しゃベルシネマ

オマール・シー、“最強の相棒”は8歳の女の子『あしたは最高のはじまり』

【しゃベルシネマ by 八雲ふみね・第270回】

さぁ、開演のベルが鳴りました。
支配人の八雲ふみねです。
シネマアナリストの八雲ふみねが、観ると誰かにしゃベリたくなるような映画たちをご紹介する「しゃベルシネマ」。

今回は、9月9日公開の『あしたは最高のはじまり』を掘り起こします。


フランスを代表するスター、オマール・シーが贈るハートウォンミング・ストーリー


太陽の光が降り注ぐ、南フランスのコートダジュール。まるで毎日がバカンスのごとく、自由きままに独身生活を謳歌するサミュエルの元に、かつて関係を持った女性クリスティンがやって来る。しかも、サミュエルの実の娘だという赤ん坊のグロリアを連れて…。

「あなたの娘よ」と告げ、姿を消してしまったクリスティンを追って、ロンドン行きの飛行機に飛び乗ったサミュエルだったが、言葉も通じない異国の地で彼女を見つけることは出来なかった。途方に暮れるサミュエルを救ったのは、彼に一目惚れしたゲイのベルニー。TVプロデューサーのベルニーはサミュエルにスタントマンの仕事を斡旋、自宅に二人を住まわせることに。

それから8年の月日が経ち、家族として平穏な日々を送るサミュエル、グロリア、ベルニーの前に、再びクリスティンが現れる…。


一大ブームを巻き起こした『最強のふたり』で世界的なスターとなった、オマール・シー。『ジュラシック・ワールド』や『インフェルノ』などハリウッド大作への出演が続いていましたが、ついにフレンチ・ムービーに帰ってきました。

今回の“最強のバディ”は、8歳の女の子グロリア。突然父親になってしまったプレイボーイと彼のことが大好きなゲイの友人、“男手ふたつ”で育てられた少女と共に、笑いと感動を届けます。


オマール・シーが演じるサミュエルは、人生には恋とダンスと音楽があればオッケーな超お気楽男。

そんな彼の相棒となるグロリアを演じるのは、グロリア・コルストン。ヒップホップアーティストとしても活躍している彼女、これが映画初出演とは思えないほどの存在感で、実にチャーミング。

そしてサミュエルの子育てをサポートし、義理の叔父のようにグロリアを温かく見守るベルニーにアントワーヌ・ベルトラン。この三人のアンサンブルが実に心地良く、思わず笑みがこぼれますよ。


ストーリーのいたるところに伏線が張られていて、意外な展開に思わずドキドキ。単なるプレイボーイの子育て奮闘記に終わらないのが、本作の面白さ。

サミュエル&グロリアの型破りな日々に胸躍ること、間違いなしです。


あしたは最高のはじまり
2017年9月9日から角川シネマ有楽町、新宿ピカデリー、渋谷シネパレスほか全国ロードショー
監督:ユーゴ・ジェラン 
出演:オマール・シー、クレマンス・ポエジー、アントワーヌ・ベルトラン、グロリア・コルストン ほか
©2016 – MARS FILMS – VENDOME PRODUCTION – POISSON ROUGE PICTURES – TF1 FILMS PRODUCTION – KOROKORO
PHOTO : Julien PANIE
公式サイト http://ashita-saikou.jp/

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