混迷する野党~統一会派はつくれるのか?

10/30(月)FM93AM1242ニッポン放送『高嶋ひでたけのあさラジ!』今日の聴きどころ!③

考え方に隔たりのある希望の党と立憲民主党
7:10~ やじうまニュースネットワーク:コメンテーター 須田慎一郎(ジャーナリスト)

前原誠司

民進党両院議員総会・懇談会に臨む前原誠司代表=2017年10月27日午後、東京・永田町の民進党本部 写真提供:産経新聞社

民進党・前原代表引責辞任、後任は岡田克也元代表の再登板か

衆議院選挙から1週間が経つ中、与野党が新たな体制構築に向けた動きを見せています。政府与党は内閣や党の幹部を全員再任させる見通しになった一方で、野党は民進党の前原誠司代表が引責辞任する考えを示すなど混乱が続いております。

畑中デスク)野党の動きを中心にお伝えしていきますけど、まだまだ体制の構築には時間がかかるようです。分裂の受け身に合いました民進党ですが、先週両議院総会が開かれました。この中で前原代表は希望の党との合流の失敗を認めまして、引責辞任する意向を表明しました。

前原代表)心から皆さん方にお詫びを申し上げたいと思います。申し訳ありませんでした。全ての方々が公認を得られなかったこと、そのことによって3分の2を許す結果になったということについて、心から皆さん方にお詫びを申し上げたいと。一定の方向性をしたためた上で、私自身は辞任をさせていただきたいとこう思っております。

畑中)辞任の時期につきましては30日、つまり今日の全国幹事長会議の後に判断すると述べております。本人は引き延ばすつもりはないと党の幹部が話しておりまして、今日中にも辞任する見通しをなっております。とはいっても地方組織の幹部が集まる全国幹事長会議でも前原代表へのそしりは免れないとみられます。民進党は党に席を置いている議員と地方組織については存続することを決めました。つまり民進党自体は雲散霧消することはこれでありませんが、来月の1日の明後日に召集される特別国会で総理指名を誰にするのかは、民進党としては誰になるか決まっていません。ですからこの特別国会までに新代表を選ぶ方向で調整に入ります。後任には岡田克也元代表の再登板の案が浮上しています。一方希望の党も両議院総会を開いていますが、共同代表は当面置かないで空席とすることが決まりました。つまり小池代表は代表のまま、国会議員の代表は未だいないという状態が続きます。党の規約を改正して来月にも共同代表を選ぶ選挙を行うことを確認しております。暫定的な措置といたしまして幹事長兼政調会長に大島敦氏、国会対策委員長に笠浩史氏が起用されます。明後日の特別国会での総理指名選挙では苦肉の策という指摘もありますけど、当選回数が8回と最も多い渡辺周元防衛副大臣に投票することがようやく決まりました。

岡田克也 野田佳彦

民進党系の衆院議員の新会派「無所属の会」の会合で挨拶する岡田克也元代表(左)、野田佳彦前幹事長(左から2人目)ら=2017年10月27日午後、東京・永田町の衆院第二議員会館 写真提供:産経新聞社

立憲民主党は希望の党と民進党の接着剤になると言うが

高嶋)人の本音がそれぞれ剥き出しになって議論など一部伝わってくるところを見ても、人間というものは手前勝手で言いたい放題で。究極的には勝てば官軍で、ゆっくり見ていられるのは立憲民主党と自民党。後は公明党でも共産党でも腹に一物ですよ。その辺はすっきりするのでしょうか?

須田)野党の場合はまだ混迷の度を深めていくのかなと思います。1つにまとまらなければ数の力で自公に対抗できませんから。まとまりたいけれども、今回の選挙戦で公認を与える与えないの経緯から考えると、やはり感情的には皆さん複雑でしょうから。加えてもう1点注目しなければならないのは、希望の党が50人の当選者のうち32人が比例当選者です。そのうちかなりの部分が復活当選です。国会法上、希望の党を解散しない限り復活当選組は他党に移ることができません。希望の党で旧民進党の人たちはもう泥沼から逃げ出したい気持ちではいるけれども、逃げ出すに逃げ出せない状況になっているかと思います。そういった中で民進党が残って、無所属当選組が中心になって立憲民主党、そして希望の党との接着剤を果たすと言うのですが、今後どういった形で進んで行くのか。まあ統一会派になるでしょうけど、立憲民主党と希望の党は考え方に相当隔たりがありますから。統一会派が本当に組めるのかどうかということもありますよね。

高嶋)自民党のほうも、安倍さんは何やら国会がずいぶんお嫌いになったようで。なるべき早く済ましたいのか特別国会は8日間だと。

畑中)そうですね。ただ休日やトランプ大統領の来日も控えておりますから、それを差し引きますと3日間になるのではないかと思います。

須田)特別国会が実質3日で終わるということはさておき、年内に臨時国会を開くべきだと思います。

高嶋)閣僚はほとんど留任するようですが、1回もちゃんとやっていないですよね。

須田)新しい政権が発足して総理の言葉が聞けないというのは異常事態ですよ。

安倍晋三 更田豊志 菅義偉

原子力防災会議に臨む安倍晋三首相(右から2人目)、原子力規制委員会の更田豊志委員長(左)、菅義偉官房長官(一番右)ら=2017年10月27日午前、首相官邸 写真提供:産経新聞社

森加計問題の決着は延期

高嶋)蛙の面に何とやらですけど。口では謙虚と言いながら、総理の腹の底の本音はどこにありますか?

須田)やはり森加計問題にかかっているのでしょうね。

高嶋)森加計の認可の決着はまた延期されましたか?

畑中)そうですね。そこら辺はまだはっきりとはしていません。

須田)整々粛々と加計学園については認可有無の判断を下すべきですよ。政治の動きに影響されるなら、今後も大きな禍根を残すでしょうから。例え認めないにせよ、すぐに出すべきだと思います。

高嶋)トランプ大統領と松山英樹とゴルフをやるよりも、国会でやるべきことをやってほしいと思いますね。

高嶋ひでたけのあさラジ!
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