北朝鮮クライシス~トランプ大統領の真の狙いは軍需産業の販売にある!

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すでに売りつけに成功した「イージス・アショア」と「THAAD」

FM93AM1242ニッポン放送 月~金 8:00~11:30「垣花正とあなたとハッピー
今日10/4(水)「9時の聴きどこ!」はトランプ大統領が北朝鮮を煽るのは軍需産業の販売にある、と森永卓郎さんは意外な指摘をします。

トランプ大統領は端から北朝鮮と戦争をするつもりはない!

トランプ大統領と金正恩の間に挑発の応酬が起こっています。国連総会でトランプ大統領が「北朝鮮を完全に壊滅させないといけない」と言ったら、金正恩委員長がトランプ大統領のことを「犬の遠吠え」と言うと、トランプ大統領が「このリトルロケットマン!」と返す。罵倒のし合いになっていて、とても危ない状況ではないかと一般社会は見ています。

ところが、私は全く違う可能性があると思っています。トランプ大統領は端から北朝鮮と戦争をするつもりはないということです。

わざと北朝鮮との危機を煽っている?

トランプ大統領はわざと危機を煽っているのではないかと思います。トランプ政権の主要ポストを見ると、ジェームズ・マティス国防長官、ジョン・ケリー首席補佐官、ハーバート・マクマスター大統領補佐官は国家安全保障担当ですが、この3人はすべて将軍で軍人のトップです。

軍事政権というのが適切かわかりませんが、軍人政権にはなっております。みなさん、軍人がすぐに戦争をしたがると思いがちですが、実は真逆です。軍人ほど戦争の痛みを知っている人はいません。彼らは戦場に出て行くわけですから、自分たちが命を落とすわけです。いろんな軍人の人や自衛隊もそうですが、みんな戦争はやめようと言います。なぜならば、仲間が大量に死ぬわけですから。誰よりも戦争の痛みを知っているのが実は軍人なのです。

トランプのビジネススタイルは「交渉と実行」

トランプさんは、今や全米にトランプタワーなどのビルをいっぱい持っていて大金持ちと言われていますが、もともとお金はありませんでした。お金がない中で、次々にビルを買収していくのを繰り返してきた。

トランプ大統領がずっと言ってきたのは「僕のビジネススタイルというのはネゴシエーション&ディールだ」。これは交渉と実行という取引が直訳です。実際に何をやっていたかというと、交渉で相手を振り回すわけです。散々あらゆる手段を通じて相手を動揺させて、それで安い値段でビルを一気にバンッと買うのを繰り返してきました。言い方が悪いかもしれませんが、ハッタリ人生です。

口先だけでまず相手を徹底的に動揺させて自分の思い通りにするというのが、トランプ大統領がこれまでの人生でやってきたことです。
そして、人間70過ぎると絶対に変わらないというのが私の人生観です。

アメリカの主力産業は軍需産業

アメリカはどういう国か。アメリカは製造業の復権、アメリカファーストと言っていますが、鉄鋼や自動車も造っていますけどそれが主力産業ではありません。本当の主力産業は誰がどう言おうと軍需産業です。例えば航空機は戦闘機と結び付いている。大手の空港会社のほとんどがボーイング社の飛行機で、これも軍需産業で戦闘機も造るわけです。コンピューター産業といえば民生用のコンピューターしか我々の目には映りませんが、あれがすべて軍事情報です。例えばカーナビに使っているGPSは軍事目的で開発されて今でも軍事目的を最優先に使われています。つまり軍需産業がアメリカを支えています。

THAAD

AN/TPY-2レーダー(THAADミサイル – Wikipediaより)

北朝鮮危機の中で売りつけに成功した「イージス・アショア」と「THAAD」

この軍需産業をどうやって大きく成長させたらいいのか。アメリカは今、トランプ大統領の無駄遣いで予算がパンパンで、お金が出せないわけです。そんな中で危機を煽ったことによって何が起こったか。例えば我が日本だけ考えても、政府は陸上型イージス「イージス・アショア」の導入を決めたわけです。

これは数百億円といわれていますが、メンテナンス費などの後年度負担というのがどんどん出てくるのでいくらかかるかわかったものではないです。

いくらかわからないで買う人なんて普通いませんが、日本は買ってしまったわけですよ。THAADの配備も韓国は散々反対していたのに、こういう状況になってくるとしょうがないと配備を決めた。

トランプ大統領になって株価が上がり続けるアメリカ

トランプ大統領がビジネスマンだと仮定すると、実に上手くいっている。
実はニューヨークダウが史上最高値を更新して、トランプ大統領が就任したときよりも大きく株価が上がっています。アメリカ経済は確実に良くなっています。

 

垣花正のあなたとハッピー!
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