平昌五輪~プーチン大統領がロシア人選手の個人参加を容認したのはなぜ?

12/7(木)FM93AM1242ニッポン放送『高嶋ひでたけのあさラジ!』今日の聴きどころ!④

国家ぐるみのドーピング関与については否定
7:17~やじうまニュースネットワーク:コメンテーター山本秀也(産経新聞論説委員)

森喜朗 プーチン

非公式会談後に森元首相(右)を宿泊先のホテルまで送った後、同ホテルのロビーで森喜朗氏と歓談するプーチン露大統領=2017年7月10日露中部エカテリンブルク市中心部

プーチン大統領「ロシア人選手が個人資格で参加するのを政権が邪魔することはない」

IOC国際オリンピック委員会がロシアの組織的なドーピングを認め、来年2月の平昌オリンピックから選手団の除外を決めた問題で、ロシアのプーチン大統領は6日、ロシア人選手の個人資格での参加を容認する姿勢を示しました。これで一部にあったボイコットの可能性は事実上なくなりました。

ロシア国民の間ではアメリカやヨーロッパがオリンピックを政治利用してロシアを孤立させようとしているという陰謀論が浸透していました。ですがプーチン大統領は6日、「平昌オリンピックにロシア人選手が個人資格で参加するのを政権が邪魔することはない」と述べて、オリンピックボイコットを否定しました。また、プーチン大統領はロシアにも一部は悪いところがあったと述べて、ドーピング問題で一定の誤りを認める姿勢も示しています。

ただソチオリンピックで自ら勝利を指示したことはないと強調しまして、国家ぐるみの関与については否定をしております。IOCは今回の処分を全面的に受け入れれば、オリンピックの閉会式までにロシアオリンピック委員会の資格停止処分を部分的、あるいは完全に解除する条件も提示しておりまして、閉会式でロシア選手が国旗を振る可能性も残っていると伝わっています。

こうした中でプーチン大統領は来年3月の大統領選挙に立候補すると唐突に表明しました。プーチン大統領は2014年のウクライナ紛争でクリミア編入を強行して以来、およそ80%という高い支持率を維持しておりまして、通算4選が確実視されております。ただ、ヨーロッパ・アメリカとの対立が長期化するのは避けられないという風に見られています。

高嶋)オリンピックについては、ソチで33個メダルを獲ったら後に11個剥奪。3分の1持って行かれちゃったわけです。それで役員も全部含めてすり替えたとかやれどうしたとか。これはIOCとしても毅然とした態度見せるよりしょうがなかったということでしょうね。

山本)まあそうでしょうね。確たる証拠があるということに基づいてやっているわけですから、そこは筋を通したということでしょう。プーチン大統領が意外にも、ロシアにも一部悪いところがあったと、こういったところがポイントかと思います。長い間強権国家を見て来た目にはですね、こうなると誰かの首を飛ばす気かな? という風にも取れるんですけどね。ただ同じタイミングでの大統領選への立候補表明っていうのは、ここら辺は繋がってるでしょうね。

高嶋)なかなかそつのない動きですよね。

山本)よく考えちゃいますよ。

高嶋)昨日の会見なんかでフィギュアのメドベージェワが。一緒にいて、泣きそう顔していましたが、個人的には可哀想だなという気は起きますが。

山本)そこはいろいろな役割りの方がいらっしゃるのでしょう。選手の顔というのがやはり必要でしょうから。確かにオリンピックは国旗を背負ってというイベントなので、表彰台にロシアの選手が立っても、国旗が上がらないというのはひとつの象徴的な光景かと思います。いずれにしてもドーピングは許しちゃだめです。ここはIOCに最後まで筋を貫き通して貰いたい。そう思います。

高嶋)本当ですね。だけど、あの冬のオリンピックの主役を張るロシアが出ないということになると、やや空気の抜けかけた大会みたいになるでしょうね。
イベントとして考えればIOCも本当に辛い決断ですね。

山本)まあそうでしょうけど、ここは筋を通すしかなかったと思いますね。

高嶋)プーチンさんがあっけらかんとしてるのがちょっと意外でした。

山本)何か考えていますよ。

高嶋ひでたけのあさラジ!
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