衆議院選挙~最新の世論調査で自公が圧倒的リード!

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10/12(木)FM93AM1242ニッポン放送『高嶋ひでたけのあさラジ!』今日の聴きどころ!③

希望と党は伸び悩み60議席、立憲は躍進の予想
7:10~ニュースやじうま総研!ズバリ言わせて!:コメンテーター山本秀也(産経新聞論説委員)

衆議院選挙~最新の世論調査で自公が圧倒的リード!

公示直後の段階では自公が優勢、希望の党は苦戦、立憲民主党が大幅な躍進との予想

衆議院選挙公示直後の情勢を探るために共同通信社が行った世論調査で、自民党と公明党を併せた与党が、300議席以上をうかがう勢いであることが分かりました。一方、希望の党は、獲得が見込まれる議席が60前後と伸び悩んでいます。ただ、調査で「投票先は未定」とした人は小選挙区で54%余りに上っており、今後、情勢が変わる可能性もあります。

今朝は新聞各紙が、衆議院選挙の序盤情勢を掲載していますが、共同通信社は公示日の一昨日である10日と、昨日の11日の2日間、全国の有権者およそ11万9千人を対象に、電話による世論調査を行いました。

公示直後の序盤情勢を探ったところ、自民党は小選挙区比例代表、共に優位に立ち、公明党と併せた与党で、300議席を超える勢いです。自民党は、定数289の小選挙区の内、220程度で優勢です。また、11ブロックある比例代表でも他党を引き離し、公示前の68議席と並ぶ水準。つまり、自民党単独で、衆議院過半数の233議席を大きく上回り、17ある常任委員会の全てで、過半数の議員を獲得できる、絶対安定多数、261も見えてきています。

また、同じ与党の公明党は最大でも公示前の35議席となり、割り込む公算も大きいのですが、自公を併せると、300議席をうかがう勢いです。
一方、9月に結成された希望の党は、合流した民進党出身の前職の多くが、小選挙区で苦戦しています。比例代表は公示前の35議席から積んでも、最大で10議席以内なので、小選挙区との合計で100議席台に乗せるは難しく、60議席前後と伸び悩んでいます。

また、立憲民主党は、比例代表が公示前の9議席から、20議席程度まで伸びる勢いで、小選挙区を含めた合計で、30議席台。これは公示前の倍増になりそうであり、自民党、希望の党に続く、第3党も視野に入ってきています。

共産党は議席を減らし、日本維新の会はわずかに増やすに留まりそうです。また、社民党は2議席確保の見通しとなっています。安倍総理の電撃解散が、いまのところ、自民党にとって功を奏している情勢ですが、森友・加計学園問題を抱え、ある自民党幹部は、「追い風は無い。引き締めに躍起」とのことです。

衆議院選挙~最新の世論調査で自公が圧倒的リード!

ボタンの掛け違いが希望の党の躍進を止めてしまった

高嶋)昨日までは「自民党、安倍内閣が、50議席を割るか超えるかで、安倍内閣が続くか否かの分かれ目になる」みたいなことを言われていました。

高嶋)小池さんが希望の党で、一時はワッと盛り上がり、予想では議席を増やすと言われていましたが、今日は「希望、伸び悩み、立憲民主は躍進」と。これがいちばんの特徴です。

山本)共同通信以外の各社の調査を見ても、そういう傾向が出ているようです。

高嶋)これは、どう判断しますか?

山本)そうなると、小池さんが出てくるかどうかと言われていた、希望の党です。ここがボタンを掛け違えたのかな、というのが序盤戦の情勢を見た印象ですね。

高嶋)いちばんの掛け違いは何ですか?

山本)1つは、「勝ったとして、首班指名のときに神輿はどこか?」というところですね。ずっと言っていません。小池さんは「私は出ません」と言いながら、周囲は「出るんでしょう? 出ませんか?」と言ってきて、結局、出なかった。なので、「もし票や議席を圧勝で取った場合、どういう内閣を作るつもりなのか?」が、いまのところ見えない。

高嶋)勢いが急に失速したような、そんな感じです。

選挙に関心がある人は増えたが、実際に投票に行く人が増えるかは、まだわからない

高嶋)私は個人的には、素人考えですが。民進党が3分割されたでしょう?希望の党に慌てて走った人、それから「プライドに賭けても、立憲民主党には行かない。無所属だ」と立ち位置を決めた人。それから、「代表を信じていたけど、そういうことでは一緒にやれない」ということで、立憲民主党を枝野さんが作り、そちらへ馳せ参じた人。どこを選び、所属するかで人間性がものすごく出ましたね。

山本)ある種の触媒効果だったのかもしれませんね。

高嶋)そういう意味では、小池さんが放り込んだ希望の党は、いま仰った触媒効果というのには、たいへん面白いものがある。

山本)それは、本当にそうですよね。

高嶋)まだ小選挙区では、54%の人が投票先を未定としています。風が吹いたとき、郵政選挙や、自民党が大敗して民主党に政権交代したときなど。あのときは投票率がスゴく伸びました。そういう現象が果たして起きるのか。今後、どうですか?

山本)「投票に行く」かどうかということには8割が「関心がある」と、いまのところ高いようですが、序盤戦でこういう数字が出てしまうと、「実際に投票に行くか?」が、ますます分からなくなると思います。そうなった場合、この数字が終盤まで行くのかどうか。これは分からないです。

高嶋)分からないけれど、何だか、心の半分くらいで「こうなっちゃったのね」という気もするのですよ。上手く言えませんが。

山本)数字が揃いましたからね。

高嶋ひでたけのあさラジ!
FM93AM1242ニッポン放送 月~金 6:00~8:00

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