温度計の中の赤い液体。正体は何? 【鈴木杏樹のいってらっしゃい】

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ひとくちに“温度計”といっても、棒の形をした『棒状温度計』や私達が体温を測る時に使う『体温計』など、たくさんの種類があります。
その中で、一般的なのが『液体温度計』です。
『液体温度計』には、水銀や赤い液体が使われていますが、あの“赤い液体”は“灯油に赤い色素を混ぜたもの”だそうです。

温度計を作る時、それがちゃんと正しく測れているのか?
それを調べるための“基準となる温度計”が必要となります。
その温度計のことを『基準温度計』といいます。
『基準温度計』は“国が定めた温度計”で、デジタル表示の温度計もこの『基準温度計』の数値を元に調整されています。
下はマイナス50℃から、上は360℃まで測ることが出来るそうです。
『基準温度計』は“温度の基準を作る精密な温度計”ですので、大変な技術が必要で、1本1本手作りだそうで、その分、とても高価だそうです。

温度計の誕生は、16世紀の終わりから17世紀の初め頃、物理学者で天文学者のガリレオ・ガリレイが世界で初めて発明したといわれています。
ガリレオは手を握った時、『冷たい』とか『暖かい』といったように漠然としか、判断できなかった体温を数字で表そうとしました。
そして研究を重ねるうちに、空気が温度によって膨張したり、逆に縮んだりすることを発見しました。
こうして出来たのが『空気温度計』です。
その時、基準とする温度を何にしたらイイのか?
いろいろな案が出される中、最終的に天文学者のセルシウスが考えた『摂氏(せっし)温度』が採用となりました。
『摂氏温度』とは、水が沸騰する温度を100℃、水が凍る温度を0℃としたものです。

その後、日本に温度計が伝わったのは18世紀、江戸時代の中頃です。
そしてオランダから伝わった温度計を参考にして、独自の温度計を作ったのが、平賀源内さんです。

(5/9放送分より)

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