瀬戸内寂聴 来年の命をどう生きるかが人それぞれの宿題です

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瀬戸内寂聴 来年の命をどう生きるかが人それぞれの宿題です

【瀬戸内寂聴「今日を生きるための言葉」】第507回

まだまっさらな来年の命をどう生きるかが、私たち一人ひとりに課せられた宿題です。
最後を迎えるその日まで「命なりけり」と自分を励まして、精一杯生きていきましょう。
どうぞ良いお年をお迎えください。

瀬戸内寂聴

撮影:斉藤ユーリ
 

《瀬戸内寂聴 新刊情報》
 
瀬戸内寂聴 来年の命をどう生きるかが人それぞれの宿題です
『いのち』 瀬戸内寂聴
講談社刊 定価:1,400円(税別)

長い生涯の中で深い縁に結ばれた女流作家、大庭みな子と河野多恵子。
天才的な才能に恵まれたライバル同士である二人の愛憎の激しさを描いた著者の、最期の長編小説になるかも知れない力作です。
胆のうがんの摘出手術から帰還する冒頭のシーンから思わず引き込まれていきます。

瀬戸内寂聴 来年の命をどう生きるかが人それぞれの宿題です
『お茶目に100歳! 寂聴さん』 瀬尾まなほ
光文社刊 定価:1,300円(税別)

寂庵に来るまで瀬戸内寂聴が作家であることも尼僧であることも知らなかったという著者。
寂聴さんの秘書になって七年。
常日頃共に過ごしているからこその、瀬戸内寂聴の日常を綴ったエッセー。
読んでいると思わず顔がほころびます。

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