暴露本『炎と怒り』~トランプ大統領は自己愛性パーソナリティ障害!?

1月19日(金)FM93AM1242ニッポン放送『高嶋ひでたけのあさラジ!』今日の聴きどころ①

『炎と怒り』日本版は2月発売予定
06:31~ニュースやじうま総研!ズバリ言わせて!:コメンテーター宮家邦彦(元外交官・キャノングローバル戦略研究所研究主幹)

トランプ大統領 ドナルド・トランプ

2016年10月25日、米南部フロリダ州サンフォードの空港で演説する大統領選の共和党候補、ドナルド・トランプ氏 写真提供:産経新聞社

『炎と怒り』の内容とは?

米大統領ドナルド・トランプについての暴露本が現在、アメリカでベストセラーとなっている。その内容はどのようなものなのだろうか? 英語版の『炎と怒り』を読了したという元外交官・キャノングローバル戦略研究所研究主幹の宮家邦彦に訊く。

高嶋)アメリカで大変売れているというトランプ大統領の暴露本『炎と怒り』。読まれたということですが、印象はどうでしたか?

宮家)トランプさんが器じゃないとかいろいろ言われていましたが、これはそのままその通りだなと思いましたね。選挙が始まる前に、私のアメリカの友人がこう言ったんですよ。「(トランプ大統領には)自己愛性パーソナリティ障害という病気がある」と。精神医学上の言葉で。

高嶋)自己愛。

宮家)自己愛性。要するに、自分を誇大し、それで賛美を求めて、そして特権意識が強くて、とにかく自分は好かれたい、そして一番でありたい。だから二番にはなりたくない、こういうまあ、どうにもならないです。

高嶋)ピッタリじゃないですか。

イバンカ イヴァンカ 大統領補佐官

【イバンカ大統領補佐官】夕食会をともにする安倍晋三首相に出迎えられるトランプ米大統領の長女、イバンカ大統領補佐官=2017年11月3日午後、東京都千代田区 写真提供:産経新聞社

トランプ政権の政策的空洞を司る3つのグループ

宮家)ピッタリなんですよ。それが大統領でいて、しかし政策の中身には全然関心がないわけです。だから人の話を聞かない。それで私はそれを空洞大統領と読んでいますが、政策的な空洞がどかっと真ん中にあって、その周りに3つのグループがあるわけです。1つはもう失脚しちゃったけどバノンという人がいた。このバノン的な、アメリカ第一主義的な…。

高嶋)極右・ナショナリスト集団と表現していますね。

宮家)これはトランプさんの心の底でどこか通ずるところがあるわけです。これが1つ。次が娘婿の夫婦です。ジャレッドとイヴァンカでジャヴァンカと言われていますが、ジャヴァンカはニューヨークの富豪のブルームバーグ、ゴールドマン・サックス的な、民主党的な穏健派です。

高嶋)富豪・民主党系。

宮家)まあセレブですよ。そしてもう1つは共和党の主流の議会の人達。これが、中が空洞ですから、主導権争いをするわけです。そして、お互いに刺し合うわけです。ときには一緒になって、最後の三番目の奴を刺したり。これがずーっと続いているわけです。ですから、その意味では、いつまで経っても一貫した政策が出て来ないのは仕方がないなとつくづく思いました。それだけわかったからってどういうもんでもないんですけどね。要するに外交安全保障というのはその先に出て来てるものだから、北朝鮮なんかの問題を見ていると心配にはなりますが、これが実態だということです。

高嶋)だから選挙の前から、NPDですか? 自己愛性パーソナリティ障害。

宮家)Narcissistic personality disorder 。

高嶋)思っても言わないでしょうね。そういうわけで、読んでみたら、今まで言われていた、或いはずっと宮家さんが分析してきた、その域を出ないと。

宮家)出ないと思います。ただ1冊で一気に読めるから、一気にわかるという意味では、読む価値があると思います。

高嶋)『炎と怒り』日本の翻訳版というのはいつ頃出るんですか?

宮家)2月に出ると言っていました。

高嶋ひでたけのあさラジ!
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