今シーズンは、まずはケガをしない事 –ビックカメラ高崎・上野由岐子投手-

前半戦、負けなしの11連勝。後半戦も7節の太陽誘電に敗れるまで、連勝を14まで延ばしたビックカメラ高崎。
やはり、この強さには、この《女子ソフトボール界のレジェンド》の活躍があります。
その選手は

ビックカメラ高崎BEE QUEEN 背番号7 上野由岐子(うえの ゆきこ)

1982年生まれ 身長172cm 右投右打 投手兼コーチ
女子リーグ:MVP5回、最優秀投手賞5回、最多勝6回、ベストナイン5回、新人賞
日本代表:2004年アテネオリンピック銅メダル、2008年北京オリンピック金メダル

チームとしても、個人としても、数々のタイトルを獲得している上野投手。
今年もリーグ戦では、8勝0敗 防御率0.71勝率10割(第7節終了時)を誇っています。
しかし、2016年のシーズンは、開幕直後、第1節のケガで戦線離脱。前半戦を棒に振ってしまいます。後半戦復帰し、《前人未踏の大記録》日本リーグ通算200勝を達成し、一気に調子を上げてくるかと思いましたが、勝ち負けが続く、波のあるシーズンとなり、チームはリーグ戦3位で決勝トーナメントに進出します。しかし、その初戦・リーグ戦4位の日立との対戦では、2本のホームランを浴びるなど6失点で途中降板。チームは総合成績4位で2016年のシーズンは終了しました。

そんな悔さをもって臨んだ今シーズン、ビックカメラ高崎は、前半戦負けなしの11連勝。
連勝は、第7節・9月9日(土)の日本精工戦まで続き、14連勝を記録。上野投手個人も、防御率0.71(7節終了時)でトップに立っています。

そんな上野投手に、後半戦が始まる前にお話を伺いました。

■前半戦の負けなし11連勝は・・・

– 前半戦11連勝で折り返しましたが・・・

「前半戦は、上出来な結果で終わって、まあ、こういう形で終われるとは思っていなかったです」

– この11連勝の要因はなんだと思いますか?

「ん~。接戦をモノにできたという所が、一番大きい勝因じゃないかなと思います」

– 接戦をモノにできるという事は、勝負強さがあると思うのですが、今年のチームはどんな所に勝負強さを感じますか?

「勝負強さというよりかは、本当に想定外の得点が多かったので、そういった意味では、ラッキーな面もありますし、そのなかで逆転する事も出来たり、なんとか踏ん張って、逃げ切れたという試合もありましたし、そういう僅差の試合をモノにできた事は、かなり大きかったと思いますし、それが強さだとすれば強さなのかなぁ?という感じです。
本当、結果ってやってみなければわからないので、これをいかにそこにつなげていけるかが大事なのかなと思っています」

– 連勝に対するプレッシャーは感じますか?

「感じなくはないですけど、連勝は続くものではないと思っているので、とにかく一戦一戦、積み重ねて行って、もちろん連勝は続けていきたいという気持ちはありますし、負けていい試合は1つもないので。ただその連勝しているからどうこうと言うよりかは、しっかり1つ1つを戦って行けたらいいなぁと思っています」

– この連勝を作った試合、勢いをつけた試合というと、どの試合になりますか?

「ん~、開幕戦でしっかり勝てたことが大きかったんじゃないかなと思います」

– 去年の序盤は、ケガでチームを離脱していましたが、外からチームをどう見ていましたか?

「若いピッチャーに関しては、逆にいいチャンスが出来たと思うので、そこで監督にどれくらいアピールできるのか、というのも大事だと思いますし、チームとしても一人一人が、自分の役割をしっかりと考えて戦えたんじゃないかなと思います」

– ケガから復帰して、チームから感じるものは変わりました?

「特に大きく変化した事は感じないんですけど、やっぱり安心感というか、なんかそういう雰囲気は自分なりに感じていました」

– 去年、シーズン終了後に感じた課題はありますか?

