光る靴にフォーム矯正メガネ?進化するランニンググッズにビジネスチャンス【ひでたけのやじうま好奇心】

日本人のおよそ10人に一人がしているスポーツといえば・・・
何だかご存知でしょうか?!

それは、「ランニング」です。いまやランニング人口は1,000万人。
野球やサッカーなどより多いということになります。

そのうち、週に2回以上ランニングを実施している人はどのくらいか?
およそ4割の400万人。残りの6割を、どう頻度を上げてランニングに取り組ませるかに、“ランニングビジネス成功のカギ”があると見られます。

そんな人たちを狙ったのか、今年日本で登場したのが・・・新しい発想の「ランニング用のライト」です。

ランニングする人たちは、夜、仕事が終わってからという人も非常に多くなっています。暗い所を走るのはヒヤッとすることがあります。そんな時、やはり気を使うのが「安全対策」です。

ナイトランナー270,株式会社ケンコー社

ナイトランナー270(株式会社ケンコー社HPより)

夜のランナーに使ってもらいたいと今年の冬から登場したのが、「ナイトランナー270」というライトです。

横に7~8センチくらいの長さがあって、クリップがついていて、これを両足に一つずつ、装着する。ライトをオンにすると、LEDライトがピカーと、商品名の通り足元を270°照らす、という仕組みです。光の加減は3種類「強」「弱」「点滅」。

「ナイトランナー270」が開発されたのはアメリカ。
ランニング好きの夫婦が、夜間、地面の凹凸に気付かず、足をひねってしまった経験から、靴にライトをテープでくくり付けて製品開発をスタートさせました。

その後、270°という広範囲を照らす優れたデザインにたどり着いて、最終的にはクラウドファンディングで、世界28か国の人たちから資金を集めることに成功して商品化したのです。
つまり、いちランニング愛好者の発想力が、熱意で人を動かしたというもの。

この商品を、アメリカ・ソルトレイクシティーで行われているアウトドア展示会に出品したところ・・・日本のアウトドア用品輸入代理店のケンコー社が目を付け、日本での販売の独占契約。

こうして日本に入ってきた「ナイトランナー270」、7,400円しますが、光の強さは強力で、充電式でずっと使える優れものという点から、ランナーを対象にしていたのですが・・・
ニーズはそれだけではない、というオマケまでついてきてました。

“中高年のウォーキング愛好者”
“塾帰りの子供たち”
“夜自転車に乗る人たち”
“キャンプでの夜の作業”

・・・などにもウケているんだそうです。

同じような仕組みのライトとして「ヘッドライト」があるのですが、ヘッドライトは意外に頭から取り外しをすることが多くて、なくしたりしがち。
その点、靴はずっと履きっぱなしなので、靴に装着するこのタイプの方が、特に子供などはなくすことが少なくなった、というランナー以外の評価も上々です。
新たなランニンググッズは、メガネの世界にまで及んでいます。
誰かに習ったりする必要がなく、いつでも始められることから、人気に火が付いたランニング。

ところが、多くのランナーたちは悩みを抱えることになります。
「思ったように速く走れない」「このフォームで果たしていいものかどうか」・・・。

そこに目を付けて画期的なメガネを発売した会社があります。
累計販売本数700万本を突破したパソコン用メガネで近年メガネ業界をけん引してきた『JINS』(ジンズ)です。

新たなメガネのニーズを、と開拓したのがランナー用のメガネ、『JINS MEME(ジンズ ミーム)』です。MEME(エムイーエムイー)と書いて、ミームと読みます。

JINS MEME

JINS MEME PRODUCTS (JINS HPより)

JINS MEME

JINS MEME PRODUCTS (JINS HPより)

ミームがここにありますが・・・
つるの先端部分が他のメガネより少し幅広なのですが、ここにセンサーが組み込まれています。このセンサーによってランニングフォームをチェックしてくれる、というのです。

その仕組みとは・・・
センサーによって、“頭のてっぺん”から走っている人を見た時にどうなっているのかが、わかります。

「重心の位置がどう変化しているのか?」
「体のブレが、前後・左右でどうなっているのか?」
「地面を蹴る強さが右寄りか」「左寄りか」

・・・といったことを、リアルタイムで教えてくれるのです。

JINS MEME,東島アナウンサー

JINS MEMEをつける東島アナウンサー

教えるって、どうやって?

メガネとスマートフォンが連携していて、データがアプリに飛ばされ、スマホの画面上に表示されます。
またアプリの音声をオンにしていくと「顎があがっています」「前かがみになっています」とか、250メートルという気が抜けた瞬間に注意してくれるのです。
反対にいいフォームだったら「素晴らしいフォームです」とほめてくれます。

走っている間のフォームの崩れを知ることが出来るのはもちろんのこと、走り終わった後に、今日の走りがどうだったか見返すときにも、データが役に立ちます。

そして走りを終了したとき、データを基に、アプリがこうささやくのです。

「姿勢が右に傾いていました。安定したランニングのために、姿勢維持に必要な体幹を鍛えましょう」。

どんなフォームだからどんな体幹トレーニングが向いているかについては、慶應義塾大學のスポーツ医学研究センターの教授が学生やランナーのデータからアルゴリズムで精査したもので、裏付けはバッチリ。
メガネとアプリのセットでトレーニングまで見てくれる、という面倒見の良さ。

JINS MEME RUN (JINS HPより)

では実際にこのメガネでどのくらいの効果が期待できるのか?気になりますよね。
これには、JINS社内で体を張った実験が行われ・・・
ランニング経験が全くなく、1キロでもヒーヒー言っていた社員が、何人も今年の京都マラソンを4時間15分という素晴らしいタイムで完走するまでになったそうです。

このランニングメガネは19,000円とそこそこするのですが・・・
自然なランニングフォームが身に付くことによって、

「けがをしなくなった」
「楽に走れるようになった」
「マラソンも完走できるようになった」

・・・とランナーからの評判は上々です。

アプリと連動して、初めて「ヒトの走っている姿を頭の上から見た図をリアルタイムで可視化した」このシステム、というか一種の”発明“は、世界中が注目。
ラスベガスで行われている大きな家電見本市で、数ある商品の中から「ウェアラブルの大賞」を獲得したことからも明らかです。
メガネにコーチしてもらう、というランナーは、この先もっと増えるかもしれせん。

この他にも、
「フォームをコーチしてくれるソックス」
「体にピッタリフィットして鍵やスマホを収納するベルト」
「音楽と音声で走りを楽しくしてくれるヘッドフォン」

・・・など、ランニングを便利にするグッズは様々出ています。

一人でもすぐに始められるという手軽さがある一方で、持続するにはやはりグッズの手助けが必要になる。

開発者たちもソコを狙ってヒットを目指しているということで、ランニングユニークグッズは、他のスポーツと比べて、非常にさまざまなジャンルに及んでいるのが特徴となっているのです。

JINS MEME,東島アナウンサー

JINS MEMEをつける東島アナウンサー

7月4日(火) 高嶋ひでたけのあさラジ!三菱電機プレゼンツ・ひでたけのやじうま好奇心」より

高嶋ひでたけのあさラジ!
FM93AM1242ニッポン放送 月~金 6:00~8:00

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