最高の状態で9秒台を!と関係者も必死!!陸上男子・桐生祥秀(20歳) スポーツ人間模様

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写真提供:産経新聞社

陸上の日本選手権、そしてリオデジャネイロ五輪の代表選考会を兼ねる大会が今日24日から3日間にわたり、愛知・パロマ瑞穂スタジアムで開かれます。
100回を迎える記念大会、大一番です。
その中で、大がつくほど注目を集めているのは男子100メートルでしょう。
関係者の多くが「日本初の9秒台が出る」と予言。もう、それだけでワクワクしてしまう、夢のような一瞬が訪れるのでしょうか。

1968年のメキシコ五輪で米国のジム・ハインズが人類初の電動計時で9秒台をマークしてから、10秒の壁を破ったのは113人もいるそうです。
アジア出身初の9秒台は昨年、中国のスー・ビンチャン。
桐生も昨年、米国で9秒87を出しましたが追い風参考記録。

優勝候補の桐生は11日、自己ベストタイの10秒01をマークしたばかりですが、今回の大会は「9秒台で優勝したい。」と豪語するほど調子がいい。

振り返れば、スポットを浴びたのは、京都・洛南高3年時でした。織田記念陸上で日本歴代2位の10秒01を叩きだしたからです。
高校時代は、ただ走るだけではなくフィジカルも鍛え抜き「メディシンボールを、校舎の3階まで放ることができるパワーがついた。」
メディシンボールはバスケットボールと似た、とても重量があるもの。

一方、強化指定を受け、JISS(国立スポーツ科学センター)で栄養指導をはじめ、多くのサポートを受けたことを心から感謝している。
施設はスポーツ振興くじ、totoの収益を財源にしており、「感謝の気持ちを表すためにも、秒台は晴らしい成績を残したい」と話しています。
ジュニア時代から世界でも目立つ存在だった桐生。
しかし10秒01をマークしてからは、記録は伸び悩み。

では、当の桐生はどう思っているかといえば「東京五輪がピークになる。」と言っている。
24歳の4年後まで、もっと伸びると確信していますが、それを証明するのが今回の日本選手権ということでしょう。

一にも二にも、運を天に任せることに変わりはありませんが、最高の状態で9秒台を!と関係者も必死です。
今年の日本選手権の男子100メートル・準決勝、決勝はナイター。
五輪の100メートルがナイターで行われるように、夜の方がより集中しやすいといわれます。

9秒台は、まず雨が降らないことが絶対で、それも追い風が1メートル以上、2メートル以下と細かい条件もつく。
梅雨時でこればかりはどうにもなりませんが、コースも入念に整備され、こうなると、あとは運を天に任すしかありません。

「日本の陸上界を盛り上げたい。そのためには、やっぱり9秒台でしょう。」

歴史的なレースを期待しましょう。

(原文)青木政司

6月24日(金) 高嶋ひでたけのあさラジ!「スポーツ人間模様」