しゃベルシネマ

謎の知的生命体が人類に送る『メッセージ』【しゃベルシネマ by 八雲ふみね・第204回】

さぁ、開演のベルが鳴りました。
支配人の八雲ふみねです。
シネマアナリストの八雲ふみねが、観ると誰かにしゃベリたくなるような映画たちをご紹介する「しゃベルシネマ」。

今回は、5月19日から公開となる『メッセージ』を掘り起こします。

ハリウッドがもっと期待する監督、ドゥニ・ヴィルヌーヴ監督が放つ、圧倒的クオリティのSF超大作

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昨年の東京国際映画祭で日本初上映されて以来、「傑作!」「クオリティ高すぎ!!」と映画ファンを騒然とさせた映画『メッセージ』。
私も映画祭に先駆けて拝見したときに「2017年公開作品の中で、早くもマイベストに出会ってしまった!」と、衝撃を受けました。
オスカー主要8部門にノミネート、異色のSF超大作『メッセージ』がいよいよ劇場公開となります。

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湖畔の家に独りで住み、今はいない娘ハンナとの何気ない日常を思い出しながら暮らす、言語学者のルイーズ。

彼女の元に、国家からある依頼が舞い込んでくる。
それは地球の各地に突如降り立った巨大な球体型宇宙船から発せられる、音や波動から彼らの言語を解明することだった。

世界中が不安と混乱に包まれる中、謎の知的生命体との意志疎通を図る役目を担うルイーズ。
彼らが使う文字を懸命に読み解いていくと、彼女は時間をさかのぼるような不思議な感覚に陥るように。

やがて言語をめぐるさまざまな謎が解け、彼らが地球を訪れた思いもよらぬ理由と、人類に向けられた“メッセージ”が判明する…。

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原作は、アメリカの作家テッド・チャンによる短編小説「あなたの人生の物語」 。
優れたSF作品に贈られる権威あるネビュラ賞を獲得したほか、SFマガジン(早川書房刊)が発表した「オールタイム・ベストSF」の海外短編部門の第1位に輝くなど、SF好きの間では言わずと知れた名作です。

SF、サスペンス、そして人間の内面に深く迫る幾層にも重なり合うストーリーを見事に映画化したのは、ドゥニ・ヴィルヌーヴ。
SF映画の金字塔『ブレードランナー』の続編『ブレードランナー2049』の監督に大抜擢され、いまやハリウッドと世界中の映画ファンから期待を寄せられるカナダの鬼才監督で、SFの枠を超えた濃密な人間ドラマとして本作を完成させました。

ヒロインの言語学者ルイーズにエイミー・アダムス、ルイーズとともに任務にあたる物理学者イアンにジェレミー・レナー、作戦の指揮官であるウェバー大佐にフォレスト・ウィテカーと、キャスト陣も実力派が顔を揃えています。

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『メッセージ』という映画は、観る側を“試す”映画なのかもしれません。
それは「この映画が“好き”か“嫌い”か」という好みの問題ももちろんありますが、それ以上に、観る者の人生観や経験値が“試される”感があることは否めません。

この映画には大きな“仕掛け”があり、それこそが宇宙からやってきた知的生命体が私たち人類に伝えようとしている“メッセージ”なのですが、それに気付いた瞬間、全身に電流が駆け抜けるような衝撃を受けることでしょう。

これこそSF映画の歴史に名を残す傑作であり、人間の本質に迫るヒューマンドラマの傑作です。

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メッセージ
2017年5月19日からTOHOシネマズ新宿ほか全国ロードショー
監督:ドゥニ・ヴィルヌーヴ
出演:エイミー・アダムス、ジェレミー・レナー、フォレスト・ウィテカー、マイケル・スタールバーグ、マーク・オブライエン ほか
公式サイト http://www.message-movie.jp/

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