加計学園問題~山本大臣が獣医師会側に接触したことを否定【高嶋ひでたけのあさラジ!】

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7/21(金)FM93AM1242ニッポン放送『高嶋ひでたけのあさラジ!』今日の聴きどころ!④

山本大臣「“四国に決まった”という発言は全くしていない」
7:10~やじうまニュースネットワーク:コメンテーター宮家邦彦(外交評論家・キヤノングローバル戦略研究所研究主幹)

山本幸三

官邸に入る山本幸三地方創生担当相=20日午後、首相官邸 写真提供:産経新聞社

山本幸三地方創生担当大臣が加計学園に決まる2ヶ月前に獣医師会側と接触か

学校法人加計学園の獣医学部新設が決まる前に、山本地方創生担当大臣が日本獣医師会側に「四国で新設することになった」と伝えたとする関係者の説明内容を山本大臣が否定しました。

山本幸三地方創生担当大臣は昨日、国家戦略特区を活用した獣医学部の新設をめぐり、加計学園に決まる2ヶ月前に日本獣医師会側と接触しまして、これは去年の11月なのですが、その面会したときのやり取りについて「“四国に決まった”という発言は全くしていない」と述べています。獣医師会関係者が明らかにした内容と完全に食い違ってきています。
山本大臣は記者団に「具体的に加計学園の名前を挙げたことは一切無い」と強調した上で「獣医師会側の思い込みと私の発言を混同したもので正確ではない」とこのように指摘しているのですね。


パソコンが当たり前の時代 “ただのメモ”と公文書の境界が曖昧

高嶋)山本幸三大臣は、今年の最大の特徴ですよね。いわゆる官僚の人がメモを取ったとか自分のパソコンにそれを保存していたとか、それで出て来たものが正式な行政文書とか。「単なるメモ」とか「怪文書」とか言われた物もあったのですから、これだけパソコンが当たり前になっている時代に、その中に入っていたらもう分けられないでしょう。

宮家)そうですね。文書を隠したり破棄したりというような時代ではないですよ、全然残っているのだから。それは出すことが前提なのだろうけど、一体誰が作ったのか、どういう過程で作ったのかというのを知る必要があるのですよ。

高嶋)だから山本幸三大臣の言い分と獣医師会側が残していた文書とは全くズレがあるわけですから。

宮家)それは私に言わせればどれだって当然なのです。だって長いプロセスで獣医の養成学校を増やそうということでしょう。これは反対派と賛成派の戦いですから、長いプロセスの中である時期にこういうことがあっても全然おかしくはないと私は思います。


来週月曜日と火曜日の予算委員会で加計学園は解決するのか?

高嶋)例えばこんなことを一点取り上げても、月曜と火曜の予算委員会で解決しますか?

宮家)まあ言い合いになるでしょうね。結論は出ないと思いますよ。だって加計問題の結論はある意味、皆で議論をして講評して結果を出したことでしょう。そのプロセスと合わせてやらないと。

高嶋)森田さん、前川さんなんかは招致で合意だということなのですけど、官僚の人はどんな人が来ますか?

森田)和泉総理補佐官と藤原前内閣府審議官、それから前川前次官の3人が来ます。加戸前愛媛県知事は今与党側が要請をしているところで、まだ決まっていません。

高嶋)和泉さんは宮家さんのお友達ですよね。

宮家)同級生ですね。

高嶋)同級生というのは辛いですね(笑)。

宮家)辛い(笑)。でも私の知る彼はそんなにいい加減な人ではないですから。

高嶋)とても優秀な人だというではないですか。

宮家)だから堂々と何が起きたかを言えば良いのですよ。

高嶋)はっきり、正直に言って欲しいですよね。

宮家)ただ皆が正直に言ったからといって一致するとは限らないですからね、そこは問題なのですよね。

高嶋)何だか、“腹に一物組”と“正直組”とね(笑)。

宮家)そんな簡単なことではないと思うなあ。

高嶋ひでたけのあさラジ!
FM93AM1242ニッポン放送 月~金 6:00~8:00

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