森永卓郎が予測「今年起こる3つのバブルの崩壊」とは?

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FM93AM1242ニッポン放送・月~金8:00~11:30で放送中の「あなたとハッピー」
今日1/10(水)「9時の聞きどこ!」は「アンハッピー経済予測2018!」と題して2018年崩壊するかもしれない3つのバブルについてモリタクが解説します。


森永卓郎のアンハッピー経済予測2018! 今年崩壊するかもしれない? 3つのバブル!

テレビではあまり取り上げられない経済の暗い話をあえて解説。森永卓郎が今年崩壊するかもしれない3つのバブルについて解説します。

森永)私は今年「トリプルバブルの崩壊だ!」という風に予言しています。この「トリプルバブル」というのはまず都心不動産のバブルの崩壊、そして株価バブルの崩壊、さらにbitcoin(ビットコイン)等の仮想通貨バブルの崩壊、この3つが重なるだろうという風に見ています。

都心不動産・株価バブルの崩壊 東京オリンピックによる建設ブームの終わりでバブル崩壊?

森永)本当に東京オリンピックの建設ブームでごく一部のマンションとかがとてつもない値段になっています。南青山で1部屋10億円以上……「アホか」と。マンションが10億もするわけ無いだろうと!

垣花)でもそれを買う人がいるわけですよね。

森永)でもその人は住む為に買っているわけでは無くて、自分が住むマンションに10億も出す奴はいません。投機で転がす為に買っているのです。1割上がるだけで1億稼げるのですから。

垣花)ただそのマンションバブルというのは東京オリンピックよりも前に崩壊するだろうと。

森永)東京オリンピックのときには建物は全部できていないといけないので、需要は一部では来年2019年の真ん中くらい、あるいは前半にピークが来るだろうと言われているのですが、実は株価も不動産価格も先を織り込むので、私は今年中に崩壊する可能性が高いと思います。

仮想通貨のバブル崩壊 bitcoinは“皆が信用している”だけの裏付けの無い通貨!?

垣花)改めて簡単にbitcoinというものを簡単に言うと?

森永)bitcoinというのは“管理者がいない通貨”です。例えば我々が使っている「日本銀行券」は日本銀行が発行しているわけです。bitcoinやEthereum(イーサリアム)、ripple(リップル)などいろいろとあるのですが、これは誰が発行して誰が管理しているかが分からないのですよ。

垣花)信用で成り立っているのがお金というもの。日本銀行というものの信用、その後ろにある日本国というものの信用があるから皆お金を信用している、“円”を信用しているのですが、bitcoinは違うようです。

森永)bitcoinは「インチキ情報じゃない」というのをコンピューターでずっと取引を追いかけて検証しているので、確実にインチキではないというのは分かるので、そういう面では安全なのですけが、この“価値”というのは裏付けが何も無いのですよ。
例えば我々が持っている1万円札というのは裏付けがあるのです。勝手に印刷して配っているわけではないのです。日銀は例えば国債を買って代金としてお金を出す、あるいは金を持ってお金を出す、今でも少しだけ持っているのですけど。つまりお札に相当する資産を発行者が持っているわけです。
ところがこの仮想通貨というのはそれが一切無い。つまり何の裏付けも無いのです。ただ“皆がどれだけ価値がある”と思うのかというところで値段が決まるので、相場がすごく動くわけです。
例えば去年のbitcoin関連で言うと、1月は1bitcoinが10万円くらいだったのが12月に22倍の220万円台まで上がったのですよ。その後今は160万円くらいなのかな、また少し下がって乱高下を繰り返していて、すごく不安定なのです。だから上がることはあるのですよ。
もう「おくりびと」といって普通の主婦がbitcoinで1年に億稼いだと、だから「億り人」だと。それで「私はbitcoinをやらない人は信じられない」とか言っているのですけど、これは競馬で万馬券獲った人が「何で万馬券買わないのか分からない」って言っているのと一緒なのです。
今から買うのはとてつもなく危険だと私は思います。

仮想通貨の流通が日本銀行の怒りを爆発させている?

