映画『オデッセイ』に “ぼっちサバイバル芸人” ヒロシ と スギちゃん が… しゃベルシネマ【第21回】

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さぁ、開演のベルが鳴りました。
支配人の八雲ふみねです。
シネマアナリストの八雲ふみねが、観ると誰かにしゃベリたくなるような映画たちをご紹介する「しゃベルシネマ」。

この週末、自宅でまったり映画鑑賞するなら…。
『オデッセイ』がオススメ。
映画館ですでにご覧になった方も見逃して悔しい思いをしてらっしゃる方も、楽しめるポイントを掘り起こします。

世界中で圧倒的な共感と感動を呼んだ、奇跡のSFサバイバル超大作!

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6月3日にブルーレイ&DVDがリリースされ大ヒットを記録している、SFサバイバル超大作『オデッセイ』。
原作は全米ベストセラーのSF小説「火星の人」。

第88回アカデミー賞では作品賞と主演男優賞を含む7部門にノミネートされた本作。
『エイリアン』『グラディエーター』『プロメテウス』など、映画史に残る作品を生み出してきた巨匠、リドリー・スコット監督が指揮を取り、監督作品史上世界興行収入歴代1位を記録。
最大のヒット作にして最高傑作という呼び声も高い一作です。

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火星での有人探査の最中、嵐に巻き込まれてしまった宇宙飛行士のワトニー。
仲間たちは緊急事態を脱するため、死亡したと推測される彼を置いて探査船を発進させ、 火星を去ってしまう。
しかし、ワトニーは奇跡的に死を免れていた!
ひとり残されてしまった火星は酸素は少なく、水も通信手段もなく、食料は31日分という絶望的環境。
それでも持ち前のポジティブさと科学技術を武器に、ワトニーは4年後に次の探査船が火星にやってくるまで生き延びようと、あらゆる手段を尽くしていく…。

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注目のワトニーを演じるのは『ボーン』シリーズのマット・デイモン。
火星でのサバイバルを繰り広げる演技は俳優としてのイマジネーションを最大限に駆使し、緩急自在。
元々演技派として定評のあるマット・デイモン、アカデミー主演男優賞ノミネートに納得。
脇を固めるのは『ゼロ・ダーク・サーティ』のジェシカ・チャスティン、『それでも夜は明ける』のキウェテル・イジョフォーと、オスカーノミネート俳優らが集結。
NASA全面協力のもと、圧倒的リアリティ、NASAの宇宙技術、映画の視覚効果が融合した、驚異の完成度で繰り広げられています。

とにかくスケール感がハンパない本作をこの方たちが語ると…。

“ぼっち”芸人が語れば、よりリアリティが…。

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『オデッセイ』Blu-ray&DVD発売記念イベントに登場したのは、ヒロシさんとスギちゃん。
映画の主人公であるワトニー同様、ひとりぼっち(=ピン芸人)で芸能界(=宇宙?!)をサバイバルしている…という理由から、ゲストとしてお迎えしました。
「サン・ミュージックを代表してやって来たぜぇ〜」と、早くもノリノリのスギちゃん。
一方のヒロシさんは、「ご活躍の…」とヒロシさんのことを紹介した私に「活躍なんかしてないよ。俺を最近、いつ見たんだよ?」と、絡む絡む!
あれれ、いつものネガティブキャラ+やさぐれキャラ?

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さて、映画『オデッセイ』を観た感想を伺うと「ガチで面白かった!」と、声を揃えます。
「火星で置き去りになるサバイバルなんて、いままでにない発想!」と、興奮気味のヒロシさん。
これまで観たことがないようなサバイバル術が面白くて引き込まれました。でも、ワトニーのように困難を切り抜けるのは無理ですね。だって、バラエティのひな壇でも孤独を感じるんですよ。火星でひとりぼっちなんて考えられない…」と、最後はやっぱりネガティブコメント?!

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スギちゃんは
「NASAがバックアップしているだけあって、映像のクオリティがすごいですよね。実際の火星って、こんなカンジなのかなって。自分も火星にいるんじゃないかと思うくらい、迫力がありました。僕は火星でひとりぼっちになっても平気ですよ。絶対食べられないようなものでも食べて、生き伸びるぜぇ〜」
と、どこまでもマイペース。

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そんなお二人に「ひとりぼっちで火星に行くなら、何を持って行くか」と聞いてみると…。
「僕は、仕事が欲しいです!ひとりぼっちで火星で暮せるかどうかをレポート…。やっぱりイヤだなぁ〜。行きたくない!」
と、相変わらずのネガティブぶりを発揮するヒロシさん。
「俺は嫁を連れて行くぜぇ〜。嫁さえいれば、何もいらないぜぇ〜」
と、誰かに向かって“何か”をアピールするスギちゃん。

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シュールすぎるトークに最初は押され気味(?!)だったマスコミ陣も、いつしかお二人のペースに巻き込まれ、爆笑に次ぐ爆笑。
主人公ワトニーに負けないチャレンジ精神、不屈の精神。
いや、ひょっとしたらワトニー以上かもしれません。
持ち前のユーモアとサービス精神で芸能界をサバイバルするヒロシさんとスギちゃんが語る『オデッセイ』だからこそ、よりリアリティが感じられるひと時でした!

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諦めなければなんとかなる可能性があるんだと教えてくれる、魂を奮い立たされる映画『オデッセイ』。
今週末はご自宅で火星体験、なんていかがでしょうか。

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6月3日ブルーレイ&DVDリリース
監督:リドリー・スコット
出演:マット・デイモン、ジェシカ・チャステイン、クリステン・ウィグ、ケイト・マーラ、ショーン・ビーン、セバスチャン・スタン ほか
©2015 Twentieth Century Fox Film
公式サイト http://www.foxmovies-jp.com/odyssey/

連載情報

Tokyo cinema cloud X

シネマアナリストの八雲ふみねが、いま、観るべき映画を発信。

著者:八雲ふみね
映画コメンテーター・DJ・エッセイストとして、TV・ラジオ・雑誌など各種メディアで活躍中。機転の利いた分かりやすいトークで、アーティスト、俳優、タレントまでジャンルを問わず相手の魅力を最大限に引き出す話術が好評で、絶大な信頼を得ている。初日舞台挨拶・完成披露試写会・来日プレミア・トークショーなどの映画関連イベントの他にも、企業系イベントにて司会を務めることも多数。トークと執筆の両方をこなせる映画コメンテーター・パーソナリティ。
八雲ふみね 公式サイト http://yakumox.com/

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