蓮舫氏が立憲民主党に入党届 野党再編第2段階へ

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12月27日(水)FM93AM1242ニッポン放送『高嶋ひでたけのあさラジ!』今日の聴きどころ!③

蓮舫元代表らの立憲民主党への入党の背景、野党の責任とは
7:10~やじうまニュースネットワーク:コメンテーター鈴木哲夫(ジャーナリスト)

蓮舫氏が立憲民主党に入党届 野党再編第2段階へ

民進党・両院議員懇談会 蓮舫元代表 提供:産経新聞

蓮舫氏が立憲民主党に入党届~所属議員が民進党上回る

民進党の蓮舫代表は昨日、立憲民主党の枝野代表に会って入党届を提出した。一方、民進党は昨日、通常国会を見据え立憲民主党と希望の党に対し、三党による統一会派の結成を打診したが、立憲民主党は拒否し、希望の党は回答を留保した。

民進党の蓮舫元代表は一昨日、立憲民主党の枝野代表と会談して「良い意見交換ができた」と述べていましたが、昨日民進党の大塚代表に離党届を提出しまして、その後立憲民主党の枝野代表に入党届を提出しています。昨日記者団に答えた蓮舫元代表です。

蓮舫元代表)政策をいま明確にしてるのは立憲さんだと思いましたので、立憲さんで民進の政策を誰よりもわかっている私が行かして頂けることによって、良い形で繋ぎ合わせることができればと思いました。

このように述べているんですが、立憲民主党は昨日は常任幹事会も開いておりまして、立憲民主党は無所属の山尾志桜里衆議院議員、それから民進党を離党した有田芳生、風間直樹、江崎孝の参議院議員三人の入党も正式に決定しました。これで立憲民主党の衆参両院合わせた所属議員は60人となり、58人の民進党を上回りました。立憲民主党の参議院議員は5人なりまして、これで通常国会で代表質問が可能になりました。一方民進党の方ですが、民進党は昨日国会議員と地方組織幹部による合同会議を開きまして、大塚代表は党改革の選択肢の一つとして示しておりました新党移行について、「今の民進党が同じメンバーでそのまま新党に移行しても、有権者の理解は得られず無意味だ」と指摘しまして、新党移行については当面見送る考えを示しました。その上で民進党の増子幹事長が立憲民主党と希望の党に三党による統一会派の結成を打診しました。これに対し立憲民主党は「理念や政策が異なる希望の党とは組めない」と拒否しまして、希望の党は「党に持ち帰る」ということで、回答を留保しております。民進党の中には希望の党とは安全保障関連法に関する考え方が違うとして統一会派結成に反対する意見が公然と噴出しております。こうした動きについて民進党のある幹部は「ごたごたしているように見られる。いつまでも子どもの政党だ」と述べています。

高嶋)民主党、そして民進党のときは、右から左までいろいろといてわけのわからない党だと言って。あのときはあのときですごく疑問だったのですが、割れてみたら割れてみたで、またこのかけらは何なんだろうかとか、こっちのこのかけらはなんですかとか、この大きいのはこれが立憲ですかと。よりまたわからなくなってきて、そして昨日の蓮舫さんなんか言っちゃなんだけどこの間まで代表でしょ。代表が砂かけて出て行って構わないんですか。

鈴木)良くないっていうかなかなか理解を得にくい行動だとは思いますね。

高嶋)逆だったらキーって言うんじゃないですか。

野党再編は第2段階へ進む

鈴木)かつて民進党はいろいろな考えの人がいて、これが今度の選挙で怪我の功名と言っても良いんだけど、割とすっきり分かれたわけですよね。だけどまだすっきり分かれていない部分が民進党のまま残されていた。特に参議院議員。今回総選挙は衆議院でしたから、こっちの方は綺麗に希望の党と立憲民主党に別れて行ったのですが、参議院の方にもやっぱり違いがある。それから希望の党も行ってみたけど約束が違うじゃないとかね、そういうこともある。だから、綺麗に分かれたいまが第1段階。もう1回すっきりっていうんでしょうかそういう形でいかないといけない。そういう流れなんだと思いますね。

高嶋)民進の大塚代表、ふたつに分けたいみたいなことを、そんなニュアンスの発言がありましたけど、今年中には無理だけどみたいな。あれはなんなんですか?

鈴木)実は大塚さんは非常に、皆が一つなろうというような方向感は勿論持っておられるんですけど、やっぱり民進党の中にも希望の党でやってもいいっていう人といやいや立憲の方だろっていう人といるのも、現実もわかってる。だからそういう中で非常に難しい立ち位置なんですね。

民進党の新党移行への課題

高嶋)民進党で良いと思ってる人は一人もいないんですね。

鈴木)ええ、それはもう流石に。ただ政党が変わっていくときに持っているいわゆる政党交付金。こういうようなものの扱いとか。あと何と言っても全国に地方組織があるわけですね。実は選挙にしても何にしても実際に働くのは地方組織の第一線のメンバーじゃないですか。この組織をどうしていくかっていう、支えてきた人たちも皆自分なりに苦労してきてる中で考え方をそれぞれが持ってるわけです。だからお金や組織をどうするか。この辺は中々綺麗にスパッとはいかないですよね。

希望の党の失敗と政治に緊張感を持たせることのできない野党の責任

高嶋)希望の党はもう本当にすごい大きい希望を持たせて、あんな風船の弾け方も凄いですけどね。当てと褌が外れちゃってね、最初に行った人なんて意気揚々だったじゃないですか、これで当選勝ち取ったみたいな感じだったんですけども。

鈴木)実際そういう空気になりましたからね、小池劇場またやられたっていうね。

高嶋)あんな格好悪いことないでしょ。

鈴木)結果的にそうなっちゃって。だけど、繰り返しみたいな言い方ですがやっぱり、ここスッキリしなければね、やっぱり野党駄目じゃないかって。

高嶋)こういうことだから、安倍さんだって、いわゆる敵失とよく言われてますけども、それでこの間の選挙も大勝ということで、何のことはない、心配するようなこともなかったという。一時は大変心配したようですけどね。

鈴木)そうですよ、負けを覚悟したっていう。本当に私にそう言った安倍さんの側近の方もいるんですね。だからそういう状況だったけど、結果は上手くこうなったと。思いますけどやっぱり2017年総括じゃないけどやっぱり政治に緊張感が無くて、安倍さんが強すぎてね。野党がしっかりしてないと引き締まらないですよ。そういう意味じゃ野党しっかりしろっていう。

高嶋)みんな右往左往してるんだもん。みんな立憲民主党行きたいんですよ、本当はね。

鈴木)再来年の選挙なんか参議院考えるとね、今の流れからいくとやっぱり支持率がガッと上がった立憲に行きたいっていうのはあるでしょうね。

 

高嶋ひでたけのあさラジ!
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