月5日 写真提供:時事通信

中国河南省鄭州市の警察で顔認証システム搭載のサングラスが導入

中国河南省の鄭州市の警察が顔認証システムの運用を開始した。街中に張り巡らされている監視カメラに加え、変装しても見抜いてしまうこの顔認証システムやによって、中国での防犯情勢は一段と高くなっている。

高嶋)中国で広まる顔認証。警察官が犯罪者の顔認証ができるサングラスを掛けて犯罪者逮捕。これに大変な効果を上げているということですが、どのようなものなのでしょうか。

富坂)河南省の鄭州という駅がありますが、そこで出入りする人間を、警官が顔認証ができるサングラスで犯罪者の取り締まりを開始したということです。

高嶋)あのバーチャルリアルティみたいな、先がこうバッと出っ張った、ああいうものではなく?

富坂)ではなくて、普通のサングラスですね。

高嶋)普通のサングラスに見えるサングラスで、どういう仕掛けがあるのですか?

富坂)そこから顔の情報を取って、後ろにあるコンピューターで照合してその情報を送るわけです。照合して犯罪歴等が出てきたら、捕まえるということになります。これはいくつかシステムがあります。今中国では2つ技術があります。天網という監視カメラとこの顔認証システムです。どこかの記者が試験的にやってましたけど、悪いことを逃げてみた。そしてら7分ぐらいで見つかった。このシステムが犯罪を今抑制しているという話です。

高嶋)街中カメラがすごいというのはよく聞きますよね。

富坂)それが「天網」です。

高嶋)天網という監視カメラがあって、その上に警察官がたちどころにデータのやり取りができるサングラスを掛けて。どのぐらいの確率で捕まえるのですか?

富坂)この時にやったのは、駅の7箇所で7人がやったらあっという間に全員が捕まりました。

高嶋)10割。

富坂)そういうことですね。しかも、これは変装しても大丈夫です。サングラスかけてマスクして帽子被っていても出てきます。

高嶋)分かっちゃうんですか? すごい。

富坂)以前、ウィグルのテロが天安門事件で起きたり、昆明の無差別とかありましたよね。でも最近聞きませんよね?

高嶋)ええ、確かに。

中国の監視カメラが非人道的だと抗議も

富坂)ほとんどこのシステムです。すぐ出ちゃうので。面白いのはね、このシステムに関してはあまりにも非人道的だっていうことで、1年半ぐらい前にシリコンバレーから連盟で中国に対する抗議が出ています。あまりにも精度が高すぎて非人道的だと。
中国はそのぐらいのレベルになっているということです。犯罪もなかなかしにくいようになっています。

高嶋)中国はとにかく共産党が中心の国の体制を維持するっていうのは、これはもう第一義ですからね。だからそれに敵対する、あるいは社会不安に繋がる犯罪とか、これはみんな一網打尽にしたいと。

富坂)そうですね。でもこれは中国だけの話じゃないと思った方が良いですよ。みんなSNSで自分の写真上げてますよね。あれは本来なら、捜査で言ったらDNAを自分で提供してるのと同じことです。あるいはアプリで無料で連絡とったりしますが、ああいうものは全部データです。そのデータが売買されていると考えた方が良い。今さら気を付けたところでもう戻れる話ではないのですが。中国はそれを全体的に利用しているのです。

高嶋)AIの発展っていうことでしょうね。

富坂)グーグルの中で顔認証の最先端の研究をやっていたアンドリュー・ングという香港出身の人間を中国の百度が引き抜いたのです。2013年から4年ぐらいだったと思いますが、そのぐらいから顔認証は始まっています。
アンドリュー・ングの開発したものは一筆書きで書いた猫、あれも猫と認識できることがすごかったって言われています。

高嶋ひでたけのあさラジ!
FM93AM1242ニッポン放送 月~金 6:00~8:00

Copyright Nippon Broadcasting System, Inc. All Rights Reserved.