衆院選~自民党が勝ったのではなく、野党が落ちただけ

10/27(金)FM93AM1242ニッポン放送『高嶋ひでたけのあさラジ!』今日の聴きどころ!③

宮家邦彦氏から見た衆議院選挙の動き
7:10~やじうまニュースネットワーク:コメンテーター宮家邦彦(外交評論家・キヤノングローバル戦略研究所研究主幹)

小池百合子

希望の党の両院議員懇談会の冒頭であいさつする小池百合子代表=2017年10月25日午後、東京・永田町の衆院第1議員会館 写真提供:産経新聞社

希望の党と民進党が両議院総会を開催 野党各党の今後の動き

希望の党と民進党は今日午後、国会内と党本部でそれぞれ両院議員総会を開きます。希望の党は小池代表出席の下、国会議員を統率する共同代表を含む暫定的な人事案を提示します。一方民進党は前原代表が出処進退を明らかにすると見られます。

一昨日の3時間以上に及んだ両院議員懇談会では小池百合子代表の辞任要求も飛び出した希望の党、今日は夕方に両院議員総会を国会内で開きます。小池代表を補佐し国会議員を統率する共同代表を含む人事案が提示されます。

複数の希望の党の関係者によりますと、共同代表については小選挙区で勝ち上がった衆議院議員が対象になるということで、大島敦前民進党幹事長の名前が取り沙汰されています。ただ樽床代表代行によりますと今回は暫定的な人事で、特別国会が終わった後年内に改めて共同代表を選ぶ代表選挙を行う方針だということです。

一方小池代表の側近だった若狭勝元衆議院議員は昨日のテレビ番組で「自分の政治活動は一旦ここで退く」と述べて、政界引退を表明しました。ただ自身が主催する政治塾「輝照塾」についてはこれからも続けるということです。

また民進党も今日両院議員総会を開くのですが、希望の党との合流を決めた前原代表が改めて合流の経緯を説明して選挙戦を総括します。前原代表が出処進退を明らかにするのですが、既に辞任の意向は表明しております。

一方立憲民主党の方は昨日執行役員会を開いて政調会長に長妻代表代行、選挙対策委員長に近藤昭一副代表を兼務させることなどを決めています。また党本部は東京平河町に置くということも決定しました。

それから無所属で当選しました元民進党の岡田克也元副総理ら、民進党系の衆議院議員13人が昨日新しい会派「無所属の会」を届け出ました。届け出にあたった福田昭夫議員によりますと「立憲民主党や希望の党との統一会派については、特別国会は無理だけれどもいずれ検討せざるを得ないだろう」と、こういう風に述べています。

なお前原代表によりますと、政党助成金ついては民進党がまだ存続するので民進党がそのまま管理するということになっているようですね。

橋下徹

大阪市長引退後、おおさか維新の会の法律政策顧問として戦略本部会議に出席した橋下徹氏(左)=2016年1月24日午後、大阪市中央区 写真提供:産経新聞社

自民党が選挙で勝ったのではなく野党が落ちただけ 政治家のレベルが落ちている

高嶋)今日の新聞を見ていると、大阪の橋下徹前市長がキレちゃって「小池さんの看板が無ければお前らのほとんどは落選してんだよ! 1度は小池さんにすがって、それが終わったら掌を返すというのは冗談じゃない!」と言ってすごくカッカしているのですね(笑)。

森田解説委員)「比例代表は小池さんのお陰だろう」と言っていますね(笑)。

高嶋)そして丸山穂高さんに対しても非常に怒っているわけですが、宮家さんにはどういう風に映りましたか?

宮家)まず僕は選挙の投票日はウクライナのキエフにいましたから、全く距離を置いて見ていました。要するに自民党が勝ったわけでは無いでしょう。これは野党がコケただけでしょう。だから決して与党は勝ったなんて思わない方が良いですよ。「謙虚謙虚」と言っているのは結構ですよ。
もうひとつは、政治家のレベルが落ちてしまったなと。何これ? 橋下さんの言う通りですよね。だって自分で党と合流するとか全部決めたわけでしょう。前原さんだろうが誰が言おうが。そうしたら自分で責任を取らなきゃ。一国一城の主が付和雷同して行って駄目だったら掌を返す。「お前らは政治家か」と。サラリーマンなら分かりますが、政治家だろうと。もっとしっかり矜持を持てと。

高嶋)それで言うことを平気で変えるのですよね。例えば細野さんも大急ぎで飛び出しましたけども、安保法制のときは前へ出て来て「戦争法案で絶対にこれを通しちゃ駄目だ」みたいなことを言って、今度“踏み絵”は案保法制を認めなければいけないわけでしょう。そういうのを皆上手く言い繕うわけですよ。そういう人も多すぎませんか?

森田解説委員)また今度改めて「安保反対だ」とか言い出す人も希望の党の中にいるのですよね。

宮家)節操無いですね(笑)。やはりしっかり確固とした一貫性を持ってもらわないと政治家は信用できないじゃないですか。
“付かない人”、“駄目だった人”。当選した人はもうそれで良いのですよね。「少しくらいの考えならコロコロ変えますよ」みたいな気配ですよね。

若狭勝

【衆院選2017】選挙事務所で支援者やスタッフを前に敗戦の弁を述べた希望の党(東京10区)の若狭勝氏=2017年10月23日未明、東京都豊島区 写真提供:産経新聞社

若狭氏の引退と安倍総理の“謙虚姿勢”について

森田解説委員)若狭さんはあっさり引退ですけどね。

高嶋)若狭さんはあれだけボロ負けしたら、次いつ総選挙が来るか分かりませんけど、少なくともオリンピックが終わってでしょう(笑)。

宮家)だけど政治家を目指して、そして政治家になって誰かの側近までやって自分の塾を持った人が、今回1回負けてそれで辞めるのですかと。

高嶋)輝照塾はもう会費を集めてしまっているのでしょう?

宮家)腰掛けじゃないのですよ、政治家というのは。ぼくはもっと、やるのだったら最後までもう1回出なさいよと言いたいくらいだよ。辞めるのだったら元々来るなと。

高嶋)噂によると、弁護士に戻れば年収は2,500万くらいあるという、みんないろんなことを言いますね。だからそっちでやるのだとか。山尾さんについてはどうですか?

宮家)彼女は当選したのですよね?

森田解説委員)無所属で当選しました。でも立憲民主党に行くのではないかと言われていますね。

宮家)そうですか、まあどうぞ……と。何とも言いようが無いですね。

高嶋)じゃあ最後に、安倍総理のあの謙虚な姿勢はいつまで持ちますか?

宮家)僕はあれは本音だと思いますよ。また一皮剥けてもらわなければ困るので。やはり謙虚にいって欲しいと思います。選挙では決して勝ってはいないですからね。

高嶋ひでたけのあさラジ!
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