ライター望月の駅弁膝栗毛

網走駅「磯宴(シャケ・いくら)」(1,200円)~頑張る冬の石北本線・特急「大雪」

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【ライター望月の駅弁膝栗毛】

キハ183系 特急「大雪」 石北本線 網走 呼人

キハ183系・特急「大雪」、石北本線・網走~呼人間

網走を発車して北見・遠軽を経由し、旭川へ向かう石北本線の特急「大雪2号」。
朝8時過ぎとはいえ氷点下2ケタの空気の中を、国鉄時代からのキハ183系気動車が老体に鞭打つように、粉雪を巻き上げながら走ります。
「大雪」という愛称は、昔、この区間を走っていた急行列車からの復活。
網走行の列車には「おおとり」という特急もありましたが、この愛称は未だ復活していません。
もしかしたら、北海道新幹線・札幌開業時の“切り札”に取ってあるのでしょうか!?

網走川

網走川

石北本線の特急「オホーツク・大雪」の網走近郊における車窓の友は、網走川と網走湖。
網走川からはわずかに湯気が立ち上っていましたが、本格的な「けあらし」となる時の水温は0℃~4℃くらいで、外気温は氷点下15℃~25℃くらいなんだそう。
訪れた日の最低気温・氷点下10℃程度では、まだまだということなのかもしれません。
それでも地元の皆さんは、早朝から外に出て、自宅前の雪かきに追われていました。

(参考)網走市ホームページ

磯宴 シャケ いくら

磯宴(シャケ・いくら)

そんな網走川には、秋になるとたくさんの鮭が上ってきます。
今回は、網走の鮭ゆかりの駅弁「磯宴(シャケ・いくら)」(1,200円)をご紹介。
網走駅弁・モリヤ商店には、海鮮丼系の駅弁「磯宴(いそうたげ)」シリーズがあります。
現在販売されているものは、「(生)うに・いくら」「かに・いくら」「シャケ・いくら」の3種類。
このうちウニを使ったものは、上半期のうにシーズン中までの販売を予定しているそうです。
(なお2月現在「磯宴(タラバ・いくら)」はタラバガニ高騰のためお休み中とのこと)

磯宴 シャケ いくら

磯宴(シャケ・いくら)

網走「モリヤ商店」の駅弁は、作り置きをせず、特急列車に合わせて作られています。
在庫さえあれば、10分ほどの待ち時間で作っていただけるのも有難いところです。
味付けご飯にたっぷりの海鮮食材が載っているのが、網走駅弁“磯宴シリーズ”の特徴。
北海道旅ビギナーの方にとっては、きっとこのボリューム感がイイでしょうねぇ。
しかも、タイミングによっては、出来たての温もりまで感じられるのが嬉しいところです。

磯宴 シャケ いくら

磯宴(シャケ・いくら)

こんもり盛られたキラキラのいくらに、フワフワの鮭フレーク。
鮭があまり塩辛くなく、鮭そのものの味を活かした作りに嬉しくなります。
濃密な“親子(はらこ)”関係、やっぱりワクワクしますよね。

網走駅「モリヤ商店」の売店は、待合室と1番ホームにまたがっていますので、改札の外・中、両方から買えるようになっています。
営業時間は、「大雪2号」の発車(8:06)前から「オホーツク4号」の発車(17:25)前まで。
乗車時間の長さに反して、駅弁の車販はありませんので、乗車前の駅弁入手は必須。
確実な購入には、電話予約(0152-43-2015)がおススメです。

キハ40形 普通列車 石北本線 呼人 網走

キハ40形・普通列車、石北本線・呼人~網走間

石北本線には普通列車も走っていますが、朝夕の通学時間帯がメインですので、鉄道旅を組み立てる上では、特急を組み合わせていくのが基本です。
石北本線ではこの冬、週末を中心に一部の特急列車(オホーツク1号・大雪4号)で、地元の皆さんによって、特産品などの試験的な車内販売が行われたと伝えられました。
このような取り組みはとても素晴らしく、乗客にとっても有難いこと。
ぜひ継続的に取り組んでいただいて、私もお伝えする機会を作れたらと思います。
厳しさ増す石北本線ですが、魅力アップに向けた“頑張り”は少しずつ始まっているようです。

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