本当の幸せを教えてくれたのは、7歳の少女だった『gifted/ギフテッド』

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【しゃベルシネマ by 八雲ふみね・第315回】

さぁ、開演のベルが鳴りました。
支配人の八雲ふみねです。
シネマアナリストの八雲ふみねが、観ると誰かにしゃベリたくなるような映画たちをご紹介する「しゃベルシネマ」。

今回は、11月25日から公開の『gifted/ギフテッド』を掘り起こします。


最高にチャーミングでハートフルな映画が日本にやって来た!

本当の幸せを教えてくれたのは、7歳の少女だった『gifted/ギフテッド』
フロリダの小さな町。生まれて間もなく母親を亡くした7歳のメアリーは、独身の叔父フランクとささやかながら幸せな日々を送っていた。一見どこにでもいる少女にように見えるメアリーだが、彼女は実は数学の天才。小さな子どもには到底ムリな暗算の問題も、次々と解いてしまう。

そんな彼女の天才的な才能が明らかになったことで、彼らの静かな生活が揺らぎ始める。フランクの母エブリンが現れ、孫のメアリーに英才教育を施すために二人を引き離そうと画策。しかしメアリーの特別扱いを頑に拒むフランク。実は彼には亡き姉から託された、ある秘密があった…。

本当の幸せを教えてくれたのは、7歳の少女だった『gifted/ギフテッド』
タイトルになっている「gifted」とは、生まれつき持つ人並みはずれた才能のこと。本当ならばそれはとても喜ばしいことなのに、場合によっては「才能があるがゆえの悲劇」を生むことになることも。

そんなひとりの少女の特別な才能をめぐる、最高にチャーミングでハートウォーミングな映画が日本にやって来ました。

本当の幸せを教えてくれたのは、7歳の少女だった『gifted/ギフテッド』
フランク役には、クリス・エヴァンス。男手ひとつで懸命に姪を育てる人間味あふれる男を魅力的に演じています。

一方、メアリー役には現在11歳のマッケナ・グレイス。キュートな笑顔にしかめっ面、表情豊かな彼女の“天才子役”ぶりには驚愕の一言。彼女もまた“演技力”という才能を天から与えられた“ギフテッド”な子どもなのでしょうね。

メガホンを取ったのは、マーク・ウェブ監督。『アメイジング・スパイダーマン』シリーズで世界的な大ヒットを成し遂げましたが、自らの原点はヒューマンドラマだと語るウェブ監督。その言葉にふさわしく、シンプルで温かみと希望にあふれた作品となりました。

親子とは、人生とは、そして本当の幸せとは…。
映画の余韻とともに向き合ってみたくなる一作です。

本当の幸せを教えてくれたのは、7歳の少女だった『gifted/ギフテッド』
gifted/ギフテッド
2017年11月23日からTOHOシネマズシャンテほか全国ロードショー
監督:マーク・ウェブ
出演:クリス・エヴァンス、マッケナ・グレイス、リンゼイ・ダンカン、ジェニー・スレイト、オクタヴィア・スペンサー ほか
©2017 Twentieth Century Fox Film Corporation
公式サイト http://gifted-movie.jp/

連載情報

Tokyo cinema cloud X

シネマアナリストの八雲ふみねが、いま、観るべき映画を発信。

著者:八雲ふみね
映画コメンテーター・DJ・エッセイストとして、TV・ラジオ・雑誌など各種メディアで活躍中。機転の利いた分かりやすいトークで、アーティスト、俳優、タレントまでジャンルを問わず相手の魅力を最大限に引き出す話術が好評で、絶大な信頼を得ている。初日舞台挨拶・完成披露試写会・来日プレミア・トークショーなどの映画関連イベントの他にも、企業系イベントにて司会を務めることも多数。トークと執筆の両方をこなせる映画コメンテーター・パーソナリティ。
八雲ふみね 公式サイト http://yakumox.com/

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