ドクター梶本のあさから元気拡大版

疲労感を軽減する成分「イミダペプチド」とは?!

FM93AM1242ニッポン放送『上柳昌彦 あさぼらけ』ワイド番組内のコーナー『ドクター梶本のあさから元気』。番組では疲労医学専門家の梶本修身先生(東京疲労・睡眠クリック院長/大阪市立大学特任教授)をお招きし、朝から元気に過ごす秘訣を毎週定期的に伺っており、リスナーからも高い評価を得ています。(※この記事の内容は4月4日、8月29日の放送を引用したものです。)

 

疲れは脳の加齢現象に反映される
上柳アナ)梶本先生は疲労研究の第一人者と言われておりますが、何故疲労や睡眠の分野に進まれたのですか?

梶本先生)大阪大学の精神神経科に所属していた時、脳の加齢現象を調べており、同じ人の頭をスキャンしても行うたびに違う結果が出ることがありました。最初は単なる誤差だと思ったんですが、その日の“疲れ”が実は反映されていることが分かったんですね。その時まで疲れを示す生理的な検査方法が存在しておらず、そのことが「疲労」の研究者チームに入ることになったきっかけでした。

 

疲労回復効果が高い成分「イミダベプチド」とは?

上柳アナ)誤差ではなく、「疲れ」だったんですか。

梶本先生)研究が進むにつれ、何が本当に疲労に効果があるのかも、実際にデータで分かるようになりました。その中で最も疲労回復効果が高かったのが「イミダペプチド」という成分だったんです。これを実際の臨床データで取得したことは世界初となる画期的な研究成果でした。

 

 

渡り鳥の胸肉に含まれる「イミダベプチド」

梶本先生)「イミダペプチド」は渡り鳥の羽根の付け根の胸肉の部分に豊富に含まれています。渡り鳥は一年中地球規模で長距離を飛び続けます。休んだら海に落ちてしまいます(笑)。まさにそこから着想しました。「イミダペプチド」はカルノシンとアンセリンという二つのアミノ酸による結合物質で抗酸化力があり、渡り鳥の場合、常に抗酸化力を発生させることで羽根の筋肉の疲労・消耗を防いでくれ、細胞を傷つけないために飛び続けることができるのです。

 

「イミダペプチド」は鶏むね肉から摂取可能

上柳アナ)ちなみにこの「イミダペプチド」成分というものは、人間の体内にも存在するのでしょうか?

梶本先生)人間の場合、頭を非常に良く使うことにより、脳の消耗が激しいため、脳の中に「イミダペプチド」成分が豊富にあることが分かっています。脳の中にある「イミダペプチド」成分が、様々な疲労を抑えてくれるのです。通常、加齢とともに減少していきますが、食べ物で補うこともできます。鶏むね肉に多く含まれているため、スーパーなどで市販されている鶏むね肉であればおよそ100gで200mgの「イミダペプチド」を摂取することが可能で、それを毎日継続的に2週間以上摂取することが理想的な疲労対策です。

疲労の正体とは何か? 疲労の原因とは何か? 疲労の対策とは何か? どんな食べ物を食べればよいのか? など具体的な事例をもとにズバズバと歯切れよく回答してくれるドクターの話は朝から私たちに元気をくれる。今後も梶本ドクターのアドバイスから耳が離せません。

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