NYダウ平均株価の大幅下落の原因は“トランプラリー”への警戒感から!?

2/5(月)FM93AM1242ニッポン放送『高嶋ひでたけのあさラジ!』今日の聴きどころ!①

9年ぶり約666億ドルの大幅下落
6:32~ニュースやじうま総研!ズバリ言わせて!:コメンテーター須田慎一郎(ジャーナリスト)

NYダウ平均株価が9年ぶりの大幅下落

アメリカのNY株式市場で、ダウ平均株価が9年ぶりに大幅下落をした。下げ幅はリーマンショックに次ぐもの。この余波は日本にどのような影響を及ぼすのだろうか? 須田慎一郎によると「非常に見極めが難しい」ということだが…。

高嶋)アメリカのダウ平均株価が、約666億ドルの、9年ぶりの大幅下落したそうです。
今日の東京証券取引所もすごいことになるでしょうね。いろいろな分析があるようですが、理由を教えてください。

須田)この下げ幅は「リーマンショック」に次ぐ大幅下落です。何故、こんなに大幅下落したのか。まず全体で見ると、アメリカのFRBの利上げというのが、かなり大きな影を落としているのではないかと言われています。
何故かというと、いまアメリカは景気絶好調なのです。企業業績も良いし、近々発表される雇用統計も非常によい状況にある。実を言うと、下がる理由がないのですよ。ただ、これまで「トランプラリー」と呼ばれていて、トランプ大統領に期待するマーケットの声が大きかったものですから、株価がグングン猛烈に右肩上がりしていた。「ある意味バブルではないか」とも言われていた。なので、高値警戒感(反動の下落を警戒する心理)があったのも事実です。そこへ、FRBが「利上げ出口戦略」を行った。いままでの大幅な金融緩和から、出口戦略に向かっているのもあり、利上げに踏み切った。いままで株式に流れていた金が利上げになると、債券の、国債の方にもメリットがあるということで、そちらの方にシフトした。そういう風にも、見ることができると思います。

株式に限らず、世界のマネー市場は逆回転を始めている

高嶋)「金利が~」と仰いましたが、株式にとって金利というのは、何故そんなに重要なのですか?

須田)株式というのは、「リスクはあるがリターンがある」もので、債券はリスクが低いのです。投資家は、リスクとリターンのバランスで、お金を出していくのですよ。

高嶋)では株式から、債券の方へシフトしている?

須田)メリットがあるし安全という事で、シフトしたと言っていいと思います。
ですが、その一方で、話がまったく変わってしまうかもしれませんが、ビットコインに代表される仮想通貨。あれも猛烈なバブルになっていた。それも実はそういった金融緩和の影響と言われていました。どういうことかというと、これはアメリカだけでなく日本やヨーロッパのECB(欧州中央銀行)もリーマンショックを受けての大幅金融緩和。お金をじゃぶじゃぶ流していた。ようするに、世界ではいまマネーがものすごい勢いで流れている状況にあるのですよ。それがいろいろな株式市場に回ったし、仮想通貨にも回った。それが利上げに、出口戦略に踏み切ったので、逆回転が始まった。そう見てもいいんじゃないかな、と思います。

日本への影響は、現時点ではハッキリ分からない

高嶋)日本の場合、黒田さんも安倍さんも「いままで通りにやる」とずっと言っていますよね。どういう影響を受けますか?

須田)その辺の見極めが、非常に難しい。日本のマーケットは、アメリカのサブマーケットとも言われています。「写し鏡」とも言われている。アメリカの株価に大きな影響を与えるのです。そこから考えると、下がって当然なのですが、とはいえ、日銀はまだ「金融緩和政策を継続する。日銀のETF株式買い入れする」と。そのバランスが今日、どう出てくるのか? まあ、アメリカ666ドルも下げたから、日本の株価にマイナスの影響を与えるのは当然なのですが、それがどう影響するのか……ハッキリ言って、方向性がまったく見えません。

高嶋)では今日は、そういう意味では大きいニュースになる可能性が高いですね。GPIFというのは、年金のお金でしょう?

須田)そうですね。

高嶋)そこでずっこけてほしくないと思いますけどね……

高嶋ひでたけのあさラジ!
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