ぶっちゃけ、どっちが怖い?『貞子VS伽倻子』 しゃベルシネマ【第24回】

さぁ、開演のベルが鳴りました。
支配人の八雲ふみねです。
シネマアナリストの八雲ふみねが、観ると誰かにしゃベリたくなるような映画たちをご紹介する「しゃベルシネマ」。

人というモノは「最強」と呼ばれるもの同士を戦わせたくなる性分があるようで…。
最近だと『スーパーマン VS バットマン』や『シビル・ウォー/キャプテン・アメリカ』。
『エイリアン VS プレデター』なんてのもありましたね。
そこで今回の「しゃベルシネマ」では、“最強”ならぬ“最恐”の戦いに注目。
日本が誇る二大ホラーキャラクターが激突する衝撃作『貞子VS伽倻子』を掘り起こします。

貞子VS伽倻子、世紀のホラー対決!

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その映像を見ると、貞子から電話がかかってきて二日後に必ず死んでしまうという「呪いの動画」を見てしまった、女子大生の有里。
入ったら行方不明になるという「呪いの家」に足を踏み入れ、家に棲みつく伽椰子と俊雄に襲われてしまった、女子高生の鈴香。
呪いにかけられた二人を救うために立ち上がったのは、霊能界の異端児・経蔵。
彼は貞子と伽椰子を激突させ、同時消滅させるという秘策に打って出る。
そして、有里と鈴花に「呪いの家」で「呪いのビデオ」を見るという恐るべき作戦を指示。

しかしそれは、想像を絶する戦慄の始まりだった…。

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有里役に抜擢されたのは、モデル・女優として同世代の女性から絶大な人気を誇る山本美月。
鈴花役は、ホラー初挑戦の玉城ティナ。
二人ともホラー映画のヒロインに相応しく、恐怖に震える表情は見応え十分。
ふたつの呪いを解くために奮闘する霊能者、経蔵役には安藤政信。
ほか、佐津川愛美、甲本雅裕など個性的な顔ぶれが顔をそろえます。
監督は、『ノロイ』『オカルト』など多くのホラー作品を手がける白石晃士監督 。
白石監督が作るホラー映画は、とにかくトラウマになるほど怖い!

…というコトで、本作のメガホンを白石監督が取ることが決まった段階から注目が集まっていた一作です。

スタートは、エイプリルフール?

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テレビ画面から這い出して日本中を恐怖のどん底に叩き落した『リング』シリーズの貞子。
「ア、ア、ア、ア……」という奇声が耳にこびりついて離れない、『呪怨』シリーズの伽椰子。
世界でも評価の高いJホラーの最恐ヒロインの夢の共演となった本作ですが、実はコトの発端は、エイプリルフールでした。

近年、各映画配給会社は4月1日が近づくと、エイプリルフール限定のジョーク企画をこぞって実行。
4月1日限定で公式サイトのデザインを変更したり、オリジナル動画を配信したり。
『貞子VS伽倻子』もご他聞に漏れず、昨年の4月1日に世間を賑わせたエイプリルフール企画でした。
昨年6月に公開された『呪怨 -ザ・ファイナル-』の宣伝チームが「もし次回作があるとしたら、どんな企画が面白いか」と酒席で盛り上がった時に、満場一致でたどり着いたのが、貞子と伽倻子のバトル。
「エイプリルフールの企画としていける!」と思った『呪怨 -ザ・ファイナル-』のスタッフが、『貞子3D』の配給会社に打診したところ、なんとこの無謀なアイデアを快諾。
配給会社の枠を超えた『貞子VS伽椰子』のコラボレーションが実現しました。
しかもご丁寧に、このエイプリルフールネタのためだけにポスターまで作成する熱の入れよう。
全国の映画ファンを恐怖、ではなく、笑いの坩堝へと陥れたのでした。

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嘘から出た真実、瓢箪から駒とは、まさにこのコト。
冗談から始まった、この対決の行く末。
それは是非、スクリーンで…。

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2016年6月18日から全国ロードショー(4DX、MX4Dでの上映も決定)
監督・脚本:白石晃士
出演:山本美月、玉城ティナ、佐津川愛美、田中美里、甲本雅裕、安藤政信 ほか
©2016「貞子vs伽椰子」製作委員会
公式サイト http://sadakovskayako.jp/

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