お正月の遊び④ すごろくの豆知識『盤双六』と『絵双六』の違いは?

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お正月の遊び④ すごろくの豆知識『盤双六』と『絵双六』の違いは?

『すごろく』はサイコロを振って、出た目の数だけ駒を進めて、早く『上がり』に行き着くことを競う遊びです。『すごろく』には『盤双六(ばんすごろく)』と『絵双六(えすごろく)』の2つの種類があります。『盤双六』は、白と黒の石を駒として使うもので、盤を挟んで2人が向かい合って、2つのサイコロを振ります。そして出た目の数だけ自分の石を進めて、先に全ての石を相手の陣に入れたほうが勝ちとなります。

『すごろく』を漢字で書くと“双六”と書きます。2つのサイコロを振った時、2つとも『六』と『六』の目が出れば最も多く駒を進めることが出来ますが、そんな“2つの『六』”の意で『双六』という漢字が使われています。

『絵双六』は様々な絵が描かれた盤を使います。『絵双六』にはいくつもの種類があって、その1つに『道中双六』があります。旅の順路に従って駒を進めるもので、庶民の旅への関心が高まった、江戸時代の中頃に生まれたとされています。特に『東海道』をイメージした『道中双六』が数多く出版されたそうです。

その後、印刷技術が伝わると、大量の印刷が可能になったことから『絵双六』は雑誌の付録にもなって、たくさんの種類の『絵双六』が誕生しました。

(2017/12/28放送分より)

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