練習に専念でき、応援していただける幸福な環境-小山恭輔選手(パラ水泳日本代表)インタビュー

ニッポンチャレンジドアスリート・小山恭輔選手(パラ水泳日本代表)インタビュー(4)】

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小山恭輔(おやまきょうすけ)
1987年12月26日東京・東久留米市生まれ。中2のときに脳­梗塞となり、右半身に機能障がいが残る。リハビリで水泳を始め、高校から本格­的に競技生活をスタート。たちまち頭角を現し、パラリンピック出場を果たす。50­mバタフライで北京では銀、ロンドンでは銅メダルを獲得。今年のリオ大会で金メダル獲得を目指す。

-より、競技に専念できる環境を整えるため、小山は2015年10月から現在所属する日鉄住金P&E社に就職した。入社を決めた理由は?

小山 どうしてもリオに向けてとなると経費がかさんでくる、いろいろなところに海外転戦しなくてはいけないということがあります。
ある日、「つなひろワールド」という障がい者スポーツ選手と障がい者アスリートに理解を持つ企業をつなげる会社があるのですが、そこの方にぜひいいところがあったら紹介してくださいとお願いしました。
何社か声をかけていただいてその中にあった会社が日鉄住金P& E社だったんです。
当時の採用担当の方が小山くんだったらうちの会社で応援する体制は絶対できるからぜひ来てくれという猛プッシュもあって、入社を決めました。

-現在、小山は総務部に所属、練習優先で競技に専念できる環境を保証してもらっているそして職場の同僚たちも大会になると大挙して応援に来てくれる。

小山 会社の方がありがたいくらい応援してくれています。
自分がスタートする前まで「恭輔!小山!」と言ってくださって、3月6日にあった大会でも強く応援してくださいました。
来てよかったなという思いを強く持ちました。

-職場で頑張ってと声をかけられることも多い。

小山 「お前、ちゃんと練習しているのか!」と言ってくださったりします。

-学生時代の友達も小山に声援を送ってくれる。

小山 東京でジャパンパラ大会があったんですけどその時は大学の友達とか高校の友達もみんなが応援に来てくださって試合前にメールもくれたり、直接声かけてくれたり、とても助けになっています。
応援されると本当に力になりますね。

-小山には競技生活を支えてくれる大好きな曲がある。
小山 Mr.Children「GIFT」。

北京オリンピック/パラリンピックの時の(NHKの)テーマソングとなっていてオリンピックのほうが先じゃないですか、なので北島選手だとかいろいろなメダル取られた方もそうですし、いろいろな涙もあり、笑顔もあり、ああ、ここで自分も泳げて、開会式に入場できたりできるんだなっていう思いが強く感じられた曲です。
心がくじけそうになった時はこの気持ちを思い出させてくれる曲です。

 -競技を離れた時はどんなことして気分転換をはかっているのか
小山 気分転換はドライブをすること。東京の東久留米市というところに住んでいて、山のほうにドライブに行っていい空気を吸ってリフレッシュするということが気分転換の方法です。

-家族も小山の競技生活を支えてくれている。
小山 父と母と弟が家族でいるのですが、母親は栄養面を気遣ってくれています。
バランスの整った食事を提供してくれています。叱ってくれるのも母親です。
父親はこの記録じゃだめじゃないか、もっといい記録出さなきゃダメじゃないかとおしりを叩いてくれます。
弟は自分のくだらない話を受け流すようにちゃんと聞いてくれます。

-2020年度、東京パラリンピックでも小山は大きな期待を寄せられている。少し気が早いが、抱負を聞いてみた

小山 自分と同じような半身麻痺とか半身障がいを持っている人が、障がい者でも水泳でこれだけ活躍できるんだ、頑張っていけるんだという思いを少しでも持ってもらえることが夢です。
中国の一番速い選手をいかにして捕まえられるか。
そしてそこで金メダルを獲りたい。
一番いいところで自分の国歌を聞きたいというのが目標です。

(2016年5月16日~5月20日放送分より)

ニッポンチャレンジドアスリート
ニッポン放送 毎週月曜~金曜 13:42~放送中
(月曜~木曜は「土屋礼央 レオなるど」内、金曜は「金曜ブラボー。」内)
番組ホームページでは、今回のインタビューの模様を音声でお聴き頂けます。