自治体も後押しする「孫育て」 【ひでたけのやじうま好奇心】

おじいちゃんやおばあちゃんが、息子や娘の子育てに参加する「孫育て」
共働きの夫婦が増えたこともあって、増加傾向にありますし、わたしの周りにも、いわゆる「イクジイ」が結構います。
祖父母世代も会社を退職して時間とお金に余裕がある…ということでしょう。

ただ、あまり積極的になり過ぎると、子育ての方針などをめぐって意見がすれ違い、ありがた迷惑になるケースもあるので、その点は注意が必要です。
特に注意したいのは「子育ての常識に対するジェネレーションギャップ」

これは有名ですけど、例えば、「むし歯の予防」
昔は「大人が噛み砕いた食べ物を離乳食として子どもに与える」なんてことは日常茶飯事でしたが、今は「虫歯菌は、大人の口からうつる」ことがわかり、それを避けるようになっています。

また、昔は「だっこ」をすると「抱きぐせ」がつくと言われましたが、今は「子供が安心感や満足感を味わい、自己肯定感を育む」とされます。
それを知らずに「今どきの子育ては…」「私が子育てしていた時代はね…」なんてことをポロッと言ってしまうと、トラブルのもとになる、というわけですね。

最近は このような背景もあり、「孫育て」をテーマにした冊子を配布したり、「孫育て講座」を実施する自治体がどんどん増えています。

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講座では、おむつのつけ方やだっこの仕方など、実践的なことも学びますが、子育てをするのは親であり、祖父母はそれを見守り、サポートする、それくらいの気持ちが大切だとアドバイスするんですね。
簡単にいえば「ありがた迷惑にならないようにする」ということです。

また自治体では、別の方面から「孫育て」をしている祖父母を支援する取組も進んでいて、日常的に孫育てをする祖父母を対象に、一時預かり施設の利用券を発行したり、孫育て休暇を制度化した企業で、従業員が休暇をとった場合、5万円を支給するという制度を実施している自治体もあります。

こうして自治体が孫育てを後押しする背景には、少子化問題の解消やシニア世代に地域の力になってほしいという思いもあります。
孫育てをするシニア世代が増えてくれば、地域全体で子育てを応援する機運が高まり、地域の交流も深まるのではないか…ということですね。

さて、そんな「孫育て」、ビジネスの世界でも注目されています。
何と言っても、孫のために祖父母が使うお金は年間約4兆円ですからね。
企業としては、そこを狙わないわけにはいきません。

特にここ数年で飛躍的に増えたのが「孫旅」。

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おじいちゃん、おばあちゃん、そしてお孫さんで出掛けるツアーです。
祖父母と孫の組み合わせで宿泊すると何かとお得になるんですね。

最近はアクティブなシニアも多いので、元気なお孫との旅を存分に満喫して帰る方がほとんどだそうです。
まぁ、お孫さんとしては、両親との旅も楽しいでしょうけど、わがままが通りやすい おじいちゃんたちの方がいいかもしれませんね(笑)

これからは「孫育て」が当たり前の時代。
自治体の後押しもビジネスも、どんどん増えてくるでしょうね。

5月26日(木) 高嶋ひでたけのあさラジ!三菱電機プレゼンツ・ひでたけのやじうま好奇心」より