【鈴木隆行 引退試合】引退メッセージを全文掲載

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2018年1月13日(土)ケーズデンキスタジアム水戸で、元日本代表FW・鈴木隆行の引退試合が行われた。快晴に恵まれたスタジアムには、日韓W杯メンバーも集い、試合終了後の引退セレモニーでは、9000人のサポーターに別れを告げた。その引退セレモニーの全文を掲載する。

【鈴木隆行 引退試合】引退メッセージを全文掲載

今日は本当にありがとうございました。MVPはジェイソンに取られてしまったんで、ちょっと悔しいんですけど、一生懸命頑張りました。今日は楽しんでもらえたでしょうか?こんなにたくさんの人がケーズデンキスタジアムに足を運んでくれたこと、本当にうれしく思います。

そして、この引退試合を開催するにあたって、茨城トヨペット様を始め、たくさんのスポンサーの皆様にご協力頂いて、開催することが出来ました。本当にありがとうございました。

そして、水戸のスタッフの皆、本当にありがとう。11月、12月、そして新年の1月と、本当に忙しい時に、チームと全く関係ないこの引退試合の仕事を、嫌な顔をひとつせずに、手伝ってくれて本当にありがとうございました。心より感謝申し上げます。

今日、SUZUKI FRIENDS に集まってくれた皆、本当にありがとうございました。

現役選手もいる中で、もうシーズンも始まっている中で、僕なんかの為に集まってくれて、本当にありがとうございます。現役生活の中で、皆と短い期間であった人もいますけど、本当に皆とサッカーすることが楽しかったです。

そして、こっちの・・・(MITO SELECTIONを指して)どうしようかな。まあ、お前らとものあのー、サッカー以外でね、共にしてた時間がいちばん楽しかったよ。それだけ。(場内笑い)

もうちょっと話させて下さい。高校卒業して、鹿島アントラーズの方に入団しました。本当にすごく下手クソで、もうこっち(SUZUKI FRIENDS を指し)にいるスーパースター達とは、比べものにならないくらい下手クソで、でも鹿島アントラーズが、そんな僕を粘り強くずっと育ててくれて、そして、日本代表までならせてくれました。本当に鹿島アントラーズ、ありがとうございます。

そして、鹿島で試合に出れない6年目に、フロンターレの方に移籍しました。レンタル移籍しました。いま福岡に、コーチでいる奥野さんと一緒にフロンターレの方に行きました。そして、8月ぐらいには試合に出れなくて、戦力外の、まあ自分の力がなくて戦力外の扱いになっている時に、鹿島の方から一本の電話がきて、「出れないんだったら帰ってこい」っていうことで電話を頂きました。

でも、僕自身はフロンターレのために一緒に頑張ると、試合にも出ていないのに、奥野さんの方に伝えた時に、「お前と俺の人生は違う」と言って、背中を思い切り蹴飛ばしてくれて、鹿島の方へ帰らせてくれました。

それがあったから本当に代表までいくことが出来ました。本当にありがとうございました。

そして、マリノス、ジェフ、フロンターレ、水戸と、国内のチームを移籍して、そしてほとんど結果を出せなかったですけど、凄く・・・よくしてもらって、本当に感謝しています。本当にありがとうございました。

なかなか本当に全然結果も出せなかったですけど、いつか恩返しできるようにと、ずっと心の中にあります。

そして、ベルギー、ブラジル、セルビア、アメリカと海外のチームに行った時に、本当に親身になって僕のことを支えてくれた人達、本当にありがとうございました。そしてベルギーに行った時、シノンさん見てますか?俺が辛い時に本当に良くしてくれて、支えてくれて本当にありがとう。病気に負けないで。必ず会いに行きます。そしてまた昔話して一緒に笑いましょう。

本当に本当にたくさんの方に支えられて、ここまできました。

本当にここで言う事が出来ないくらい、本当にたくさんの人達に支えてもらいました。本当に後から挨拶にいきます。

で、最後に、僕を小さい頃から支えてくれた、勉強を一回もしろって言わずに、ずっとサッカーをさせてくれた両親。そして優子(奥様)のママ、そして優子、そしておおちゃん、せいりゅう、お前たちがいてくれるから俺は生きていけます。

本当にありがとう。

もうプレーすることは出来ないです。今も夢を見ます。自分がヒリヒリした試合の中で、得点を決める。そんな気持ちで夢を見ている時に、ふと起きた時に、もう現実じゃないんだと、もうプレーしないんだと思うと、本当に寂しくなります。でも、もう今日で区切りがつきました。

これからは、やっぱり現場の方に戻ってきたいと思っています。このプロの世界で、ヒリヒリとする世界で、そして人生を掛けて戦っているとこで、僕も選手の近くに居て、一緒に戦いたい。プロの監督を目指して、頑張っていきたいと思います。

ここに居る名波監督のような、ファンに愛されるような、選手に愛されるような。そして、選手のことを愛せるようなそんな監督になりたい。そして、いつか越えられるような監督になっていって、そして、世界に出ていけるような監督を目指します。目標はね、高く持ちます。皆も持とうよ。絶対出来るから。

で、最後に今日ここに、会場に足を運んでくれた皆、いつか、ケーズデンキスタジアムや、色々なピッチで会いましょう!

本当に今日はありがとうございました!

 

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