野党4党の鍵を握るのは小沢一郎氏!

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9/20(水)FM93AM1242ニッポン放送『高嶋ひでたけのあさラジ!』今日の聴きどころ!①

前原氏と志位氏を結ぶ接着剤役となる
6:31~ニュースやじうま総研!ズバリ言わせて!:コメンテーター鈴木哲夫(ジャーナリスト)

小沢一郎

小沢一郎(小沢一郎公式サイトより)

小沢一郎氏は政治家として最後の覚悟を決めた?

今月28日にも衆議院解散・総選挙の実施の方向で動く安倍内閣ですが、そんな中、野党においてはここへきて再び、小沢一郎氏の動きに注目が集まっています。野党4党の接着剤役を担う小沢氏の狙いとは?

高嶋)安倍総理という方は、なかなかしたたかな方で。敵陣がまとまる前に戦を仕掛けるという。民進党はあんな状況だし。その中で野党勢力を結集する接着剤役になるのが、どうやら小沢一郎さんであるらしい。最近はまた結構エネルギッシュであるという。この間羽田孜元総理の葬儀のときにも弔辞かなんかお読みになったそうですね。

鈴木)びっくりしましたね。ああいうときに弔辞を引き受けたということは。昔のギラギラした小沢さんだったら、来賓含めてすごいメンバー来る中であそこに立って弔辞を読むということをしないで陰にいてスッといなくなるのが小沢さんのイメージだったから。
段階が1つ進んだというか、人間が枯れてきたり、もしくは覚悟決めたり。そういうところに入っているのかなと感じるシーンでしたね。

高嶋)あの弔辞にも出てきた、いわゆる孜ちゃんと一緒にやった二大政党、途中で頓挫しましたが、あの復活というようなことは本気で思っている?

鈴木)本気ですね、それをやれば自分はもう政治家辞めてもいいと。今度の選挙では、野党4党で受け皿ができるかということがポイントになっているのですが、その時にやはり民進党の中には小沢アレルギーがかなりあるわけです。
野党4党の協力は分かるけど小沢さんは嫌だとかね。そういう声が出てくると、昔の小沢さんならふざけんなって感じだった。でも、それなら、自分1人はその中に入んなくてもいいから、外にいてもいいからその4党を作るっていうようなことを言ったんです。僕はそのときに、ああ覚悟決めたのだなという感じを受けました。


民進党・前原代表と共産党・志位委員長の「接着剤」となる小沢氏

高嶋)私は鈴木哲夫さんが仰った中で1番響いたのは、小沢さんが共産党の志位さんに対して「もう自衛隊ぐらい認めなさいよ」って言ったという(笑)。これすごく良い台詞。

鈴木)小沢さんがどういうポジションにいるかというと、さっき高嶋さん仰ってくれたように、今度の選挙はやはり安倍さんが、今なら勝てる、野党は準備できてない、ということでボンと仕掛けて来た。逆に言うとこれやられてしまうと野党の選択肢は4党でやるしかもうないわけです。ということで逆急進力みたいなのが出てくる可能性がある。そのときに、実は今、前原さんと小沢さんは非常に近いのですよ。昨日もこっそり会っているみたいです。そして、小沢さんと志位さんもすごくいい。結局、小沢さんがセンターにいて、前原さんと志位さんをうまく接着剤のようにくっつける役になる。

高嶋)前原さんは枝野さんと違って、共産党と一緒に何かやることはあまり良しとしない感じだったんですか。

鈴木)一緒にはならないって言っています。理念も違うイデオロギーも違う、だけど地域事情があるとうのを必ず付け加えている。それはどういうことかというと、地域によっては共産党と組むこともある。
実際去年の参議院選挙もそうですが、やって受け皿成功して1人区なんか勝てるでしょ。

高嶋)小沢さんと枝野さんは水と油という話ですが。こちらはどうですか?

鈴木)枝野さんがこの前の代表選挙で「命懸けのリアリズム、したたかになる」と宣言していましたね。それはどういうことか、「勝つためならなんでもやる」と僕は受け取りました。そういう意味では、握手するかどうかは別ですが、そういう流れにならないと選挙に勝てないという方向にむかっています。今調整をしている民進党の選対委員長の取材でもそういう感じのことを言っています。

高嶋ひでたけのあさラジ!
FM93AM1242ニッポン放送 月~金 6:00~8:00

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