「ん~。もちろん個も大事なんですが、《チームとして戦うには、どう個が働いていかなければいけないのか》というのを、もっとしっかり考えて、チーム力を高めていかなければいけないのではないか、とは感じました」

– 今年のチームは、その課題を克服した感じですか?

「まだまだ物足りない所はありますけど、将来的というか、もっともっと高めていければ、もっといい試合を作って行けるんじゃないかな、とは思っています」

■個人的な目標は

– 今シーズンの個人的な目標は?

「まずケガをしない事。年間を通して、個人的な成績は全く気にしていないですし、考えていないです。チームが優勝するために、自分は貢献するしかないと思っているので」

■2020年東京オリンピックに向けた日本代表は

– 今年から2020年東京オリンピックに向けて、日本代表の合宿が増えました。現在の日本代表は、チーム作りはどのくらいの位置ですか?

「まだまだ序盤です。」

– 世界のソフトボール事情とは、どんな感じなのですか?

「そうですね。昔に比べて、全体的に均等化してきているのかな?とは感じます。昔は、4強(日本・アメリカ・オーストラリア・カナダ)というイメージだったのですが、最近は南米のプエルトリコだったり、ベネズエラだったり、南米系やヨーロッパのチームも力をつけてきているので、逆に差が大きく開かずに、面白い試合を作って行けるんじゃないかなと思っています。」

– 夏の大会などで対戦しましたが、身体能力の違いなどは感じましたか?

「もちろんそうですね。それぞれの国に応じたというか、お国柄というか、戦い方とか、いろいろな物を感じるので・・・」

– ビックカメラ高崎から、代表チームに多くの選手が選ばれていますが、チームに帰ってきて、ビックカメラ高崎として、連携など、不安に感じたりしませんか?

「もちろん不安は感じます。やっぱりチームプレーなので、連携だったり、合わせていかなければいけない所が沢山ありますし、その練習不足は感じるところが、多々あります。ですが、チームだからこそ、お互いを感じながら戦って行ければ、結果を出していけるんじゃないかなとも思っています。チームがバラバラだったからという言い訳をしないような試合をしたいと思います」

■ソフトボールを始めるきっかけは

– ソフトボールを始めたきっかけは?

「友達に誘われたからです。最初は、球拾いとか、外野とか、色々やってきましたけど、本格的に始めたのは、ピッチャーでした。」

– 本格的に始めたのはいつですか? 球も速かったのですか?

「本格的に始めたのは小学校4年から。初めからボールは速い方だったと思います(笑)」

■決勝トーナメントに向け、後半戦の戦い方は

– まだまだ上位対決が残っていますね。

「そうですね。でも1位も2位も一緒なので、どちらかに入っていけるようにとは考えています。(※決勝トーナメントに出場すると、1位と2位は準決勝から登場する為)
うちのチームは、1戦1戦が勝負ですし、若いチームなので、後先考えずにというか、目の前の試合をどう勝てるか、を考えて戦って行ければいいなと思っています」

– 若いチームと言いましたが、若いチームで気を付けている事はなんですか?

「コミュニケーションをしっかりとる事は意識しています。年の差があるので、その分、若い選手からは、話しかけづらいと思うので、こちらから話しかけたり、選手でコミュニケーションをとるように気を付けています」

– このインタビューを聞いて、興味を持った人へメッセージを!

「私達も、ファンに満足してもらえるように、全力でプレーしていくので、応援よろしくお願いします」

*今回のインタビューは、リーグ後半戦が始まる前に行ったため、最新の結果を反映した質問ではありません。
*ラジオ放送では、上野投手のサインボールのプレゼント(3名様)を行いましたが、当選者の発表は、ボールの発送をもって、当選者発表とさせて頂きます。

ビックカメラ高崎BEE QUEEN http://www.biccamera.co.jp/sport_activity/index.html

日本女子ソフトボールリーグ機構 http://jsl-women.com/

チケット購入方法 http://jsl-women.com/static_pages/view/ticket/

(よこいみちひと)

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