1戦1戦やってきた結果が11連勝なので –ビックカメラ高崎・我妻悠香選手-

負けなしの11連勝。
今年のビックカメラ高崎は、圧倒的な成績を残して、リーグ戦の前半戦を終了しました。
今回は、そんなビックカメラ高崎をまとめるキャプテンをとりあげます。
その選手は

ビックカメラ高崎BEE QUEEN 背番号10 我妻悠香(あがつま はるか)

1994年生まれ 身長175cm 右投右打 キャッチャー キャプテン

今年の11連勝を話す為には、昨年のビックカメラ高崎の話をしなければいけないでしょう。
ルネサスからビックカメラにチームが変わった2015年。ビックカメラ高崎は、リーグ戦2位から、決勝トーナメントで勝ち上がり、総合優勝を果たしました。そして、連覇を狙った昨年、開幕直後に、エース・上野投手がケガで戦線離脱。結局、前半戦をエース抜きで戦う事になりましたが、そこで若手が奮起。最終的には、リーグ戦3位で決勝トーナメントに進出します。

しかし、決勝トーナメント初戦・リーグ戦4位の日立に、上野投手を攻略され、総合成績4位で2016年のシーズンは終了しました。上野投手への依存度を感じる2016年となりました。

■11連勝は・・・

– 昨シーズンを振り返ると?

「昨年は、勝てる試合を逃すことが多かったですし、誰かに頼るというチームの雰囲気があったと思います。上野投手がいないというのは、いい意味で、自分たちのレベルアップに繋がりましたし、チームも《誰かがいなくても、自分たちは勝たなくてはいけない、やれるんだ!》という部分では、凄い成長に繋がったと思います。ただ、なんか(試合の)リズムが掴み切れなかったというか、そういう運も無かった年だったのかなぁ~と思います。今年は、そういう部分をしっかり修正して、望めたのではないのかなと思います」

– 前半戦負けなしの11連勝。キャプテンとしては、どう感じていますか?

「まあ11連勝は、結果としては凄い良かったんですけど、個人だったり、チームとしての反省点も沢山出たので、そこはしっかり後半につなげていけたらいいなと思います」

– とは言っても11連勝、好調の原因はどこにあると思いますか?

「投打がしっかり噛み合った部分が良かったと思います。初回に点がとれた試合が多かったので、バッテリーとしては、打線に助けられた試合が多かったです。(2015年から)ビックカメラになって、若いチームに変わって、1人1人の役割じゃないですけど、少しづつみんなが、自分の役割を理解しつつ、試合に臨めているのかな?という形にはなっていると思います」

– 今年は僅差の試合をモノにしている印象がありますが、今年のチームは勝負強いと感じますか?

「んー。運があったかなー、という印象の方が強いですね。開幕戦の日立戦や、特に第1節の戸田中央総合病院戦は、エラーが出たり、打てなかったり、結構、相手のペースだったのですが、それを抑えつつ、最後には点数がとれた部分があって・・・まあ、試合の流れも運があったのかな?という感じです」

– 今シーズン、チームとして目指しているものは?

「昨年の外国人、主力外国人が抜けたり、本当に1人1人のパワーアップを目指して、オフシーズンにみんな力を入れてやってきたと思うので、誰かに頼るというより、自分が出来る事を、試合の中でやっていく、という風に目標を立てました。」

– 我妻選手、個人としての目標は?

「バッテリーとして、しっかりゲームを作っていくとか、最少失点で行くとか、先制点をなるべく与えないという事を、意識して考えるようにやってきました。」

– ここまでの出来はどうですか?

「やっぱり、最終回に追いつかれてしまったり、防げるミスっていうのも、いくつかあったと思うので、そういう部分は、他の人に助けられましたし、ピッチャーに助けられた部分もあったので、まだまだもっと勉強をしていかないといけないと思っています」

■日本代表の我妻選手としては

– 中断時は、日本代表として、ジャパンカップなど、例年を上回る試合をしてきました。周りからは、東京オリンピックが近いというものを感じますか?

「自分自身は、まだまだオリンピックというイメージは、映像だったり、話の中でしかないので、3年後に向けてというイメージよりも、もっと近い所のイメージで、リーグ戦とか、近くの目標をしっかり立てて、それを一つ一つ経験していくといった感じです。オリンピックのイメージは、まだ遠い感じはします。」

– 日本のライバルというと?

「やっぱり一番はアメリカで、最終的な自分達が倒さなければいけない相手だと思っています。ソフトボールがオリンピックに復活して、強化をしている国もあります。いいものを持っている選手は多いな、と感じたので、3年後、どうなっているか、怖いな、というイメージはあります。今年対戦して、プエルトリコとか、ベネズエラとか、凄くいいバッターが多かったですね」

■ソフトボールをはじめたきっかけは

– ソフトボールをはじめたきっかけは?

「お姉ちゃんが小学生の時、ソフトボールを始めて、そのチームの人数が少なくなってしまって、メンバー全員に誘われたので渋々入ったという感じです」

– 渋々だったんですか。

「楽しそうだから。ではなかったです(苦笑)。でも、覚えていく事が楽しくて、すぐに県の代表に行ったりだとか、行ったチームにキャッチャーがいなくて、すぐにキャッチャーが出来て試合に出れたりとか、それで面白くなったかな、と思います」

– ポジションは?

「ポジションはずっとキャッチャーです。他の所をやりたいと思う前に、キャッチャーをやっていました(笑)」

– ちょっと話が逸れますけど、ビックカメラ高崎の選手は、関東近郊のビックカメラのイベントで、店頭に立って、ソフトボールファン以外のお客様と触れ合いますけど、触れ合ってみてどうですか?

「私達の事を知らないと思うので、まずはビックカメラにソフトボールのチームがあるという事を知って頂いて、そこから興味を持って頂ければと思っています。お客様と話しますよ、『ガンバって』と声をかけられたり、チームの説明をしたり。」

 

■後半戦が始まりますが、11連勝からくるプレッシャーは

– 後半戦が始まりますが、《負けていない》プレッシャーは感じますか?

「自分自身はあまりプレッシャーはないですけど、どこのチームにも負けたくないという気持ちで、1戦1戦やってきた結果が11連勝だったので、後半戦になっても、どれだけ継続できるかだと思います」

– 11連勝をしていても修正ポイントはあったと思いますが。

「苦手意識を持っているピッチャーに対して、どう得点を取るかという事と、どのピッチャーで行っても、しっかり相手を抑えていくという部分。もっと、守備の強化は必要ですし、細かい部分の修正は、していきたいと思います」

– 今年のビックカメラ高崎BEE QUEENはどんなチーム?

「やっぱりうちは、ピッチャーが強いチームなので、守備、どう抑えていくか、相手チームをどうやって打ち取っていくか、チームが1つになっているベンチワークだとか、そういう所がうちのチームは面白いと思うので、そこをぜひ見て頂ければと思います」

– このインタビューを聞いて、興味を持った人へメッセージを!

「ビックカメラ高崎だけでなく、日本リーグ全てのチームが本当に勝ちにこだわって、全力でプレーをしていると思うので、本当にレベルの高いソフトボールを、ぜひグラウンドに来て、直接見て頂けたらいいかなと思います」

ビックカメラ高崎BEE QUEEN http://www.biccamera.co.jp/sport_activity/index.html

日本女子ソフトボールリーグ機構 http://jsl-women.com/

チケット購入方法 http://jsl-women.com/static_pages/view/ticket/

(よこいみちひと)

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