憲法改正~安倍総理の案に石破氏が反論

9/13(水)FM93AM1242ニッポン放送『高嶋ひでたけのあさラジ!』今日の聴きどころ!④

約1ヶ月ぶりの憲法改正推進本部会合
7:10~やじうまニュースネットワーク:コメンテーター鈴木哲夫(ジャーナリスト)

保岡興治

憲法改正推進本部の会合であいさつする保岡興治本部長(中央)。奥左から顧問の二階俊博幹事長、高村正彦副総裁。奥右から中谷元本部長代理、船田元本部長代行=2017年9月12日午後、東京・永田町の自民党本部 写真提供:産経新聞社

保岡本部長「次は具体的な9条の条文形式の案を用意して臨む」~公明党は衆議院選挙前の発議には否定的

自民党は昨日、憲法改正推進本部の全体会合をおよそ1ヶ月ぶりに開き、党総裁の安倍総理大臣が提案した憲法9条への「自衛隊」明記を巡って再び論議をしましたが、賛否が別れました。保岡本部長は来月にも条文案の叩き台を全体会合で提示する考えです。

森田解説委員)昨日1ヶ月ぶりに自民党の憲法改正推進本部会合が開かれました。安倍総理は憲法9条の戦争放棄を謳った1項、それから戦力不保持などの2項を守って自衛隊の存在を書き加える提案をしているのですが、2012年の自民党の憲法草案とは距離があります。野党時代に作った自民党の草案は2項を改正して「戦力の不保持」や「交戦権の否定」については削除する内容になっていて、保守性が強い。

昨日の会合でも石破元幹事長が「今でも自民党の案というのは2012年の草案だ。党として決まっている。上書きすれば良いという話ではない」と述べています。
安倍総理の提案は2項を維持するというものですから、草案との間にはかなりの開きがあります。昨日の会合でも「両論併記のまま公明党との協議に進んではどうか」という折衷案も複数の議員から挙がっていました。

保岡本部長は「次は具体的な9条の条文形式の案を用意して臨む」と言っているのですが、今度10月22日に衆議院の3つの補欠選挙があります。その影響を避ける観点から条文案の提示は選挙後になるのではないかと見られています。

ただ総理に近い自民党の中堅は「2020年の改正憲法施行という最終目標に変更は無い」としていますが、昨日、公明党の斉藤哲夫幹事長代行は「衆議院の解散総選挙が1年半以内にある中で国会発議する環境には無い」と衆議院選挙前の憲法改正の発議に否定的な見解を示しています。


「自衛隊」明記を支持する安倍総理と野党時代の草案を支持する石破氏

高嶋)何しろ野党時代に作った改正草案ですから元気が良くて、自衛隊も改めて“国防軍”にするとか。それでいわゆる“アンチ安倍”ということから言えば最近は非常に発言の多い石破さん。憲法の話だともうガチになるのですね。

鈴木)もうガチですね。石破さんは話をしたり、番組に出たりもしますけど、ここに関しての口調はものすごく強いです。それだけしっかり草案は議論をかなりしてきたということでしょう。
高嶋さんのおっしゃったように野党時代というのもあるのだけど、実は野党時代の方がより真剣に考えている。政権に就いてしまうと政権を維持するに“白”を“黒”と言いくるめたり、そういうことも必要なのだけれども、野党のときの方がむしろ純粋に「これが自民党だ」という風にまとめたとも言えるわけです。だからそれだけにそこを中心的に議論してきた石破さんとしてはやっぱり「何だ?」という思いがきっとあるのだろうなと思いますね。


安倍総理は憲法改正を必ず成し遂げる意志がある

高嶋)支持率が落ちたときに安倍さんがビデオメッセージで憲法改正をやりたい人の方を向いて「こうしたいんだ」というようなことを言って。石破さんは「あんなのは無しでしょう」と。国民に向かってちゃんとやらなければ駄目だろうと。確かにそう言われてみるとあれは小手先の策でしたよね。

鈴木)と思いますね。強硬派である安倍さんがああいう柔らかいことを言ったことによって一気に流れを加速させるのだという非常にテクニカルな言葉なのだという安倍さんの側近もいるのですね。
だけど分かりにくいですよね、今まで出てきたことと違う。だけどこれのポイントは、安倍さんはもうスケジュールありきではないという風に支持率が落ちたときに言いましたけども、私はやはり最初に言ったスケジュール、つまりこの秋に自民党の草案をまとめて来年議論に持って行くというのは僕は変わらないと思います。安倍さんはやっぱり憲法改正を最後にやりきるというのは絶対に心の中にあると思いますね。

高嶋)総裁任期の延長とかもありますし。

鈴木)そういうことを全部やれば、この秋にケリを付けようという流れになると僕は思いますね。

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