しゃベルシネマ

23の多重人格に拉致られた女子高生3人の恐怖【しゃベルシネマ by 八雲ふみね・第203回】

さぁ、開演のベルが鳴りました。
支配人の八雲ふみねです。
シネマアナリストの八雲ふみねが、観ると誰かにしゃベリたくなるような映画たちをご紹介する「しゃベルシネマ」。

今回は、5月12日から公開の『スプリット』を掘り起こします。

シャマラン節全開のサイコスリラー

01(w680)

クラスメートのバースデー・パーティーに出かけた帰り道、車で家まで送ってもらうことになったケイシー、クレア、マルシアの女子高生3人組。
だが突如見知らぬ男が車に乗り込み、3人は眠らされ、拉致されてしまう。

目覚めた場所は、殺風景な密室。
3人が必死で脱出方法を思案していると、ドアの向こうからさっきの男と女性の声が聞こえてきた。
「助けて!」と、少女たちは声をあげるが、姿を現したのは、女性の洋服を着て女性のような口調で話す男だった。

実は彼には、23もの人格があり、ひとりの体の中で人格が激しく入れ替わっていくDID(解離性同一性障害)だった。
そんな男に、もうひとり“24人目”の人格が現れ…。

M・ナイト・シャマラン監督と言えば『シックス・センス』などに代表されるように、衝撃的なストーリー展開と驚愕のどんでん返しがウリの鬼才監督。
以前から複数の人格を持つキャラクターが登場する新作を構想してはいたものの、ハリウッドシステムの元ではなかなか実現しなかったとか。

本作はシャマラン自身が監督・製作・脚本をこなしたサスペンス・スリラー。
シャマラン節全開の痛快な作品が完成しました。

02(w680)

23もの人格を持つ謎の男を演じるのは、『X-MEN』などのエンターテインメント作から『つぐない』のような文芸作品までこなす演技派、ジェームズ・マカヴォイ。
次々と人格が入れ替わり変貌する様は、とにかくヤバい!そして、気色悪いっ!!
表情はもちろん、声のトーン、使う言葉、立ち振る舞い、仕草までまるで別人なのです。
坊主頭に眼鏡姿が凛々しい男性かと思いきや、時に女装、時にスポーツウェア姿で9歳の子どもに、クルクルと目まぐるしく変化するマカヴォイ。
スクリーンの中では女子高生たちが混乱し、客席では観客も大混乱〜!!

『羊たちの沈黙』のハンニバル・レクターや『ダークナイト』のジョーカーを彷彿させるようなクレイジーぶり、一見の価値ありです。

03(w680)

観客があれこれ予想しても、その予測どおりにいかないのがシャマラン映画。
本作も例外ではなく、驚きのラストが…。
シャマラン映画のファンなら、おぉっ!と声をあげたくなる衝撃が待ってますよ。

04(w680)
スプリット
2017年5月12日から全国ロードショー
監督・脚本:M・ナイト・シャマラン
出演:ジェームズ・マカヴォイ、アーニャ・テイラー-ジョイ、キム・ディレクター、ブラッド・ウィリアム・ヘンケ、ベティ・バックリー、セバスチャン・アーセラス、ジョリーナ・メルカド、ピーター・パトリキオス ほか
©2017 UNIVERSAL STUDIOS. All Rights Reserved.
公式サイト http://split-movie.jp/

八雲ふみね,しゃベルシネマ

Copyright Nippon Broadcasting System, Inc. All Rights Reserved.