衆議院選挙の影で引退していく大物議員たち

10/11(水)FM93AM1242ニッポン放送『高嶋ひでたけのあさラジ!』今日の聴きどころ!①

大物議員たちの引退はひとつの時代の変わり目
6:32~ニュースやじうま総研!ズバリ言わせて!:コメンテーター鈴木哲夫(ジャーナリスト)

激戦の中政界を去っていく議員たち

衆議院選挙が昨日公示され、各党の党首はいっせいに街頭で第一声を上げました。選挙について取材を続けているジャーナリストの鈴木哲夫氏はその激戦の影で引退していく大物議員たちに注目しています。

高嶋)いろんな方向から話を伺いたいのですけど、最初は大人しい出だしになるのですが、大物議員が相次いで引退していると。

鈴木)僕はこれが一番選挙を取材していてぐっと来るのだけど、引退する人がいるのですね。選挙は「誰が勝つか」ということばかりですが、実はその陰で辞めていく人がいるでしょう。むしろそっちの方にドラマを感じます。

高嶋)長いお付き合いがあったでしょうからね。一番目立ったのが亀井静香さんですけど、泣いちゃいましたね。

94年の自社さ連立政権で重要な役割を果たした亀井静香氏

鈴木)現役でバリバリ元気な頃は「何て嫌な人だろうな……」とか「何を考えているか分からないし……」と思うけれども、やはり亀井さんもこうやって引退となると、あの人は郵政民営化のときに飛び出して講演会の年配の方と涙を流して抱き合って。
それから自社さ連立政権ですよ。これは僕がすごいなと思ったのは、あのときは自民党が一番数が多かったのに社会党の村山さんを総理にして、自分たちは力を持っているのだけど亀井さんは最後尾に回って黙って支えるのですよね。それで自社さ政権ができたでしょう。
今は野党再編なんて言っているけど「俺が俺が」「私が私が」「俺のところに来るのか?」「私のところに来るのですか?」となっていて、だから上手くいかない。あの自社さ政権が上手くいったのはやはり一番力のある亀井さんたちが「俺たちが一番黙って今を支えるんだ」となったからです。

高嶋)武村さんなんかの方が目立っていましたよね。

鈴木)そうなのですよ。その辺が政治屋ということなのでしょうけど、権力闘争なんかでそういう技を見せるというのはやはりこの醍醐味は忘れられませんね。今そういう人はいないでしょう。

高嶋)そういう意味で亀井さんは一番印象に残る引退であると。

鈴木)あとは高村さんとか保岡さんとか、この辺は憲法改正含めて安倍さんのブレーンを助けていて、この人たちがいなくなると安倍さんにとっても痛い、そんなことも出て来るかもしれないですね。

無念の引退の谷垣氏と政界を去っていく戦争世代の議員たち

高嶋)谷垣さんの現状はどうだったのですか? 途中で逢沢一郎さんが会ったら、意外と元気だったというのがあったようで。

鈴木)公のところで本当に皆の前に出て来てということではまだないので、いろんなことが言われていました。谷垣さんも自民党の中では一応リベラルの重しになっていた人ですよね。谷垣さんの場合はもうやり切ったというよりはきっと無念の引退なのだろうなと。体調も含めて心中察するところはきっと無念の、ということなのだろうなと思いますけどね。

高嶋)自分のちょっとした不注意で大きな事故を引き起こしてしまって、谷垣さんの場合は自分でやってしまったことですからね。

鈴木)戦争を知っている世代の政治家の方が、亀井さんを含めていなくなるというのは、これはまさに今から安全保障とか大変なときに、私は寂しいなという気がしますね。

高嶋)ということは、今回の選挙のひとつの特徴というのはこういう大物の引退ということですか。

鈴木)と思いますね。そこはやはり絶対に忘れてはいけないと思いますね。

高嶋)ひとつの時代の変化というか変わり目というのを象徴しているということですね。

高嶋ひでたけのあさラジ!
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