中国共産党大会~習近平氏の本当の狙いは何か?

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9/1(金)FM93AM1242ニッポン放送『高嶋ひでたけのあさラジ!』今日の聴きどころ!②

中国共産党大会 10月18日に決定
7:02~ひでたけのニュースガツンと言わせて!:コメンテーター宮家邦彦(元外交官・キヤノングローバル戦略研究所研究主幹)

いまの中国には権力闘争ではなく、改革が必要

中国共産党大会の開催日程が、10月18日に決定しました。習近平国家主席は68歳定年の慣例を破り、3期目に突入するのではないか、など、いろいろと推測が飛び交っています。はたして習近平体制はこのまま続くのでしょうか。

高嶋)今日のニュースで、秋の中国共産党大会の日程が出ました。10月18日に開幕するそうです。
どうも習近平さんは、68歳定年の慣例を破って3期目まで行くのではないかと言われています。5年に1回の党大会が今度開かれるのですが、これで終わりではなく、その次もということで続けて毛沢東時代のような「党主席」のような権力が復活するのかもしれない、と言われていますが、宮家さんはどう思いますか?

宮家)権力闘争の側面を見て、「もっと長くやりたいのでは?」などと権力欲のことを言います。それはもちろんそうですが、私は、いまの中国は常務委員7人での集団指導制です。経済が右肩上がりであればいいけれど、経済がこれから下降していくときに、7人いるということは、つまり7つの利権があるということです。そして、その下に国有企業とか、皆ぶら下がっているわけです。それで、いまの中国に必要なのは国有企業。日本も国鉄とか、郵政とか、やっていたでしょう? あれと同じように、国有企業を改革しなければいけない。
ところが、皆が我を張って、守ろうとしたら、バラバラになってしまった。
やはりここは権力を集中して、習近平さんが本当に改革をしなければいけない、という意識が強いと思います。そういう観点から、生き残ろうと思って、共産党の党首を生き残ろうと一生懸命やっているので、これをただ単に「権力闘争」として見るのは、違うと思います。


捕まえる基準は、権力があるか否か

高嶋)先ほど「7人が全部連なっている」と言いましたよね。国益とか、利権とか……

宮家)所掌の事務があります、担当が。そこに当然関係企業の権限があるわけです。

高嶋)ということは、誰を捕まえても何かをやっていたわけでしょう?となると、捕まえるかどうかの基準は?

宮家)基準は、権力を持っているか、いないかですね。

高嶋)これは習近平さんの意のまま、ですか。

宮家)そうですね。そうでないと、おかしい。

高嶋)当人、ヤバくないですか?

宮家)当人もヤバいかもしれません。わかりません。だけど、いろいろ書かれているけれど、当人はやらないことになっている。

高嶋)今日のニュースで、「中国軍首脳2人を拘束」とか。胡錦濤派に規律違反の疑いがあったとか。

宮家)中央軍事委員会(中軍委)は軍人が11人しかいなくて、その中の2人を拘束するというのは、凄いことなのですよ。やはり、生き残りをかけているのですかね。

高嶋)国民は快哉を叫んでいるのでしょうか?

宮家)そうだと思いますよ。権力を笠に、賄賂や汚職をいっぱいやっていることは国民も分かっているわけですから。なので、喝采なのでしょう。ただ、それで本当に良くなるのかというと、それは話が別です。

高嶋)中国の人は、文革のときもそうでしたが、後から考えると「何であそこまでやってしまったのだろう」と思うくらい、もの凄く気分がハイになって、集中的にやるときがありますよね。

宮家)あれは一種の集団心理だと思いますけどね。一方で、中国には「上に政策あれば下に対策あり」と言って、しぶとく生き残る人もいるのですよ。

高嶋)10月18日は、どんな党大会になるのでしょうか。

高嶋ひでたけのあさラジ!
FM93AM1242ニッポン放送 月~金 6:00~8:00

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