今でも紙パック派?サイクロン式派?紙パック式掃除機のメリット【鈴木杏樹のいってらっしゃい】

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ご家庭でお使いのは“紙パック派”“サイクロン式派”、どちらですか?『掃除機』について調べました。 

■続・掃除機のあゆみ

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1980年代になると、掃除機は新しい時代を迎えます。それまでの掃除機には、布で出来た袋状のフィルターが使われていました。そのためお手入れが大変で、フィルターに付いたホコリやゴミを取り除くのがひと苦労でした。こうした問題を解決すべく登場したのが、『使い捨ての紙パック』を使った掃除機です。これならゴミが溜まった時は、紙パックを取り出してそのまま捨てることが出来ますし、ゴミに直接触れることもありませんし、手間が掛からずに済みます。

まさに良いことだらけの『紙パック式掃除機』ですが、気になる点もあります。例えば『紙パックを買い置きしておかなければならない』『紙パックがゴミで一杯になると、吸引力が弱くなる』『紙パック内に溜まっているゴミから匂いがする』・・などです。この中で匂いの問題ですが、最近では抗菌や消臭機能を備えた紙パックが発売されています。通常の紙パックと比べると、お値段はお高くはなりますが、使ってみる価値は十分にあるそうです。

そして、掃除機の新しい時代のもう1つの主役、それは『サイクロン掃除機』です。1978年、ジェームズ・ダイソンさんが掃除機の紙パックがゴミで目詰まりして、吸引力が低下することに気づきました。そこでゴミを吸い込んでも、吸引力が落ちない掃除機は出来ないものか?と考えました。その後、ダイソンさんは木材加工工場に置かれたある装置を見つけました。それは木屑と空気を分離する『サイクロン装置』でした。ダイソンさんはこれを応用して、ゴミを吸い込んだ後、遠心力でゴミと空気を分離させる『サイクロン掃除機』を、1983年に発明しました。

そして10年後、ダイソンさんは会社を立ち上げますが、これが『サイクロン掃除機』で知られる『ダイソン社』です。

(2016/6/1放送分より)

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