もうデブと呼ばせない。いま、ぽっちゃり市場が熱い?暑い? 【ひでたけのやじうま好奇心】

不況と言われる「ファッション誌業界」にあって、最近注目のキーワードが、「ぽっちゃり」なんだそうです。

もともと、この「ぽっちゃり」ブームの火付け役はぶんか社が2013年に創刊した『la falfa』(ラ ファーファ)という10~20代向けの女性ファッション雑誌からと、言われています。
(ラ ファーファ)とは、イタリア語の「蝶」に由来していてサナギが華やかな蝶になって、羽ばたくように読者にも綺麗に変身してほしいという願いが込められているとか。

創刊のキャッチコピーは「ぽっちゃり女子のおしゃれ応援マガジン」。
創刊号は5万部が即日完売して重版を重ねて、結局10万部を売り上げた。
創刊当初は季節ごと1年で4冊の企画雑誌だったんですが、反響が大きく現在は2ヵ月に1度発売されるようになった。

今、最新号が手元にあります。
表紙はお笑いコンビ「おかずクラブ」の、ゆいP。
確かに「ぽっちゃり」しています。
パッと見、ファッション誌の表紙とは思えない。お笑いの雑誌みたいです。

女性ファッション誌の「ぽっちゃり」ブームを専門家は、こう分析しています。
最近、ネットやテレビショッピングなどで「洋服」を買う女性が増えてきた。
昔は百貨店の洋服屋さんでは、なかなか大き目のサイズがなかったが、ネット通販のうりは「サイズの抱負さ」。
あのユニクロは店舗でも通販でも、ほとんどの女性用品は「3L」まである。
そのため、これまで合う洋服がなく、おしゃれできなかった、ぽっちゃり女子がおしゃれ出来る環境になったことが大きいと分析しています。

現に、ブームの火付け役『la falfa』(ラ ファーファ)」の編集長は「着れる服から、着たい服へ」という「ぽっちゃり女子」の思いを雑誌のコンセプトにしているそうなんです。

そして、この「ぽっちゃり女子」の雑誌のヒットを受けて「大きいサイズで可愛い下着」や「股ズレ防止グッズ」などぽっちゃり女子向けの商品が開発、販売されている。
つまり、今までなかった「ぽっちゃり」という市場が生まれたというわけです。

女性のぽっちゃり市場があるなら方や男性は?というと、日本人は、男性の方が、ぽっちゃりの割合は多い。
厚生労働省の2013年の国民健康・栄養調査によると、肥満とされる「BMIの数値が25以上」の割合は男性が28.6%、女性は20.3%。
そこで「ぽっちゃり」ブームの二匹目のドジョウとばかり、ぽっちゃり男子向けてのファッション誌が、いま続々と創刊されてます。

大洋図書から去年の10月に発売された日本初の、ぽっちゃり男子向けファッション誌「Mr.Babe」(ミスターベイブ)。
30~50代のBMI25以上の肥満体形の男性をターゲットにしているそうで、去年の創刊号を経て、今年3月第1号が出版された。
「おしゃれ」の話題から、ぽっちゃりの最大の敵「汗」「臭」対策などの特集があります。

もう1冊。今月「別冊2nd BOO(セカンド ブー)」という雑誌が発売された。
これは2007年から発売されているファッション誌『2nd(セカンド)』の別冊として発売されたもの。
表紙には「チャーミングなボディの貴方がおしゃれなら無敵だ」と書かれていて、かなり、ぽっちゃりしたモデルの人が、満面な笑みで写っています。

昔は、太っている人のことを「デブ」と一言で片づけていましたが、最近では、きょうご紹介した「ぽっちゃり」をはじめ、「わがままボディ」とか「愛くるしいボディ」とか、「ビッグボディ」とか、「マシュマロボディ」など、ポジティブに言い換えています。
ポジティブに言い換えることで、特集が組みやすく、そこから新たな商品、新たな市場が生まれてくるというわけです。
たしかにファッション誌「デブ特集」ではだれも買いません!

世の中、手を変え品を変えですね。

6月20日(月) 高嶋ひでたけのあさラジ!三菱電機プレゼンツ・ひでたけのやじうま好奇心」より