テレビのCMなどでも最近話題に上がっている仮想通貨。関心が高まっているのは間違い無いのですが、その裏には日本銀行の利権を犯している実態があるという。bitcoinなどの仮想通貨に対して日銀が対抗措置を取るかもしれないとモリタクは語る――

森永)bitcoinがどんどん伸してきたのにムカついている人がいるのですよ。それが日本銀行なのですね。
日銀は腹を立てているわけですよ。昨年12月の会見で黒田総裁が、この人は温厚な人なので、「投機によって異常な高値になっていますね」と言いましたが、「これはバブルだ!」と言っているのとほぼ同じことを遠まわしに言っています。
これは実は日銀の利権を犯すわけですね。なぜかというと、今までお金を出すというのは日本銀行の専売特許だったわけです。それをどこの馬の骨とも分からない奴が勝手に通過を発行して「冗談じゃない、ふざけんな」と。小さな内は黙っていたのですけど、これで怒りが爆発したのだと私は思います。

日銀自身が仮想通貨を出すかも!?

ここからは私の推測ですが、おそらく日銀がこの仮想通貨潰しに出て来ると思います。それは日銀自身が仮想通貨を出すだろうということです。そうするとこのどこの馬の骨とも分からん奴は弱いわけですよ。なぜかというと、日銀がスマフォで簡単に操作できるような仮想通貨を出すと、ひとつは裏付けがあるのです。ちゃんと資産を持つわけですよね。
もうひとつは無制限の強制通用力。何で日本円がどこでも使えるかというと、法律で無制限の法廷通用力を保障しているからなのです。ビットコインとかは使えるお店は限られているのですよ。だからこれは別に拒否しても構わないのですけど、日銀が発行したら全てのお店が拒否できないわけです。さらに、やろうとしているのではないかなということの根拠が、大手銀行が既に実験を始めていることです。

大手銀行が仮想通貨を行内ですでに出している!

三菱東京UFJ銀行が「MUFGコイン」という仮想通貨を既に出しているのです。「そんなの見たことねえぞ」と。なぜかというと、これは今自分のところの銀行員を使って実証実験をしているのです。要するに新しいことをやる為にはやはり実験を積み重ねておかないと思わぬ事故とかが起こるので、今は実験段階なのですよ。
おそらく最終的な形は、日銀が大手銀行に仮想通貨をドンと発行して、その枠内でそれぞれの大手銀行が自分のところの仮想通貨を出すと。

垣花)あくまでも日銀が管理している中での窓口としての銀行。ということは仮想通貨というのは銀行ごとに沢山銘柄が出て来るわけですね。

森永)ただこれはネットの世界なので「ピッ」とやるだけなら今は電子マネーがいくつもあるじゃないですか。別に混乱しないですよね。これも端末で全通貨に対応すれば良いので、何の問題も無いのですよ。

垣花)何だか今の話を聞いていると、bitcoinというのが投機の対象として言われていたものから離れて、むしろ今言った電子マネー的なニュアンスのものに感じるのですが。

森永)bitcoinは1日で何割も相場が動くわけです。
例えばbitcoinは使おうと思って買うので、使おうと思っている間に2割も3割も1日で下がってしまうということも日常茶飯事で起こっているわけですね。これ私は嫌なのです。なぜかというとせこいので、せっかく買ったのが1日で3割も下がるなんて嫌なのです。
でもこのMUFGコインや日銀が出す仮想通貨は1円が1コインなのです。だから電子マネーと一緒なのです。「為替変動が無くて裏付けがあって無制限の強制通用力がある仮想通貨」対「よく分からない相場が動く仮想通貨」が戦ったらどうなるのかというと、私はもう勝負は目に見えているのだと思います。

bitcoinは競馬と一緒!? 全財産を突っ込まないように!

森永)ただ私がものすごく気になっているのは、このビットコインは生まれたのは中国じゃないのですが、取引の主体がずっと中国だったのです。中国でずっとバブルが起こって、高値のピークになった時点で実は取引量世界一は日本になっている。つまり高くなった時点で日本人がバンバン買っているというのが私はとてもとても気になっているのです。
基本的には競馬をやるのと一緒ですよと。競馬をやるのは良いのですが、全財産を突っ込んだり老後の資金を突っ込んだりするのは絶対にやめましょうという風に私は思います。

垣花)bitcoinというのは仮想通貨そのものではなく、数百ある仮想通貨の内のひとつの銘柄にすぎないのですね。

森永)バブル崩壊で、年末は株価が安くなると思うのですけど、私の見立てではその12月くらいに安倍総理が消費税の凍結あるいは引き下げに踏み切るので、私は業界で最も早い予想として「2019年は明るくなるぞ!」というのが私の予想です。来年の特集は「ハッピー2019!」になります。

垣花)……森永さんの予想がbitcoinにならないと良いですね。

垣花正 あなたとハッピー!
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